2019年2月11日 更新

褒めればいいってもんじゃない?子供の中身を認めよう。

「褒めて伸ばす」という言葉があります。実際に褒めてあげると子供はやる気を出しますし、満足そうな顔をします。しかし段々褒めたからと言ってそれが子供に響かなくなったるする事も出て来ます。どんな褒め方がベストなのか?見直していきます。

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「すごいね」「えらいね」「よく出来た」。子供がお手伝いをしたり、苦手なことを克服したり、素直に親の言う事を聞いたりした時など出てくる褒め言葉があります。

実際にそう思ってるから褒めた場合や、子供をやる気にさせたくて褒める場合と、状況は様々ですよね。

しかしその褒める行為に、子供も次第に慣れてくることを知っていますか?褒める事の目的として、子供に響かせるためにもその意味を考えていきましょう。

”褒める”と”叱る”は慣れるもの

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子供が何をしても、褒める事が日常化してしまうと、その褒め言葉は子供にとって何の意味も感じなくなります。「すごいね」「かっこいいね」「えらい」単語がそのまま単語としてしか聞こえないのです。その文字通り慣れてしまうんですね。慣れてしまうと褒められることに特別喜びは感じません。

叱る場合も同様です。イヤイヤ期を乗り越え自己主張のままにやりたい放題になってくる年齢だと、毎日叱ってばかり、というママも多いのではないでしょうか。

「いい加減にしなさい」「だめ」「何度言ったらわかるの」同じフレーズを繰り返す事で、やはりその叱り言葉はただの単語になり、子供も何の意味も考えなくなります。

褒める場所も、叱る場所もよく見極めて、なんでもかんでも褒める、叱る、ではなく、それだけの意味がある部分に的を定めて褒める、叱るをすると、子供の中でも喜びや反省が生まれてきます。

褒められるために、やる。の逆は…?

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褒められることに喜びを覚える子供は、その褒められたことに対して意欲的になります。ごみを捨てて褒められると、ごみ拾いをしょっちゅうやる様になったり、お手伝いを褒められるとしょっちゅうママのそばであれこれとお手伝いをしてくれます。確かにうれしい事です。

しかし、その逆に、褒められないとやらない、と言う弊害も出て来ます。子供が「褒められる!」と期待して行動したことに対して、褒められないと、今度はその行動は繰り返さなくなりますし、褒められる状況を作るために、ママの前でだけお手伝いをしたり…。

同じことを毎回同じ言葉で褒めるよりも、その瞬間、その行動の何が褒めるポイントになったのか、しっかり伝えていけば、「このシチュエーションは必ず褒められる」と言った下心も子供の中には、なくなります。

子供にもプライドは潜んでいる

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褒める事が重要だと考えてしまうと、そのうちに大人の方もなんでもかんでも褒めてしまう場合があります。いけないことをしたのに、その中で褒める場所があるのではと探ったり、とにかくなんでもかんでも褒めて子供を満足させようと言う考えです。

これでは子供の中で善悪の区別もつかない上に、「何をしても褒められる」と言った点に気付き、社交辞令だと判断して「心にもない事を言ってる」「手伝わせるために調子のいい事を言っている」と不信感を持つ様になります。

また、いつまでも同じことで褒められると馬鹿にされた様な気分にもなりえます。例えばお皿一枚持つのがやっとな子供が、食事の後片付けを手伝ってくれると、感動さえ覚えとても褒めたくなりますよね。子供も大仕事を成し遂げた満足感と、褒められる満足感で、満たされます。

しかし、お皿を数枚持っても平気なほどの年齢になるとどうでしょう。同じ事で褒めているのに子供は「赤ちゃん扱いしている」「嫌味っぽい」「不自然」など今度は褒められることに嫌悪感を抱く様になるのです。

どんな褒め方が理想なの?

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では、どんな褒め方が理想的なのでしょうか?
・褒める事と認める事をする
ただ闇雲に褒めていても、その事に慣れたりしてしまっては意味もありません。何で褒めたのか具体的な言葉を添えて、認めてあげましょう。例えば、遊んだ後にきちんとお片付けが出来た時は「えらいね」の一言で済ませず「おもちゃきちんと片付けたんだね、えらいね」と添えてあげると子供も、褒められ認められていると思う他に、自分をいつも見てくれていると、信頼感が増す様になります。
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K K

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