待ちに待った夏休みがやってきました。長い期間、園や学校に行かない夏休みは、子どもと一緒に新しいことを始めるチャンスです。暑くて外に出るのも大変な日は、家でゆっくりと料理にチャレンジするのはいかがでしょうか?
料理研究家の坂本佳奈先生は、「食育という大きなテーマの中で、私は“台所育児”を提案しています。子どもが料理に興味を持ったときがチャンスと思い、親子で一緒に始めてみてはいかがですか?」と話します。今回はそんな”台所育児”について、坂本先生に詳しいお話を伺いました。
料理研究家の坂本佳奈先生は、「食育という大きなテーマの中で、私は“台所育児”を提案しています。子どもが料理に興味を持ったときがチャンスと思い、親子で一緒に始めてみてはいかがですか?」と話します。今回はそんな”台所育児”について、坂本先生に詳しいお話を伺いました。
“台所育児”は食べていく力をつけるための第一歩
”台所育児”とは、料理を通じて子どもに体験することの大切さや楽しさを伝えることを意味します。それにより、子ども自身が食べていく力、生きる力を学ぶことができます。食べていく力があれば体が育っていき、ゆくゆくは料理のできる子どもにもなっていきます。
食べることは毎日のことなので、気負う必要はありません。離乳期を終え、一人で立てるようになったらいつでも開始できます。子どもが食に興味をもった時がチャンスです。普段の生活の中で、できることを少しずつ始めて行きましょう。味見も立派な”台所育児”です。
子どもが料理に興味を持ってキッチンに入ってきたら、これ味見してみようか?と誘ってみるのもいいかもしれません。
食べることは毎日のことなので、気負う必要はありません。離乳期を終え、一人で立てるようになったらいつでも開始できます。子どもが食に興味をもった時がチャンスです。普段の生活の中で、できることを少しずつ始めて行きましょう。味見も立派な”台所育児”です。
子どもが料理に興味を持ってキッチンに入ってきたら、これ味見してみようか?と誘ってみるのもいいかもしれません。
「ちぎる」「折る」「まぜる」が最初の料理のスタイル
小さな子どもにオススメなのは、「ちぎる」「折る」「まぜる」ことです。レタスやのりをちぎる、棒状のカット野菜を折る、キノコをバラバラにする、粉末のスープをまぜるなど、器具を使わず手でできることから始めましょう。それだけでも、きちんと料理づくりに参加しています。
途中であきたらやめてもかまいません。”台所育児”は、子どもがやりたいことを、やりたいようにさせるのがポイント。食に対する興味を伸ばす環境を整えてあげることが大切です。
途中であきたらやめてもかまいません。”台所育児”は、子どもがやりたいことを、やりたいようにさせるのがポイント。食に対する興味を伸ばす環境を整えてあげることが大切です。
子どもがひとりで完成できるスープは成功体験につながる
粉末タイプの冷製スープなら牛乳や豆乳で混ぜて溶くだけなので、小さな子どもにも簡単にでき、そのまま完成するので成功体験につながります。混ぜたスープにパンやクラッカーをちぎって入れれば1食として完成します。
さらに、粉末スープが“台所育児”に適している理由があります。野菜嫌いな子どもには、野菜が入った粉末スープは重宝する食材です。防災の面からも、常温で保存しておけるのでとても頼りになりますね。
汚してもいいように大きめの器やトレーを用意するのがポイント
料理を始める時のポイントは、子どもが周囲を汚してもいいように用意をしてあげること。親の片付けもラクになりますし、テーブルを汚す心配もありません。例えば粉末スープをまぜる場合、牛乳や水は分量を計って、別の容器に入れて置いてあげましょう。
また、スープの中身は大きめのカップなどに入れ、すべてトレーの上に置いてあげましょう。子どもが怒られずに思いっきりできる環境作りが大切です。