近年、虐待事件の報道が日常的に流れる世の中になりました。ニュースを見る度に虐待事件が報道されている、と言っても過言じゃないのではないでしょうか。
「かわいそう」「ひどい」そんな声が世間から挙がりますが、具体的に虐待の定義や実態を知らない方々が多いのが実状です。
「かわいそう」「ひどい」そんな声が世間から挙がりますが、具体的に虐待の定義や実態を知らない方々が多いのが実状です。
今更聞けない!虐待の定義とは?
児童虐待の防止等に関する法律は2000年11月に施行されました。日本で初めて虐待を定義したのです。
それまでは、児童福祉法が虐待問題を法律で取り扱っていましたが、大多数の国民が「虐待を発見したら児童相談所へ通報する義務がある」ことを知らなかったり、児童相談所も立ち入り調査は積極的ではなかったこともあり、虐待が明るみになる事が少なく、児童福祉法はあまり有効に行使されていませんでした。
早速定義を見ていきましょう。
虐待というと1番に殴る蹴るの暴力を思い浮かべるかもしれませんが、虐待は4種類あります。
それまでは、児童福祉法が虐待問題を法律で取り扱っていましたが、大多数の国民が「虐待を発見したら児童相談所へ通報する義務がある」ことを知らなかったり、児童相談所も立ち入り調査は積極的ではなかったこともあり、虐待が明るみになる事が少なく、児童福祉法はあまり有効に行使されていませんでした。
早速定義を見ていきましょう。
虐待というと1番に殴る蹴るの暴力を思い浮かべるかもしれませんが、虐待は4種類あります。
●身体的虐待
殴る・蹴る・激しく揺さぶる・火傷をおわせる・溺れさせる・閉じ込める・縄で縛る など
●性的虐待
子どもへの性的行為・性器を見せる・性器を触らせる、触る・ポルノの被写体にする など
●心理的虐待
言葉で子どもを脅す・暴言を吐く・怒鳴る・無視する・兄弟間で差別扱いをする・子どもの前で暴力をふるう(DV) など
●ネグレクト
家に閉じ込める・不潔にする・食事を与えない・病院へ連れていかない・車内に放置する など
殴る・蹴る・激しく揺さぶる・火傷をおわせる・溺れさせる・閉じ込める・縄で縛る など
●性的虐待
子どもへの性的行為・性器を見せる・性器を触らせる、触る・ポルノの被写体にする など
●心理的虐待
言葉で子どもを脅す・暴言を吐く・怒鳴る・無視する・兄弟間で差別扱いをする・子どもの前で暴力をふるう(DV) など
●ネグレクト
家に閉じ込める・不潔にする・食事を与えない・病院へ連れていかない・車内に放置する など
これらが明確な虐待の定義になります。
身体的虐待やネグレクトは、死に至らしめることがある為に、TVなどでよく殺人事件として報道される虐待内容です。一見して第三者も気づくことが出来る為、比較的に発見されやすいです。
しかし、性的虐待や心理的虐待は、子どもが誰かに話さない限り、第三者に気づかれることは少ないです。
心理的虐待に関しては、目に見えるものではない為に、虐待をしてしまっている本人でさえ虐待だと認識していない可能性があります。
虐待の定義をよく理解し、他人に対しても、そして自分自身に対しても、改めて日常を振り返ることが大切です。
身体的虐待やネグレクトは、死に至らしめることがある為に、TVなどでよく殺人事件として報道される虐待内容です。一見して第三者も気づくことが出来る為、比較的に発見されやすいです。
しかし、性的虐待や心理的虐待は、子どもが誰かに話さない限り、第三者に気づかれることは少ないです。
心理的虐待に関しては、目に見えるものではない為に、虐待をしてしまっている本人でさえ虐待だと認識していない可能性があります。
虐待の定義をよく理解し、他人に対しても、そして自分自身に対しても、改めて日常を振り返ることが大切です。
虐待は年々増え続けている?
虐待相談件数は年々増えています。児童相談所によると平成2年度の相談件数が1,101件。平成26年度が8万8,931件。24年間で約80倍も増えているのです。
しかし、これはあくまでも相談件数です。実は、虐待は年々減少しています。幼女強姦件数(性的虐待)に関して、40年前は現在の10倍も多かったのです。
連日のように虐待死事件が報じられているので信じられませんよね。
虐待が減少している事に反比例し、虐待相談件数が年々増えています。
この現象は、虐待の定義で説明しましたが2000年に施行した「児童虐待の防止等に関する法律」以降、国民の”子どもを守ろう”という意識が高まり、国民の声に便乗したメディアが、大々的に虐待問題を報じることで社会問題化し、児童相談所へ相談する方々が増えたということです。
つまり、国民一人ひとりの”子どもを守ろう”という意識が年々増していると捉えることも出来るので、相談件数が増えることは悪いことではありません。
子どもを守る運動や、一人ひとりの意識の向上が実を結んで、安全な世の中になってきている事は、評価をするべきことですね。
しかし、虐待が減少しているから良しではなく、本来ならば虐待はなくならなければいけないもの。問題意識はいつまでも持ち続けていかなければいけません。
しかし、これはあくまでも相談件数です。実は、虐待は年々減少しています。幼女強姦件数(性的虐待)に関して、40年前は現在の10倍も多かったのです。
連日のように虐待死事件が報じられているので信じられませんよね。
虐待が減少している事に反比例し、虐待相談件数が年々増えています。
この現象は、虐待の定義で説明しましたが2000年に施行した「児童虐待の防止等に関する法律」以降、国民の”子どもを守ろう”という意識が高まり、国民の声に便乗したメディアが、大々的に虐待問題を報じることで社会問題化し、児童相談所へ相談する方々が増えたということです。
つまり、国民一人ひとりの”子どもを守ろう”という意識が年々増していると捉えることも出来るので、相談件数が増えることは悪いことではありません。
子どもを守る運動や、一人ひとりの意識の向上が実を結んで、安全な世の中になってきている事は、評価をするべきことですね。
しかし、虐待が減少しているから良しではなく、本来ならば虐待はなくならなければいけないもの。問題意識はいつまでも持ち続けていかなければいけません。
虐待を疑う場面に遭遇したら、どうするべきか?
虐待を目撃したら児童相談所へ通報する義務が皆さんにはあります。
児童相談所へ通報するべきか、しないべきか。通報の義務や虐待の定義があるとはいえ、この問題は今とてもデリケートな問題になっています。
何故なら、一人ひとり価値観が違うので「しつけ」なのか「虐待」なのか、判断基準が通報する側とされる側で両者自分基準になってしまうからです。
いつも以上にしかってしまったら、近所の方々に虐待の疑いとして通報されてしまった。というケースもあります。
そんな事例も把握した上で考えて欲しいのです。
通報せずに、虐待死事件が起きてしまったのと。
通報して、虐待ではなく通報された両親が恥をかく羽目になったのと。
通報の義務、虐待の定義を知った今、あなたならどちらを取りますか?
ここから先は、私見になってしまう為、書くことは慎みますが、興味のある方は個人的に私のブログへ足をお運び下さい。
児童相談所へ通報するべきか、しないべきか。通報の義務や虐待の定義があるとはいえ、この問題は今とてもデリケートな問題になっています。
何故なら、一人ひとり価値観が違うので「しつけ」なのか「虐待」なのか、判断基準が通報する側とされる側で両者自分基準になってしまうからです。
いつも以上にしかってしまったら、近所の方々に虐待の疑いとして通報されてしまった。というケースもあります。
そんな事例も把握した上で考えて欲しいのです。
通報せずに、虐待死事件が起きてしまったのと。
通報して、虐待ではなく通報された両親が恥をかく羽目になったのと。
通報の義務、虐待の定義を知った今、あなたならどちらを取りますか?
ここから先は、私見になってしまう為、書くことは慎みますが、興味のある方は個人的に私のブログへ足をお運び下さい。
どこに通報すればいいの?
児童相談所?警察?救急?と、迷う方が多いようですが、虐待の疑いがある場合の通報先は全国共通です。