2024年1月22日 更新

【不安や心配を解消したい】子育て中のママが嫌なイメージを手放す方法とは

「心配」をしなくて済むならしたくはないけれど、どうしても頭から心配事が離れない時もあります。「心配」な出来事を消すことはできなくても「心配」に心を支配されないように過ごすコツをまとめてみました。

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誰でも不安や心配を感じるものです。特に母親であれば、初めての子育てで何が起こるかわからないという不安や、子どもの健康や将来を思う心配などがあるでしょう。

不安や心配は、人間の正常な感情の一つです。危険やストレスに対する適応反応として働き、時には危険を回避したり、ストレスに対処したりするのに役立つ場合もあります。

しかし、不安や心配があまりにも強くなってしまうと、日常生活に支障をきたすこともあります。子育て中のママが不安や心配に頭が支配されてしまうのには、大きく分けて2つの原因があります。

子育てママの不安・心配の原因とは

1つは、「過去の経験や記憶に基づくもの」です。

例えば、過去に育児で失敗した経験があるママは、また失敗してしまうのではないかという不安を感じやすくなります。また、子どもの病気や事故などのトラウマ的な経験があるママも、同じような出来事が起こるのではないかという不安を感じやすくなります。

もう1つは、「未知の出来事に対する不安や心配」です。

例えば、子どもの成長や進学、就職など、子どもの将来を思う心配は、子育て中のママにとって大きな不安の種となります。また、経済的な不安や、夫婦関係の不安など、ママ自身の将来に対する不安も、子育てへの不安につながっていってしまいます。

「心配」することの弊害

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世の中にはいろんな性格の人がいますが、「私は心配したことがない」という人はいないのではないでしょうか。心配は、自分をストレスや外敵から守る役割があります。そのため、人が生き抜くうえで必要なシステムと言えます。

しかし、心配されることは、人によっては足枷になってしまうこともあります。

自分が心配される立場になったとき、心配してくれることはありがたく思う一方で、ちょっと負担だったり窮屈だったりした経験はありませんか?

大抵は身近な存在が心配して、あれこれ助言をしてくれたり気にかけてくれたりします。しかし、心配を向けられた人が「感謝の気持ちしかない」というケースはあまり多くないように感じます。

心配性な親の子どもは、本当に幸せ?

私も小さい頃から心配性でした。心配のあまり、やりたかったことを躊躇して、結局チャンスを逃したり遅れをとったりすることがよくありました。

特に出産してからは、子どもの体が少し弱かったのもあり、ちょっとした気温の変化にも神経質になり、過敏に反応していた時期もあります。しかし、私の我が子に対するこの「心配」は、いろいろな予防に役立ったこともありましたが、必ずしも子どもにとってプラスのみに働いているわけではないことにも気づいていました。

心配は、ほどほどがちょうどいい

心配の全体量を100%とするなら、20%を心配を予防するために使い、残りの80%を別のポジティブな形で表現することができたら、もっと違っていただろうと思います。少なくとも私自身は、リラックスして子育てをもっと楽しめたのではないかと思います。

お母さんの心配は、時として呪いのようにもなりかねません。だからこそ、「心配」はほどほどにして、ポジティブな形で転換できれば、心配を向けられた相手にとっても、その方がありがたいのではないかと思います。

どうしたら「心配」を止められる?

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心配を止める方法を模索していたとき、ある本に「心配の多くは妄想や思い込みが多く、その大半は取り越し苦労で終わる」という文章を見つけました。振り返ってみると、確かに取り越し苦労で終わることが多かったので、目から鱗が落ちた気分になりました。

さらに、「その心配は役に立ちますか?」という問いかけもありました。これには頭を殴られたような衝撃を受けました。

それからというもの、心配が湧きあがったときには「その心配は役に立ちますか?」と自問するようになり、できる対策はするけれど「今回も取り越し苦労で終わるから大丈夫」と自分に言い聞かせるようにしています。

箱と紙とペンで心配をコントロールする簡単な方法

そしてもう一つ、私が実践してきた中で、一番役に立った方法をご紹介します。

用意するものは、箱と紙とペンです。箱はどんなものでもOKです。私は、紅茶の入っていた缶を使っていますが、紙の箱でもプラスチックでも、ある程度の大きさがあれば、どんな形状でも構いません。

そして、心配が湧き上がってきたら、紙にその心配を書き出して、箱に入れます。例えば、「子どもが交通事故にあったらどうしよう」という心配が湧き上がってきたら、「楽しくお友達と遊んで、満足して帰ってきた」というように、心配なことをポジティブな言葉に変換して、紙に書き出して、箱に入れます。

同じ心配が上がってきたら、「その心配は、もう箱の中にあります」と、心配は今ここに存在しないことを宣言します。こんな簡単な方法でしたが、私の心配は、すっと霧が晴れるように、薄くなり、軽くなっていきました。
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この記事のライター

天海舞蓮 天海舞蓮

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