筆者はこれまで色々な隠し味を試してみましたが、いまいち「コレ!」というものに当たりませんでした。そんな時目に入ったのが、安売りしていた時についつい買いすぎてしまったバナナ。「カレーにバナナを入れてみたらどうだろう?」と思いつき、挑戦してみることにしました!
「バナナカレー」の材料と作り方
・バナナ 1本(100g)
・豚こま肉 300g
・玉ねぎ 1個
・カレールウ 半箱
・水 600ml
・にんにく 1片
・バター 10g
・ウスターソース 小さじ2
・サラダ油 大さじ1
・乾燥パセリ 適量
①玉ねぎは薄切りに、バナナは薄い輪切りにします。
②火にかけたフライパンにサラダ油を入れて、玉ねぎを加えます。
③玉ねぎに塩を振りかけ、焼き目がつくようにして炒めます。
④玉ねぎに焼き色がついてきたらバナナを加え、潰しながら炒めます。
⑤玉ねぎが飴色になったら豚肉を加えて炒めます。
⑥塩コショウを振ってさらに炒めます。
⑦肉にある程度火が通ったら水を入れて、沸騰してきたらおろしにんにくを加えます。
⑧バターとソースを加え、一度沸騰させたら火を止めます。
⑨カレールウを入れて溶かし、ひと煮立ちさせます。
⑩皿にご飯と一緒に盛りつけ、パセリを振ったら完成です。
作り方のポイント
ポイント①玉ねぎはじっくり炒める
まずは玉ねぎの炒め方です。玉ねぎは飴色になるまで炒めることで甘みと旨味が増し、料理の味が良くなります。玉ねぎを飴色になるまで炒めるには時間がかかりますが、できればしっかりと炒めましょう。玉ねぎに塩を振ることで水分が出やすくなり、炒める時間を早めることができます。さらに時短したい場合は、あらかじめ玉ねぎをレンジで加熱しておきましょう。
ポイント②バナナは先入れ
筆者は今まで隠し味はすべてルウを入れた後に加えていたのですが、こちらのレシピでは玉ねぎと一緒に炒めています。実際に先入れしてみるとバナナと玉ねぎが一体になり、ルウの中に溶けやすくなるのがわかりました。ただ、レシピでは輪切りにしたバナナを潰しながら炒めていましたが、筆者は面倒なので最初から潰したバナナを加えました。どちらでも大丈夫なようなので、やりやすい方法で入れましょう。
ポイント③バナナは入れすぎない
バナナはあくまでも「隠し味」なので、入れすぎてしまうと味のバランスが崩れます。こちらのレシピで推奨している分量は、カレールウ半箱でバナナ100gです。まずはこの量を守って作ってみてから、自分なりに量を変えてみると良いでしょう。最初から入れすぎてしまうと適量がわからなくなってしまうので、入れすぎには注意しましょう。
ポイント④下味のコショウはたっぷりと
豚肉に下味をつける時は、コショウはできるだけ多めに振るのがポイントです。筆者はこれまでカレーを作る時は特に下味はつけていなかったのですが、今回はしっかりとコショウを振って作ってみました。すると豚肉の臭みが軽減し、焼いている間の臭いがまったく気にならなくなりました。コショウを多めに使ったからといってカレーが辛くなることもなかったので、お子さまがいるご家庭でも大丈夫です。
ポイント⑤にんにくとソースで風味づけ
メインの隠し味はバナナですが、最後ににんにくとソースを入れることでさらに風味が良くなります。我が家ではウスターソースの代わりに中濃ソースを使いましたが、それでも美味しく仕上がりました。ただ、にんにくは子どもたちがあまり好きではないので省きました。ご家庭の好みによって、このあたりは変更してもいいかと思います。