2019年7月24日 更新

仕事と子育ての両立にくじけそうになった時の3ステップ

仕事と子育ての両立は、そう簡単なことじゃない。この4月から復職した新米ママが、仕事と子育ての両立にくじけそうになった時、再び前向きにがんばれるようになるまでに必要だったこと。その3ステップをご紹介します。

仕事と子育ての両立は、そう簡単なことではないですよね。頭ではわかっていても、仕事が忙しい時、子どもが急に体調をくずした時、近くに頼れる人がいない時、そのすべてが重なった時・・・。そんな時には、誰しも「もう無理!」と仕事と子育ての両立に心が折れそうになったことがあるのではないでしょうか。

筆者は、もともと会社員とフリーライターの二足のわらじ。そこに子育てが加わり、4月から会社に復職したことで、本格的に三足のわらじ生活となりました。最近、仕事の繁忙期に重なるタイミングで、子どもが生まれて初めての高熱を出し、子どもの健康状態への不安や、仕事で上司や同僚に迷惑をかけてしまうことの申し訳なさ、自分の心身の疲労感から、初めて仕事と子育てとの両立の壁にぶつかりました。

「やっぱり小さい子どもを育てながら会社で働くのは無理かも・・・」とくじけそうになったところから立ち直るまでに必要だった、3つのステップをご紹介します。

まずは、考えるのをやめる!現実逃避という休息も時には必要

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仕事で周囲に迷惑をかけてしまうことや、手が付けられない間にたまっていく仕事への焦り。そして、子どもが大変な時に、ついつい仕事の心配をしてしまう自分への罪悪感や苛立ち。

仕事の責任、そして母親としての責任との板挟みになって自分を追い込んでしまうと、どんどん視野が狭くなってしまいます。実際は誰も自分を責めていないし、むしろ温かい言葉や心遣いをくれていたとしても、心身が疲れている時や弱っている時は、周囲の助けに気がつけなかったり、必要以上に事態を深刻に捉えて不安や心配を増幅してしまったりするもの。

そんな時は、アレコレ考えるのを一切やめてみること。
パソコンを強制終了するかのように、先のことや周りのことはいったん全部忘れて、子どものことだけを頭に残すようにします。

本当はぐっすり眠れたらベストですが、子どもが体調を崩している時は、なかなかぐっすり眠ってスッキリとはいかないのがママ。そんな時は、子どもが眠っている間などに、リアルとのつながりが深いSNSなどからは離れて、本やマンガを読んだり、動画を観たりして思考を停止したり、意識をそらしたりするのがおすすめです。

子どもの側を離れられなくても、スマホやタブレットでつかの間の現実逃避をすることで、少しずつネガティブループから解放され、自分の状況を客観的に見る冷静さを取り戻すことができました。

少し落ち着いたら、子どもの過去、今、そして未来に思いをはせてみる

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少しずつ冷静さと元気が戻ってきたら、子どもが生まれてからのこと、すくすく大きくなっている今の様子、そして、子どもが成長していく未来に思いをはせてみてください。

子どもが体調を崩すと、普段の元気な姿がどれほどありがたいもので、わが子がどれほど大切な存在かということに改めて気づかされるママも多いと思います。そして、子どもが成長していくのは、本当にあっという間なのだということにも気がつくかも。

熱が出るたびに仕事を休まなくてはいけないのは辛いけれど、きっと長い人生の中で考えれば、とても短い間のこと。もちろん、仕事もとても大切ですが、つきっきりで看病している今のことも、きっといつか、とても愛おしくて、あの日に戻りたいと思うような思い出の1ページになるのかもしれません。

そして、子どもが成長していく未来を思い描けば、自分がいちばん大切にしたいものは何か、自分は何のために働くのかなど、普段は目の前のことに追われて見失いがちなものもクリアに見えてくるはずです。

私は、子どもの成長に合わせて行きたい場所、一緒にしたいことなどをたくさんリストアップすること、子どもの成長に伴って、自分がどんな親になっていたいか、どんな家族になっていきたいかを思い描くことで、少しずつ現状への感謝の気持ちがわき、前向きな気持ちになることができました。そして、仕事と子育ての両立に対しても、再びモチベーションが上がってきたのです。

経験値が上がったからこそ見えるもの「今できることは何?」

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心に元気がチャージされて思考も前向きになってきたら、今後また同じような状況になった時などに備えて、反省点や気づいたことなどから、改善できることや、こんなものがあったら助かるというもの・ことを洗い出すのがおすすめです。

辛い経験をしたからこそ、その経験値から見えてくるもの、気が付けることがあるはず。

子どもが何度も熱を出したり、いろいろな感染症にかかったりしながら免疫力を高めて丈夫になっていくように、親も様々なピンチを経験することで、経験値が上がり、対処や備えが上手になっていくものなのだと思います。

わが家はワンオペ育児が基本なのですが、私の本格的な仕事復帰や子どもの発熱などのピンチを機に、夫の父親としての自覚やスキルがアップして、結果として、家族の結束が強くなり、仕事と子育ての両立がしやすい環境が整ってきているように感じています。

その時はいっぱいいっぱいでも、後から冷静になって振り返ると、「こういうものを備えておけば、もっとスムーズだったかもしれない」、「もっとこうした方がよかったかもしれない」、というポイントが見えてくることも多いはずなので、自分自身のためにも、子どものためにも、常備品や情報、ツール、オペレーションなどを都度アップデートしていけたらいいですね。

まとめ

仕事と子育ての両立にくじけそうになった時、どうやって自分を立て直すかは人それぞれ。

「辛い」「不安」など、ネガティブな感情の真っただ中にいる時には、なかなか前向きになれなかったり、どうすればいいかわからなかったりするものですが、無理に気持ちをオンにしようとしないことが、辛い状況から脱却するための近道かもしれません。

たまには、子どもと一緒に泣く日があってもいいし、前に進めない日があってもいいと思います。便利なツールやサービス、周囲の助けを上手に使えるのも、ママとしてのスキルの一部と考えて、ちょっぴり手抜きしたり、甘えたりするのも大いにアリ。

簡単じゃない仕事と子育ての両立だからこそ、気負いすぎずにがんばりたいですね。
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この記事のライター

mika mika

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