2019年8月26日 更新

春夏(3~8月)に注意したい!乳幼児がかかりやすい病気

どんな病気がどの時期に流行りやすい?溶連菌感染症・ロタウイルス感染症・手足口病・ヘルパンギーナ・アディノウイルスなど、春夏に乳幼児がかかりやすい病気について、登園の目安などの注意点と一緒にご紹介します。

季節の変わり目など、環境の変化で体調を崩す子は多いのではないでしょうか。特に乳幼児期は、まだ病気に対する抵抗力が弱いぶん、色々な病気にかかりやすいときです。

年間を通して、どんな病気がどの時期に流行りやすいのかを知っておくようにしましょう。

溶連菌感染症(3~5月)

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「溶連菌感染症」の症状の代表的なものは、38~39℃の発熱と強い“のど”の痛みです。そして、体や手足にかゆみを伴う小さくて紅い発疹が出たり、舌にイチゴのようなツブツブ(イチゴ舌)が現れます。

抗生剤を飲み始めると2〜3日で熱が下がり、のどの痛みもやわらいできますが、その後手足の皮がむけることもあります。

溶連菌感染症の症状としては咳や鼻水がありませんが、日常生活の中で出る咳やくしゃみなどによって近くの人に感染(飛沫感染)することがあるので注意が必要です。
【登園の目安】
解熱後24時間&抗生剤服用後24時間経過しなければ登園はできません。確実に溶連菌を退治し、重大な合併症を引き起こさないために、症状が消えても、医師から処方された抗菌薬はしっかり飲み切らなければいけません。

潜伏期間:2~5日

ロタウイルス感染症(3~5月)

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「ロタウイルス感染症」は、乳幼児をはじめ子どもに多い急性胃腸炎を引き起こす感染症で、主な症状は、下痢・吐き気・嘔吐・発熱・腹痛です。便の色が白色になることがあり、脱水に陥りやすく注意が必要です。

脱水症状がひどくなると点滴や入院が必要になる場合もあり、年齢が低いほど重症化しやすいので注意が必要です。

また、ロタウイルス感染症は“間接接触による感染”が多いことから、感染源である嘔吐物や糞便、おむつの適切な処理・衛生的手洗いなどが徹底される必要があります。
【登園の目安】
発熱・嘔吐・下痢などの症状が治まり、普段通り食事が取れるようになれば登園可能です。発症後2~3週間は便の中にウイルスが排出されているため、おむつ等の処理には注意するようにしましょう。

潜伏期間:1~3日

手足口病(6~8月)

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「手足口病(てあしくちびょう)」は、口の中・手のひら・足の裏などに、赤い発疹や小さな水疱ができる感染症です。

発熱することもあるほか、口の中の発疹が痛むため食事がとれず、脱水症状を起こすこともあるので注意が必要です。

また、稀に髄膜炎などの合併症を起こす場合もあるので、経過観察はしっかり行いましょう。
【登園の目安】
発熱や口の中の発疹の影響がなく、普段どおりに食事がとれるようになれば登園できます。登園前には医師の診断を受け「登園届」の記入・提出が必要です。

潜伏期間:3~6日

ヘルパンギーナ(6~8月)

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