2019年8月23日 更新

幼児向けワークは必要?どう選ぶ?3歳までの知育教材の探し方

子どもが2、3歳頃にもなると、通信教育や書店に並ぶ教材が気になることはありませんか?「やった方がいいの?」「どれを選べばいいの?」というポイントについて考えてみましょう。雨の日を楽しむツールにもなるかも!?

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はじめに、この記事は幼稚園や小学校の「お受験」を目指している方向けではありません。遊びや日々の生活の中に「知育教材も入れた方が良いのかな?」と、あくまで「楽しみながら身につける」知育について、いち保育士・小学校教諭の資格を持ったママの目線からの紹介として、参考にしていただけると嬉しいです。

ワーク(知育教材)は必要?

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子どもの情報を一度登録すると月齢・年齢に応じた教材の案内がたくさん来たり、書店には「○歳からの知育本」のようなワークがたくさん並んでいたり。「○○ちゃんは△△のお教室に行っているみたいだよ」「うちも幼児教室行き始めたよ」なんて、ママ友たちからの情報に焦ってしまったり。そんな経験はありませんか?

「子どもに知育を」と思った際、結論から述べてしまうと、専用ワークでのお勉強(知育)にとらわれる必要はないと思います。

専用ワークでなくても身の回りのあらゆるものが教材になると思うので、まだこの年齢ではママは焦らず、お子さんの興味・関心を大切にいろいろなことを教えていってあげればよいのではないでしょうか?

たとえば、ワークの紙面ではお菓子の数を数えられない子どもでも、実生活の中で「○○ちゃんとママ、お皿に2つずつクッキーを入れて」とおやつを目の前にすると、頭の中では自然とワークより高度な処理ができることもありますよね。日々の生活の中でも、子どもは自然と多くのことを身につけているのです。

ひらがなは焦らなくともOK!目につくものや自分の名前から覚えることも!

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また、ワークだと早ければ2歳頃~ひらがなの読み書き専用のワークが出ていたりもしますよね。もちろん、子どもが早くにそれに興味を持ってくれれば良いとは思いますが、子どもは必ずワークに出てくる順番の字が覚えやすい・興味があるとは限りません。

最近では「あいうえお」順でなく、「し・つ・ひ」等一画で形状が簡素なものから並んでいたりもします。しかし、子どもが実際に“自然と読める”ようになったり“書いてみたい”と思う字は、自分の名前であったりいつも前を通るお店の名前であったり、画数や形状ではなく“身近な字”であることが多いです。

「子どもにひらがなを習得させたい」と低年齢のうちに思うようになった場合には、ワークも一つの選択肢ではありますが、以下のような方法がおすすめです。

・子どもの目に入りやすい位置に“イラスト付き”の50音表を貼ってみる(絵がある方が関心を持って見てくれる)
・子どもの名前やすきなもの(お店、動物、花等)の名前を大きくはっきりと紙に書いてあげる
・「おもちゃばこ」「といれ」「きがえ」等、子どもが日頃利用するものや箱に名称を書いてあげる
・絵本を楽しみながら少しずつ字形を意識させる


小学校入学時にはひらがなの読み書きができる子が多いですが、もし全員がひらがなを習得したうえで入学をしたとしても、1年生のはじめには必ず時間をかけてひらがなを学習します。全国の公立小学校には学習指導要領という「その学年に教えるべきこと」が定められたものがあり、1年生ではひらがなや数字を指導することが決まっています。

読み書きができるようになっているともちろん復習にもつながりますし、逆に必ず義務教育で教わることなので、「早く教えなければ」「まわりの3歳の子は読めるのに…」とまだ焦る必要はないと思います!

楽しくチャレンジできそうなものは取り入れてみても!梅雨時の楽しみにもつながる!

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ママ自身が「何かやらせてあげたいな」と思ったり「この歳の子はどんなことができるのだろう?」といった純粋な思いから、または子ども自身が「これやりたい!」という思いを口に出した際等には、楽しみながらできるワークはとても良い知育につながると思います!2、3歳頃だと、以下のようなものでしょうか。

・線をなぞる、つなぐ
・テーマに沿った簡単な絵を描く(実際にはなぐり書きでOK、お皿に見立てた丸にりんごを描く等)
・ぬり絵
・簡単な迷路
・シールや貼り絵

このような、子どもが「自分で考えて自由に手を動かしながら楽しめる」「上手にできなくてもOK」なワークから取りかかることで、ママも気を楽に子どもも楽しく取り組めるのではないでしょうか?

また、楽しみながら一定時間座って大人しくワークに取り組むのは、集中力を高めたり、静と動(運動遊び等)を切り替えるのにも有効ですね!室内で過ごす時間が増える梅雨時や、軽度な鼻風邪等で大人しくしておいて欲しい際等にも活用したい遊びですね。

どんなものに興味あり?まずはいろいろやってみよう!

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子どもが小さいうちは、あまり「○歳向け」という表題にとらわれすぎず、子どもの興味や関心に沿ってワークを与えてあげても良いと思います。ママが期待を込めて年齢以上の難しい迷路を与えて子どもがモヤモヤするのは避けたいですが、迷路が好きな子どもがさらに難しいものを求めている場合には、関心に応えてあげると良いでしょう!

また、市販のワークには「ぬりえ・迷路・線つなぎ…」といろいろな種類の知育が入った総合タイプのものもありますが、「迷路ブック」「ぬりえブック」「シールブック」等ジャンル毎のものもありますよね。どれを選ぶかは最終的にはママの判断になったり、いろいろ一度に買い与えるというのも一つではありますが、まずはお子さんが「今どんなものに関心が高いか」を知ってみるのも良いと思います!
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この記事のライター

piyoco piyoco

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