妊娠がわかり、母子健康手帳をもらったら「妊婦健診」のスタートです。今回は、主に受ける妊婦健診の流れをご紹介します。あらかじめ確認しておくと安心できるかもしれません。
妊婦健診の流れ
① 受付
病院に着いたら、まず受付に診察券と母子健康手帳を提出します。健康保険証は初診で提出してあれば毎回出す必要はありませんが、万が一健診の途中で保険証が必要になる場合もあるので、いつも持ち歩いておくと安心です。
② 体重測定
② 体重測定
初回の体重をベースに、妊娠中に適した体重増加の目安を調べます。大幅な体重の増加やむくみなどがある場合は、妊娠高血圧症候群になる危険があるため、 体重は毎回チェックされます。
③ 血圧測定
③ 血圧測定
だいたいの病産院の待合室に自動血圧測定器が置いてあります。病院に着き、少し休んで落ち着いたころに測定するのが良いでしょう。毎回チェックして、妊娠高血圧症候群の早期発見に努めます。
④ 尿検査
④ 尿検査
尿検査専用の紙コップが渡されます(病産院によってはトイレに置いてあることもあるようです)。名前を書いて尿を採取し、所定の窓口に提出します。妊婦健診で受ける尿検査では、尿たんぱくと尿糖が出ていないかをチェックします。
⑤ 内診・超音波検査
内診では、医師が膣の中に指を入れて子宮の中の様子を診察します。初診では、子宮のかたさや子宮口が開いていないか、ポリープの有無などをチェックします。その後は時期別に確認ポイントが変わります。ちなみに、内診中はカーテンで仕切られているので医師の顔は見えません。
超音波検査は、妊娠初期は経膣超音波、妊娠12週以降は経腹超音波検査で赤ちゃんの様子を映し出しながら医師の説明を聞きます。
超音波検査は、妊娠初期は経膣超音波、妊娠12週以降は経腹超音波検査で赤ちゃんの様子を映し出しながら医師の説明を聞きます。