前回の記事では、一眼レフを眠らせない1番のポイントは「一眼レフでしか撮れない写真を狙って撮れるようになること」だとご紹介しました。今回は、一眼レフらしい背景をぼかした写真を狙って撮れる「絞り優先モード」をご紹介したいと思います!
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「絞り」とは?
前記事のおさらいになりますが、まず絞りについて簡単にご説明します。カメラのレンズには光量を調節する絞りがついています。
この絞りが開いている方が、背景がよくぼけた写真が撮れます。絞りの開き具合は「F値」という数値で表され「F1.8」や「F3.4」などのように表記されます。F値が小さい方が絞りが開いています。つまり背景がよくぼけます。
一眼レフに限らずデジカメやスマホで撮った写真も、その写真の情報を見ればその写真を撮ったときのF値が記録されています。
一眼レフに限らずデジカメやスマホで撮った写真も、その写真の情報を見ればその写真を撮ったときのF値が記録されています。
「絞り優先モード」とは?
カメラは、絞りとシャッター速度(どのくらいの時間シャッターを開くか)をバランス良く調節して、必要な光量を取り込みます。絞りを固定してしまって、シャッター速度だけをカメラで調節するのが「絞り優先モード」です。背景をぼかした写真を狙って撮りたい場合は、絞り優先モードでF値を低めに設定して撮ります。
ちなみに、シャッター速度が遅いと、写真がブレやすくなります。屋外に比べて光量の少ない室内で、ストロボなしのオートで撮ると、絞りをなるべく開いてシャッター速度を確保しようとします。それゆえ、室内で撮るとF値の低い、背景がよくぼけた写真が撮れます。
ところが、明るい屋外でオートで写真を撮ると、絞りをそこまで開かなくても光量が足りるので、F値が高くなり、背景もあまりぼけた写真になりません。屋外で背景をぼかした写真を撮りたい場合こそ、絞り優先モードが不可欠になります。
ちなみに、シャッター速度が遅いと、写真がブレやすくなります。屋外に比べて光量の少ない室内で、ストロボなしのオートで撮ると、絞りをなるべく開いてシャッター速度を確保しようとします。それゆえ、室内で撮るとF値の低い、背景がよくぼけた写真が撮れます。
ところが、明るい屋外でオートで写真を撮ると、絞りをそこまで開かなくても光量が足りるので、F値が高くなり、背景もあまりぼけた写真になりません。屋外で背景をぼかした写真を撮りたい場合こそ、絞り優先モードが不可欠になります。
「絞り優先モード」はどうやるの?
私のカメラは「Canon EOS Kiss X5」ちょっと古い初級機です。だいたいどこのブランドでも似たような仕様になっていると思うので、参考までにこのカメラでのやり方を説明します。詳しいことはお手持ちのカメラの説明書をご確認下さい。
この「Av」にダイヤルを合わせます。これが絞り優先モードです。