2022年1月27日 更新

繊細息子は“口の中”も繊細!?偏食息子から学んだこと

赤ちゃんのときからとても繊細な我が子。離乳食は進まず、決まったものしか食べませんでした。どうやらその理由は“口の中”にあったようなのです…!偏食の我が子から学んだことをまとめました。

食べないのも納得…!繊細な我が子の赤ちゃん期

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我が子はとにかく赤ちゃんの頃から敏感で繊細でした。
例えば…
・少しの物音で起きる
・眠りが浅い
・モロー反射が激しすぎる
・とにかく泣く
・ギャン泣きするのでベッドやバウンサーなどに寝かせておけない
・生後5ヶ月頃から激しい人見知り・場所見知り
・集団の場に行くと、圧倒されて大泣き
…挙げ始めたらキリがないくらいです。

離乳食を始めた当初は「なんで食べないの?」「私の調理の仕方が良くないの?」と散々悩みましたが、これだけ繊細なら「食べないのも納得」だなと今となっては思います。

1日3回の食事時間は辛い時間

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我が子が生後5ヶ月の頃、離乳食を開始しました。まずは、スプーンやお皿に慣れるところから始めました。口に入れてハミハミしたり、じーっと見て観察したり…とここまでは良かったのですが、10倍粥を用意して口に入れた途端、ひどく歪んだ表情をしてべーっと全部出してしまいました。「お粥が嫌なのかな?」と思い、すり潰した魚や人参などを出してみましたが、どれもひと口でダメ。
心が病みかけたので、1ヶ月間のお休み期間を経て、再度チャレンジすることに。生後7ヶ月頃になると、すり潰したりんごうやバナナはよく食べてくれるようになりました。気が向けば、じゃがいもや人参も口にしてくれることも。でも、基本的には「食べない!」の意思表示が多かったです。
固さ、味付け、見た目など、できる改善点は何でも試してみましたが、残念ながらどれも功を奏しませんでした。ほぼ手応えのないまま、生後9ヶ月頃には3回食に移行。1日3回の食事時間は、筆者にとっても、我が子にとっても辛い時間だったのは間違いありません。3回食に慣れた頃は、気を張らずに“食べるものを食べてもらうスタイル”で乗り切るようになりました。

どうやら“口の中”も繊細らしい

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我が子が3歳になり、言葉での意思疎通ができるようになると、「固くて嫌」「ザラザラして嫌」「口が気持ち悪い(ねっとりした食感が嫌)」など、色々と教えてくれるようになりました。どうやら繊細さは、“口の中”にもあったようです。
筆者にとって、“口の中の繊細さ”に関しては新発見でした。食べ物の好き嫌いは「味」の好き嫌いが主だと思っていました。もちろん、食感や固さもあるでしょうが、経験で慣れていけるものだと感じていました。
筆者にとって、“口の中の繊細さ”に関しては新発見でした。食べ物の好き嫌いは「味」の好でも、「そうではないのかもしれない。経験や食べる回数を増やすことで食べられるようになるとは限らないのかも。丁寧にアプローチしていかないといけない場合もあるのかも…。」そんなふうに考えるようになりました。

我が子の場合、それだけ“口の中が敏感で受け付けない”のだと思います。でも、受け付けないからと言って、食べられるものだけを食べ続けていたら、成長期の体に良いとは思えません。栄養面も心配です。

口の中の敏感さに気づいた筆者は、本人の意思を確認しながら、ときには背中を押しながら食事を進めるようになりました。骨の折れるような関わりですが、それ以来、少しずつ「食べられるもの」「食べてみようとするもの」が増えてきました。地道に、地道に。スモールステップで。この方法が、我が子には合うようです。
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この記事のライター

みかん・元特別支援学校の先生ママ みかん・元特別支援学校の先生ママ

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