2024年10月7日 更新

異次元の少子化対策とは?2024年10月開始の「児童手当拡充」についてFPママが解説

2024年10月から児童手当が拡充される予定です。現在の児童手当からどのように拡充されるのかについて、FP資格を保有している筆者が、分かりやすく解説していきます。

⑤新たに児童福祉施設などに入所するお子さんがいる方

児童養護施設、里親、障害児入所施設など、児童養護施設に新しく入所することになった場合、その子が児童手当の対象となるための申請が必要です。

※児童手当を受け取るのは施設の方です。

児童手当拡充、嬉しい反面「不安要素」もあります

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児童手当の拡充は、子育て世帯にとって歓迎すべき方針です。しかし、財源の確保や第3子の数え方の違いなど、思わぬ落とし穴にも注意が必要です。

不安要素① 児童手当拡充の財源は?

児童手当拡充による具体的な財源については表明されておらず、年末の予算編成までに具体化する方針です。現時点の財源確保に関する戦略方針では「消費税などの増税は行わない」と明言しています。

一方で、財務省内では「扶養控除を廃止し児童手当に一本化すべき」という声も上がっています。

扶養控除を残したまま児童手当の拡大をしてくれるとありがたいですが、財源の確保が困難な状況が見受けられます。

不安要素② 児童手当の第3子の数え方について

児童手当では、第3子の定義が一般の定義と異なります。19歳以上の子どもは「第1子」のカウントから除外されます。

例えば、19歳の長男、10歳の次男、5歳の三男がいる家庭の場合、長男は「第1子」のカウントから除外されるため、三男は「第3子」に該当しません。

つまり、年の離れた兄弟を育てている方は、子どもを3人育てていても、第3子に該当しない可能性があるので、注意が必要です。

まとめ

異次元の少子化対策の一環である「児童手当の拡充」について解説しました。
支給対象・額の拡大や所得制限の撤廃など、子育て世帯にとっては喜ばしい制度改定になりそうですね!

2024年10月から児童手当は拡充予定ですが、現時点では財源など不明瞭な点があるので、今後の動向に注目していきましょう。

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