普段の洗濯物の乾かし方は外干しの人が6割超えと多数派。雨の日でも部屋干し派が7割、衣類乾燥機の使用はわずか2割!
普段の洗濯物の乾かし方を聞いたところ、外干し派が6割以上となりました。次いで部屋干し、乾燥機という結果になっています。
Q9. あなたのご家庭では、洗濯物を干す際どのような干し方が多いですか? 日常の中で最も多く行っている干し方を一つお選びください。(単一回答 N=1,000)
Q9. あなたのご家庭では、洗濯物を干す際どのような干し方が多いですか? 日常の中で最も多く行っている干し方を一つお選びください。(単一回答 N=1,000)
また、雨の日の洗濯物の干し方を聞いたところ、こちらは部屋干し派が7割となりました。雨の日でも乾燥機を使用する人は2割未満にとどまることが分かりました。
Q10. あなたのご家庭では、雨の日の洗濯物の乾燥はどのような方法を取っていますか? (単一回答 N=1,000)
Q10. あなたのご家庭では、雨の日の洗濯物の乾燥はどのような方法を取っていますか? (単一回答 N=1,000)
【中村先生コメント】
外干しがスタンダードだと思っている人が多く、部屋干しに対して罪悪感を持っている人も少なくないのですが、実は条件を揃えた部屋干しこそが衣類にも人間にも1番いい干し方だと考えています。外に干すことで、紫外線で繊維や染色が劣化したり、花粉や排気ガスなどで汚れたりとデメリットも多いです。また、天気や時間に縛られることなく洗濯物を干せる部屋干しの方が、共働きなどで忙しい現代の家庭にはとても理想的です。
外干しがスタンダードだと思っている人が多く、部屋干しに対して罪悪感を持っている人も少なくないのですが、実は条件を揃えた部屋干しこそが衣類にも人間にも1番いい干し方だと考えています。外に干すことで、紫外線で繊維や染色が劣化したり、花粉や排気ガスなどで汚れたりとデメリットも多いです。また、天気や時間に縛られることなく洗濯物を干せる部屋干しの方が、共働きなどで忙しい現代の家庭にはとても理想的です。
洗濯機に乾燥機能がついているのに使っていない人が半数以上!乾燥機能では「うまく乾かない」「衣類が傷みそう」と感じている人もいると判明
ご家庭で乾燥機能付きの洗濯機を使われている方に、乾燥機能を使うかを尋ねました。その結果、「日常的に使う」人はわずか2割未満となり、せっかく乾燥機能がついていても「あまり使わない」「まったく使わない」人が半数以上いることがわかりました。
Q11. あなたのご家庭では、洗濯機にある乾燥機能を使いますか? (単一回答 N=437)
Q11. あなたのご家庭では、洗濯機にある乾燥機能を使いますか? (単一回答 N=437)
前問で洗濯機の乾燥機能を「あまり使わない」「まったく使わない」と答えた人に、その理由を聞きました。使わない理由の1位は「自然乾燥で十分だと感じるため」、2位は「電気代が余分にかかるため」となりました。また、「衣類がうまく乾かない」「衣類が傷みそう」と感じて、乾燥機能の利用を避けている方もそれぞれ約2割いることも判明しました。
Q12.あなたのご家庭で洗濯機の乾燥機能を使わない理由は何ですか? (複数回答 N=228)
Q12.あなたのご家庭で洗濯機の乾燥機能を使わない理由は何ですか? (複数回答 N=228)
【中村先生コメント】
乾燥機はただ乾かす道具ではありません。洗濯においてはアイロンと並ぶ、いわば「仕上げ機」です。上手に使用していくことでワンランク上に仕上げることもできるので是非活用してみてください。
乾燥機はただ乾かす道具ではありません。洗濯においてはアイロンと並ぶ、いわば「仕上げ機」です。上手に使用していくことでワンランク上に仕上げることもできるので是非活用してみてください。
部屋干しの悩み1位は「洗濯物が乾きづらいこと」 梅雨時期に洗濯で気をつけていること1位は「晴れの日に一気に洗濯をする」、2位は「除菌効果の高い洗剤や漂白剤を使う」という結果に
雨の日は7割の方が部屋干しをしていると回答していましたが、部屋干しをする際の悩みを尋ねてみました。その結果、1位は「洗濯物が乾きづらい」、2位は「独特の臭いがすること」となり、それぞれ約半数の方が悩んでいることがわかりました。
Q13. あなたが思う部屋干しの悩みにはどのようなものがありますか? (複数回答 N=1,000)
また、梅雨時期の洗濯で意識していることを聞いたところ、1位は「晴れの日に一気に洗濯をする」となり、雨の日には洗濯物をためる方が多いことが窺える結果となりました。また、「除菌効果の高い洗剤や漂白剤を使う」など、部屋干し臭対策をしている方もいるようです。
Q14. あなたが梅雨時期の洗濯で意識していることは何ですか? (複数回答 N=1,000)
【中村先生コメント】
濡れている状態で、洗濯物が臭いやすいというのは、洗濯前も一緒です。汗もかきやすくなる梅雨の時期は、洗濯前(かごに入っている状態など)から臭いやすいので、まとめずこまめに洗濯していくことが嫌な臭いをさせないポイントです。少ない量でもこまめに洗っていけば干す場所にも困りにくくなります。干した時に、扇風機の風を当てておくことや、乾燥機の有効活用などで梅雨の部屋干しでも快適に洗濯できます。
梅雨時期に洗濯のストレスを抱える人も少なくないかもしれません。実際に、本調査でも雨の日の部屋干しに悩まされる方が多くいることも判明しました。とはいえ、日々たまっていく洗濯物を片づけるためには雨の日でも洗濯をしないといけない、と感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな梅雨時期の洗濯も気持ちよく行うため、洗濯家・中村先生に「梅雨時期の洗濯3つのポイント」を教えてもらいました。
Q13. あなたが思う部屋干しの悩みにはどのようなものがありますか? (複数回答 N=1,000)
また、梅雨時期の洗濯で意識していることを聞いたところ、1位は「晴れの日に一気に洗濯をする」となり、雨の日には洗濯物をためる方が多いことが窺える結果となりました。また、「除菌効果の高い洗剤や漂白剤を使う」など、部屋干し臭対策をしている方もいるようです。
Q14. あなたが梅雨時期の洗濯で意識していることは何ですか? (複数回答 N=1,000)
【中村先生コメント】
濡れている状態で、洗濯物が臭いやすいというのは、洗濯前も一緒です。汗もかきやすくなる梅雨の時期は、洗濯前(かごに入っている状態など)から臭いやすいので、まとめずこまめに洗濯していくことが嫌な臭いをさせないポイントです。少ない量でもこまめに洗っていけば干す場所にも困りにくくなります。干した時に、扇風機の風を当てておくことや、乾燥機の有効活用などで梅雨の部屋干しでも快適に洗濯できます。
梅雨時期に洗濯のストレスを抱える人も少なくないかもしれません。実際に、本調査でも雨の日の部屋干しに悩まされる方が多くいることも判明しました。とはいえ、日々たまっていく洗濯物を片づけるためには雨の日でも洗濯をしないといけない、と感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな梅雨時期の洗濯も気持ちよく行うため、洗濯家・中村先生に「梅雨時期の洗濯3つのポイント」を教えてもらいました。
洗濯家・中村先生に聞く!梅雨時期の洗濯3つのポイント
1.洗う前に菌を増やさない&こまめに洗う
臭いの原因菌は、汚れがあって、湿っている状態が続くとどんどんと増殖します。 それを防ぐために、できるだけこまめに洗うことがポイントです。汚れもついてからの時間が短ければ短いほど落ちやすいですし、部屋干しを前提にしてしまえば、天気に左右されずに毎日洗濯できるのでどんどん洗ってしまう事をおすすめします。 どうしても毎日洗濯できないという場合は、汚れた部分だけでも洗っておいたり、汗やお風呂あがりの水分などで湿ったものがある場合は、洗濯機やかごに入れずに一旦干しておくことも有効です。
2.汚れや菌が落ちやすい洗い方をする
これに1番効果的なのが、「お湯」を使うこと。お湯を使うことで、繊維や皮脂汚れが緩んで落ちやすくなり、また洗剤も働きが良くなります。40℃くらいのお湯で洗うとかなり汚れは落ちやすくなります。
お風呂の残り湯を使うのもおすすめ。ただし、「お湯が明らかに汚れている場合は使わない」ようにしましょう。洗剤がお湯の汚れに作用してしまい、服の汚れに作用しづらいことが考えられますし、洗濯物に余計に汚れをつけてしまう可能性もあります。また、入浴剤を使った場合は、洗濯に使えるかパッケージで確認をしましょう。
また、残り湯を使う時は入浴直後に使うのもポイント。お湯がだいぶ冷めてしまっている場合は洗浄力アップの効果が出にくいです。 また、時間を置いた残り湯は菌がかなり増殖している可能性が非常に高いので、使う場合はお湯が温かいうちに、を心がけてください。
3.速く乾きやすいように、干し方を工夫をする
衣類が乾くときにポイントとなるのが、「服の表面積を広げること」と「空気のながれ」です。 重なり合った部分は乾きにくくなってしまいます。重なる部分をできるだけ無くして、洗濯物の表面積を広げて干すことが大事です。
例えば、シャツであれば襟を立てたりボタンをはずす、パンツであれば筒状にしたり裏返すことで繊維の重なりを軽減、風に当たりやすいようにしましょう。洗濯物の表面積を広げた状態にしておき、換気扇をつけて湿った空気を逃したり、扇風機や除湿機、乾燥機などを併用すると良いです。
臭いの原因菌は、汚れがあって、湿っている状態が続くとどんどんと増殖します。 それを防ぐために、できるだけこまめに洗うことがポイントです。汚れもついてからの時間が短ければ短いほど落ちやすいですし、部屋干しを前提にしてしまえば、天気に左右されずに毎日洗濯できるのでどんどん洗ってしまう事をおすすめします。 どうしても毎日洗濯できないという場合は、汚れた部分だけでも洗っておいたり、汗やお風呂あがりの水分などで湿ったものがある場合は、洗濯機やかごに入れずに一旦干しておくことも有効です。
2.汚れや菌が落ちやすい洗い方をする
これに1番効果的なのが、「お湯」を使うこと。お湯を使うことで、繊維や皮脂汚れが緩んで落ちやすくなり、また洗剤も働きが良くなります。40℃くらいのお湯で洗うとかなり汚れは落ちやすくなります。
お風呂の残り湯を使うのもおすすめ。ただし、「お湯が明らかに汚れている場合は使わない」ようにしましょう。洗剤がお湯の汚れに作用してしまい、服の汚れに作用しづらいことが考えられますし、洗濯物に余計に汚れをつけてしまう可能性もあります。また、入浴剤を使った場合は、洗濯に使えるかパッケージで確認をしましょう。
また、残り湯を使う時は入浴直後に使うのもポイント。お湯がだいぶ冷めてしまっている場合は洗浄力アップの効果が出にくいです。 また、時間を置いた残り湯は菌がかなり増殖している可能性が非常に高いので、使う場合はお湯が温かいうちに、を心がけてください。
3.速く乾きやすいように、干し方を工夫をする
衣類が乾くときにポイントとなるのが、「服の表面積を広げること」と「空気のながれ」です。 重なり合った部分は乾きにくくなってしまいます。重なる部分をできるだけ無くして、洗濯物の表面積を広げて干すことが大事です。
例えば、シャツであれば襟を立てたりボタンをはずす、パンツであれば筒状にしたり裏返すことで繊維の重なりを軽減、風に当たりやすいようにしましょう。洗濯物の表面積を広げた状態にしておき、換気扇をつけて湿った空気を逃したり、扇風機や除湿機、乾燥機などを併用すると良いです。