2026年9月1日 更新

妊娠を考えたら「膣内フローラ」もチェックしよう!自宅でラクトバチルスの割合を調べられる新サービス「マイラクト」が登場

妊娠を考え始めたら知っておきたい新しい健康管理「膣内フローラ」。カギを握るラクトバチルス乳酸菌の役割や妊娠との関係を解説し、おうちで手軽にチェックできるセルフ検査「マイラクト」をご紹介します。

 (428299)

そろそろ妊娠について考えたいと思ったとき、多くの人が思い浮かべるのは、食生活の見直しや葉酸の摂取、基礎体温の記録、適度な運動などではないでしょうか?

実際、妊娠に向けた体づくりの基本は、特別なことをするというより、毎日の生活習慣を整えることです。東京都の妊娠支援ポータルサイトでも、バランスのよい食事、運動、睡眠、適正体重、禁煙、風疹への備えなど、妊娠前から取り組める健康管理が紹介されています。

そんな「妊娠前の健康管理」に、近年新たな視点として注目されているのが「膣内フローラ」です。

2026年9月1日、株式会社明治株式会社Wellnizeは、自宅で膣内フローラを検査できるサービス「マイラクト」の販売を開始しました。

「マイラクト」は、膣内フローラに存在するラクトバチルス乳酸菌の割合を測定し、生活習慣に関するアンケート結果と合わせて、生活習慣改善などのアドバイスを提供するサービスです。自宅で検体を採取して郵送する方式のため、医療機関に足を運ばずに自身の膣内環境を知るきっかけになります。

では、なぜ妊娠を考える女性にとって、膣内フローラが注目されているのでしょうか?

妊活中の毎日の基本ケアと、知っておきたい「膣内フローラ」

 (428301)

妊活というと、

・排卵日を予測する
・基礎体温をつける
・葉酸を摂る
・婦人科で検査を受ける

といったアクションを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

東京都の妊娠支援ポータルサイトでは、妊娠前から健康的な生活習慣を意識することが大切だとしています。妊娠・出産はゴールではなく、その後の育児を含めた長い生活のスタートでもあるため、日頃から健康的な体をつくっておくことには意味があります。

具体的には、

・バランスのよい食事
・葉酸の摂取
・適度な運動
・十分な睡眠
・健康的な体重の維持
・禁煙
・風疹への備え
・月経や排卵周期を知る


といったことが挙げられます。

こうした毎日の基本的な健康管理に加えて、最近注目を集めているのが「体の中に存在する細菌の環境(フローラ)」です。

腸内フローラという言葉はすでに広く知られるようになりましたが、実は私たちの体には腸だけでなく、膣などにもさまざまな細菌が存在しているのをご存じでしょうか?

膣の中にも「フローラ」がある

「〇〇フローラ」と聞くと、腸内フローラを思い浮かべる人が多いでしょう。

フローラとは、ある場所に存在する微生物の集まり、つまり菌叢(きんそう)を指す言葉で、花畑のように菌が集まっている様子からそう呼ばれています。

膣内にもさまざまな細菌が存在し、その構成は人によって異なります。その中で重要な存在として研究されているのが、ラクトバチルス属の乳酸菌です。

ラクトバチルスは、乳酸を作り出して膣内を酸性に保つ頼もしい存在で、酸性に保つことで、雑菌や病原体が増えにくい「健やかな環境」を守ってくれていると考えられています。

「マイラクト」は、まさにこのラクトバチルス乳酸菌に着目して生まれたサービス。明治によると、健康な状態の膣内にはこのラクトバチルス乳酸菌が多く存在しているそうで、「マイラクト」ではその割合を測定することができます。

なぜ「膣」なのに妊娠と関係するの?

「妊娠する場所は子宮なのに、どうして膣の中の菌が関係あるの?」と、疑問に思う方もいるでしょう。

確かに膣と子宮は別の場所ですが、実はひとつに繋がっているデリケートゾーンの器官。そのため、膣内の環境は女性の体全体の健康やコンディションを考えるうえで、とても大切な要素なのです。

明治の研究でも、膣内と子宮内の環境が深く関連していることに着目されています。普段から自分の「膣内フローラ」の状態を知っておくことは、これから妊娠を考える女性にとって、大切なセルフケアのひとつになりそうです。

自宅で膣内フローラを調べられる「マイラクト」

 (428309)

こうした背景のなかで登場したのが、明治とWellnizeによる「マイラクト」です。

自宅で検体を採取して郵送するセルフ検査型のサービスなので、病院で検査を受けることに心理的なハードルを感じる人でも、自宅で取り組める点が特徴です。

「マイラクト」では、膣内フローラにおけるラクトバチルス乳酸菌の割合をチェックできるほか、WEBで普段の生活習慣に答えることで、検査結果と合わせたアドバイスレポートを受け取ることができます。

【サービスの流れ】
1. 自宅で膣内の分泌物を採取
2. 検体を郵送
3. 膣内フローラにおけるラクトバチルス乳酸菌の割合を測定
4. WEB上の生活習慣アンケートと合わせて結果を確認
5. 生活習慣改善を含むアドバイスを受ける


ただ「菌の割合」を測って終わりではなく、自分の毎日を振り返るきっかけまで届けてくれる、頼もしいサービスでもあります。
■専門医からのコメント

杉山産婦人科 世田谷HIFU室 (東京大学産婦人科 元教授、元東宮職御用掛) 堤 治先生

腸内フローラ(菌叢)は広くみなさまに認知されるようになりましたが、実は腟や子宮にもフローラが存在しており、そこでは「ラクトバチルス属の乳酸菌(以下、ラクトバチルス乳酸菌)」が善玉菌として重要な役割を担っていることが明らかとなってきました。

ラクトバチルス乳酸菌は、腟内や子宮内で乳酸を産生して腟内を酸性に保ち、さまざまな雑菌や病原体の繁殖を防ぐ働きをしており、腟内や子宮内フローラにおいてはラクトバチルス乳酸菌が90%以上を占めることが望ましいと考えられています。

近年は研究が進み、ラクトバチルス乳酸菌の割合が不妊や流産・早産にも関わっていることがわかり、世界中で盛んに研究がされています。体外受精の実施者を対象とした研究では、腟内フローラと関連の強い子宮内フローラにおけるラクトバチルス乳酸菌の割合が90%以上の方は、90%未満の方に比べて妊娠率が約2倍という結果(※4)も報告されています。

腟内の環境はその奥に位置する子宮にも影響するため、日常からの腟内フローラケアはとても大切です。また、腟内フローラが乱れている場合、子宮内フローラだけでなく腸内フローラも乱れている可能性もあります。腟内フローラを知ることは、妊娠を考えている女性やデリケートゾーンに悩みを持つ女性はもちろん、女性の健康管理のひとつとしても有意義です。まずは、腟内フローラ検査でご自身の健康状態を知ることから始めましょう。

22 件

この記事のライター

【PR】元気ママ公式 【PR】元気ママ公式

この記事のキーワード

元気ママが気に入ったら
「いいね!」をしよう♡

カテゴリー一覧