突然ドバイのマダムに叩き起こされ、あわや「逮捕」の危機?!
うっかり居眠りしていると、強めの声で起こされました。最初は寝ぼけもあり、状況が理解できずフリーズしていると、ドバイマダムが私の目を見て同じ言葉を繰り返しました。
『起きなさい。ここは女性専用シートよ!』
言葉の意味が分かったとき、私の血の気は完全に引きました。
『起きなさい。ここは女性専用シートよ!』
言葉の意味が分かったとき、私の血の気は完全に引きました。
なんと、私たちの座ったのは「女性専用シート」だった!
via howtojourney.com
ドバイの「女性専用スペース」は、日本と違って車両単位では別れていません。同じ車両内に線引きがあり、男性陣は枠内に吊り革を持って立つスタイルになっています。確かに足元をよく見ると「女性専用」のようなマークが付いています。枠内にいる屈強な男性陣も主人の方を怪訝そうな顔で見ていました。
おまけにドバイは電車で居眠りすると罰金!
まさかのルールなのですが、ドバイでは都市の景観を守るため公共マナーが厳しく取り締まられていたのです!後々調べたことですが、電車で居眠りすると罰金で、その金額は日本円で約10,000円にもなるそう。何とか英語を理解した私は、主人を早々に男性専用エリアに押し込んでドバイのマダムに必死に伝えました。
『本当にごめんなさい!日本にこの様な文化が無く知りませんでした!すぐ降ります!』
あまりにも必死だったのでマダムも驚いていました。何度も拙い英語で謝罪すると『分かれば良いのよ。貴方の態度が悪ければ警察に連れて行く所だった。旅行者なのね?疲れて眠ってしまう事もあるかもしれないけど、この国のルールを大切にしてね。』となんとかお許しを頂きました。
『本当にごめんなさい!日本にこの様な文化が無く知りませんでした!すぐ降ります!』
あまりにも必死だったのでマダムも驚いていました。何度も拙い英語で謝罪すると『分かれば良いのよ。貴方の態度が悪ければ警察に連れて行く所だった。旅行者なのね?疲れて眠ってしまう事もあるかもしれないけど、この国のルールを大切にしてね。』となんとかお許しを頂きました。
因みに、車内飲食も罰金
ガムや飴も禁止、なんなら水一滴でも飲んだらダメとのことです。
ずば抜けたお金持ちやイスラム教徒の方々が暮らす国であるため、皆さんが気分を害すことなく、気持ちよく生活できる様にマナーが厳重です。社内にアルコールを持ち込むのも、座席シートに足を乗せるのも全て罰金対象だそうです。
ずば抜けたお金持ちやイスラム教徒の方々が暮らす国であるため、皆さんが気分を害すことなく、気持ちよく生活できる様にマナーが厳重です。社内にアルコールを持ち込むのも、座席シートに足を乗せるのも全て罰金対象だそうです。
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ドバイで気を付けるべきマナーとは?
その後は、結局マダムは目的駅まで私たちを守るように座ってくれました。
車内で冷たい視線を送る人々に『この2人は日本人で、ルールを知らなかっただけ!態度をすぐ改めたから許してあげて!』と伝えてくれました。その途端に主人と私の所に他の乗客がわっと近寄ってきて歓迎ムードに。電車を降りる頃には乗客もマダムも手を振ってくれました。
車内で冷たい視線を送る人々に『この2人は日本人で、ルールを知らなかっただけ!態度をすぐ改めたから許してあげて!』と伝えてくれました。その途端に主人と私の所に他の乗客がわっと近寄ってきて歓迎ムードに。電車を降りる頃には乗客もマダムも手を振ってくれました。
当時を振り返り思うことは、旅先でのルールを事前に調べなかった自分たちの情けなさです…。これからドバイを訪れる方たちが似たようなトラブルに巻き込まれないよう、ドバイで守るべき初歩的なマナーを紹介したいと思います。
■チップ
チップの習慣はあるものの、義務ではありません。特別なサービスを受けた際やサービスに満足した場合は気持ち程度渡すのが良いでしょう。
■喫煙
屋外にはところどころ灰皿が設置してあり喫煙が可能ですが、駅、空港、レストランなどの公共の場は禁煙です。
■飲酒
通常、アルコールの販売は禁止されていますが、高級ホテルのレストランなど販売許可を得ているところではお酒を飲むことができます。購入したお酒を外に持ち出して飲むことは違法行為なので注意しましょう。
■服装
ホテル内やリゾートエリアを除き、過度に肌を出す服装は避けましょう。露出度が高いとモスクなどの観光地でも入場を断られることがあります。
■写真撮影
ドバイに限らず、無断で人(特に女性)にカメラを向ける行為は好ましくありません。人が写り込まないように撮影するか、撮りたい場合は一言断りましょう。
■公共の場での行為
公共の場で抱きついたり、キスはご法度です。特にラマダン(イスラムの断食月)中は、公共の場で手をつなぐ程度の行為でも、完全な禁欲生活中のイスラム教徒の人々を不愉快な思いにさせる、大変失礼な行為にあたります。
■左手で受け取らない
左手は不浄とされているので握手や物を受け取る際は極力、右手で行いましょう。また、足の裏を見せることも失礼な仕草と考えられているので座る際は足は組まずに地面につけるようにするのがドバイのマナーです。