いま、老後の生活のための資金づくりに注目が集まっています。何しろ“人生100年”といわれる時代。特に女性は長生きなのだとか。近頃は、老後資金をためはじめる若夫婦も多いのだそう。そこで今回は、老後資金をためる最新の方法をファイナンシャルプランナーに教えていただきました!
老後資金の目標金額は?
そもそも、老後資金はどのくらい必要なのでしょうか?
目標金額が決まらなければ、貯め始めることはできませんよね。
実際、老後資金の目標はどれくらいに設定するのがいいのでしょうか?
先日、KDDI主催で行われた「新金融サービス説明会」に登壇していたファイナンシャルプランナーの飯村久美さんに教えていただきました。
目標金額が決まらなければ、貯め始めることはできませんよね。
実際、老後資金の目標はどれくらいに設定するのがいいのでしょうか?
先日、KDDI主催で行われた「新金融サービス説明会」に登壇していたファイナンシャルプランナーの飯村久美さんに教えていただきました。
「いま、老後の生活費は、普通の会社員で、厚生年金の方では、一般的には3,000万円必要と言われています。その理由は、総務省の家計調査では、夫婦2人以上の高齢者世帯の場合、1か月で年金だけでは6万円足りないことからきています。つまり、約28万円が生活費の支出で、22万円が年金収入ということです。
6万円×12ヶ月=72万円。1年間で72万円不足することになり、老後が65歳~85歳までとしたら20年。20年×72万=1,440万円不足するというわけです。でもその方の寿命にもよりますけどね。プラスで医療費や介護費もかかってくるので、それを入れて計算すると、だいたい2,000万〜3,000万円となります」(飯村さん)
年金だけでは生活できないとは知っていましたが、1か月で6万円足りないというのは、私自身、知らなかったです。
また、プラスで医療費や介護費などのほか、レジャー費なども考えると、3,000万円は用意しておきたいと感じました。老後の生活、できるだけ充実させたいですしね。
また、プラスで医療費や介護費などのほか、レジャー費なども考えると、3,000万円は用意しておきたいと感じました。老後の生活、できるだけ充実させたいですしね。
老後資金の基本的な貯め方とは?
目標金額が決まったら、いよいよ老後資金を貯めましょう!
いったい、どんな方法が基本となるのでしょうか?
いったい、どんな方法が基本となるのでしょうか?
「老後資金に関して言えば、iDeCo(イデコ)みたいなもので、少しリスクは取るものの、そこまで大きなリスクではないものを行うのがいいと思います。
節税できるのがおすすめポイントです。
たとえば節税額のシミュレーションをしますと、iDeCoは一ヶ月でMAX6万8,000円の積立ができます。そうなると1年間に24万4,800円の節税につながりますから、やったほうがいいと思います。
ただ、iDeCoは老後までおろせないので、そこが普通の金融資産とは違います。老後のためと考えましょう。特に若い方、30〜40代の方にはおすすめです。60歳までおろせなくても、リスクを取らずして、年間24万円ほど節税できるというのはとても大きいことです」(飯村さん)
最近、よく耳にするiDeCo(イデコ)でしたが、正直、よくわからない印象でした。
でも、飯村さんのお話を聞いて、とても興味を持ちました。
節税できる上に、60歳までおろせないというのは、貯金が続きにくい私でもできそうだと思いました!
でも、飯村さんのお話を聞いて、とても興味を持ちました。
節税できる上に、60歳までおろせないというのは、貯金が続きにくい私でもできそうだと思いました!
イデコ公式サイト|老後のためにいまできること、iDeCo|国民年金基金連合会
老後のためにいまできること、イデコ。個人型確定拠出年金『iDeCo』は、公的年金にプラスして給付を受けられる私的年金です。
「つみたてNISA」もおすすめ!
飯村さんによると、iDeCoの他にも、おすすめの老後資金を貯める方法はあるのだそう!