子どもに関する悲しい報道は、非常に心苦しいものです。この日本でも虐待や犯罪、揺さぶられによる死亡など、耳にしない日はない程、日々どこかで起こっているのです。
なるべく見ない様にすることが大事?「知り、受け止め、考える」ことも大切ではないでしょうか。
なるべく見ない様にすることが大事?「知り、受け止め、考える」ことも大切ではないでしょうか。
【ネグレクト問題】餓死寸前の2歳児…命を救ったその相手は!?
南米チリの海辺のアリカという貧困街で、2歳の男の子が母親のネグレクトにより放置され、餓死寸前でした。命を維持するために男の子が取った行動はというと…。
近隣に住んでいた妊娠中の犬の母乳を吸って、必死に生きながらえていたのです…。その後隣人の通報により、警察に無事保護されました。
近隣に住んでいた妊娠中の犬の母乳を吸って、必死に生きながらえていたのです…。その後隣人の通報により、警察に無事保護されました。
妊娠して母乳の分泌があったリアナのお腹に、男の子が顔を埋めるようにして必死で乳首に吸いついている姿を、飼い主の隣人が見つけ、通報しました。
男の子は何とか命を落とすことなく、無事保護されたことは良かったですが、あまりに悲しいニュース。貧しさと母親のアルコール依存による今回の『ネグレクト』…。
ネグレクトとは
乳幼児に対する適切な養育を親が放棄すること。例えば、子供に食事を与えない、乳児が泣いていても無視する、病気なのに治療を受けさせない、いつも強くしかって子供の情緒を不安にさせるなどの行為のことで、これによって、子供の精神的な発達が阻害され、人格形成に悪影響を与えるといわれる。養育放棄。
ネグレクトの原因とされる要素
貧困、薬物やアルコールの乱用、精神障害など。親の心身の病気によるものもあれば、親がスマホばかり見て、子どもを無視し続けたり、会話もなく、関心も抱かないなど。何気ない日常に起こっているパターンもある様です。
愛着を経験できなかった子どもたち「愛着障害」
子どもはひとりの人間として尊重され、愛情を持って育てられるべき存在です。しかし愛着形成を築けないまま育てられると…。
【特徴】
◆反応や表情が乏しく、喜怒哀楽の表現がうまくできない。
◆必要な時期に知ることが出来なかった感情や体験は、他者に対してもどうやって良いのかわからない。
◆養護施設などで育った子供は特にこの傾向が多く、大人になってからもうまく人間関係を構築できず、社会に適応しにくくなる。
大人から受けたネグレクトは、その後の人生を大きく左右する行為です。わが子を一生苦しめる結果になってしまう事が多いのです。
【特徴】
◆反応や表情が乏しく、喜怒哀楽の表現がうまくできない。
◆必要な時期に知ることが出来なかった感情や体験は、他者に対してもどうやって良いのかわからない。
◆養護施設などで育った子供は特にこの傾向が多く、大人になってからもうまく人間関係を構築できず、社会に適応しにくくなる。
大人から受けたネグレクトは、その後の人生を大きく左右する行為です。わが子を一生苦しめる結果になってしまう事が多いのです。