2020年10月26日 更新

英語での会話がもっと楽しく身近になる!教科書には載ってないリアルな英語【相づち編】

会話で欠かせないのが『相づち』。会話のキャッチボールをする上で、潤滑油となる相づちですが、日本語と英語では相づちにも違いがあります。今回、英会話での相づちの注意点や、ネイティブが良く使う相づちフレーズなどをご紹介します!

どちらとも言えない時の表現

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・I'm not sure about that. / I don't know about that.
⇒直訳すると「そのことについて、分からない」という意味ですが、相手の発言に対して「それはどうかな…」といったニュアンスで使われます。

"I don't know~"の言い方は、相手や言い方によっては失礼な印象を与えてしまうため(親しい友人間や家族はOK)、「こんなこと言いたくはないけど…」というフレーズ、"I hate to say it, but~"・"I hate to tell you but~"などを文頭に置いて、ワンクッションおいて使うと丁寧な言い方になります。

・I can't say (for sure).
⇒直訳すると「確実にそうとは言い切れない」という意味から、「なんとも言えない・よく分からない」といったニュアンスで使われます。

・It depends.
⇒「時と場合による」という意味で、「う~ん、なんとも言えない…」という時によく使われるフレーズです。『どういう状況によるのか』というのを説明したい場合は、"It depends on~"という風に、"on"の後ろに状況を付け加えるようにします。

【例】
A : Are you going to the beach this weekend? / 今週末、ビーチ行くの?
B : It depends on the weather. / 天気次第かな。

・Maybe. / Probably.
⇒「多分・そうかも」と、サラッと言いたい時によく使われます。

その他の使える相づちフレーズ

・I don't care.
⇒言い方によって、ポジティブ・ネガティブのどちらの意味にもなるこのフレーズ。ポジティブな意味では「構わないよ」となりますが、ネガティブな意味では、無関心さを表す「どうでもいい・何でもいい・どっちでもいい」という意味になります。

・Whatever.
⇒"whatever"にはいくつか意味があるのですが、相づちで使う場合「どうでもいい・何でもいい」といった意味で使われます。上記の"I don't care"同様、言い方次第でポジティブにもネガティブにも捉えられるため、使う際には注意が必要です。また、相手の話をこれ以上聞きたくない…という時に、「あぁ、はいはい…」と会話を終わらせようとする状況でも使われます。

【例】
A : What do you want to eat for dinner? / 晩ごはん、何食べたい?
B : Whatever. / 何でもいいよ。

※相手に悪い印象を与えたくない場合は、"Whatever you like. / あなたの好きな物ならなんでもいいよ"と言うのが無難です。

【例】
A : Why did you ignore my text message all day? / 何で、1日中私のメール無視してたの?
B : Oh, whatever...I'm sorry. / あぁ、はいはい…ごめんなさい。

・Who cares?
⇒「誰が気にするの?」というこのフレーズ。「そんなの誰が気にするの?」という意味から、「どうだっていいよ・構うものか」というニュアンスでも使われます。

【例】
A : My husband told me not to go out to lunch with my best friend. / うちの主人、親友とランチに行くなって言ったの。
B : Who cares! Just do whatever you want! / そんなの気にしちゃダメだよ!自分の好きなようにしな!

【例】
A : Aren't you going to eat this cake? / このケーキ食べないの?
B : No. I want to....but I'm on a diet. / ううん…食べたいけど、ダイエット中だから。
A : Who cares! You look just fine. Just eat! / そんなの気にしない!全然大丈夫だよ。食べな!

・So what?
⇒直訳すると「だから何?」というこのフレーズ。言い方や状況によって、同じ「だから何?」でもニュアンスが違ってきます。一つは『開き直りや、無関心を表す意味合い』。そして、もう一つが『同情して、励ます意味合い』です。

【例:開き直りの場合】
A : You're almost 40 and not married? / もうすぐ40歳なのに、まだ結婚してないの?
B : So what? That's none of your business! / だから何?あなたには関係ないでしょ!

【例:慰めの場合】
A : My boyfriend broke up with me. / 私、彼氏に振られちゃったの…。
B : So what? You deserve a better man anyway! / それがどうしたって言うの?そもそも、あなたにはもっと良い男がいるはずよ!

・Good for you!
⇒軽い感じで「それは良かったね・すごいね・おめでとう」といった意味で使われますが、言い方によっては(大袈裟に言ったり、暗いトーンで言う)、皮肉として真逆の意味にもなります。あくまでカジュアルな言い方になるため、ビジネスや目上の人、大きな成功や喜ばしい出来事などに対しては、"Congratulations!"を使うようにしましょう。

【例】
A : I got a new job! / 新しい仕事が決まったの!
B : Good for you! / おめでとう!

【例:皮肉の場合】
A : My boyfriend is super rich and handsome. / 私の彼氏、お金持ちでハンサムなの。
B : Good for you! / それは良かったね!

時間稼ぎの相づち『つなぎ言葉』

日本語の会話でも、とっさに言葉が出て来ないことはありますよね。その際、「えっと・あ~・なんか」といったような『つなぎ言葉』で時間稼ぎをしますが、英語にも同じくつなぎ言葉が存在します。それでは、ネイティブがどんなつなぎ言葉を使うのか見てみましょう。

・Uh... / Mmm... / Um...
⇒ほんのちょっとだけ、時間稼ぎをしたい時に一番良く使われるのは、"Uh...(アー)""Mmm...(ンー)""Um...(アーム)"です。日本語でいう、「えっと・ええっと」がこれにあたります。文頭だけでなく、文中でも使うことができます。

・Well...
⇒「まぁ…・ええ…」といったニュアンスで使われたり、『今から何かを話しますよ』という合図(前振り)的にも使われます。

・Like...
⇒「なんか…・みたいな…」といったニュアンスで使われます。日本語のニュアンスからも分かるように、ビジネスの場面で使うには不向きなつなぎ言葉です。

・So...
⇒話の内容に対して、「で…・じゃあ…・つまり・だから・それで?」といった意味やニュアンスで使われる場合と、話題を変えたい時や、何かを話出す前の前振りとして「ところで・それでは」といった意味で使われます。

【例】
A : My boyfriend and I are not getting along well. / 彼氏と私、あんまり上手く行ってないんだよね。
B : So....are you guys breaking up? / じゃあ、別れるってこと?

【例:話の前振りの場合】
・ So, that's all for today's lesson. / それじゃあ、今日のレッスンはこれで終わりです。

・I mean...
⇒直訳すると「私が意味する…」ですが、実際には「私が言いたいのは…」というニュアンスになります。また、何かを言い間違えてしまった時に、「あっ、つまり…」と言い直す意味合いでも使われます。

【例:訂正する場合】
・You need to submit your assignment by this Friday. I mean...by next Friday. / 今週の金曜日までに、課題を提出するように。いやっ…来週の金曜日までに。

・You know...
⇒直訳すると「あなたは知っている」となり、つなぎ言葉としてピンとこないかもしれませんが、"you know"は、ネイティブの話す文章の『文頭・文中・文末』でよく登場してくるフレーズで、文のどこに置くかで、それぞれ意味が違ってきます。

①文頭で使う場合
⇒「○○でしょ?・○○じゃん?」「○○って覚えてる?」「○○って知ってる?」といったニュアンスで使われます。また、何かをど忘れしてしまった時に、「ほら、○○だよ!」という風に使うこともできます。基本的に、相手が既に話の内容(物事)を知っている前提で使われますが、ただ単に話題を変えたい時に、「そう言えば・ところで・ねぇ」などといった意味合いでも使われます。

【例:話の内容を相手が知ってる前提】
・ You know the guy I used to hang out a lot? / 私が、よく遊んでた男の子いるじゃん?

【例:ど忘れしてる時】
A : Do you remember my friend, Liam? / 私の友達のリアム、覚えてる?
B : The one with a beard? / 髭生やしてる人のこと?
A : No! You know....the guy with long hair. / 違うよ!ほらっ、髪の長い男の子。

【例:話題を変えたい時】
・You know...you said you want to buy a new phone. / そう言えば、新しい携帯買いたいって言ってたよね。

②文中で使う場合
⇒文章の合間で使われる"you know..."には、特に意味はありません。日本語でいう、「えー、えっと、あの…」がこれにあたり、言いたいことがとっさに出てこない、言葉に詰まった時の時間稼ぎとして使われますが、日本語同様使い過ぎには少し注意が必要です。

③文末で使う場合
⇒共感や同意を求めたい時に、「○○だよね?」「○○でしょ?」というニュアンスで使われます。

【例】
・He shouldn't bury his head in the sand, you know. / 彼、現実から目を背けるべきじゃないよね。

"That's"+形容詞を使って『良いね!』を表現

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相手の話に対して、自分の気持ちを表現する際によく使われるのが、『That's +形容詞』です。このパターンを覚えておくと、相づちのバリエーションが格段に増えます。

■良いね
・That's good.
・That's nice.

■可愛らしい・素敵・心温まる
・That's sweet.
⇒子供にまつわる可愛らしいエピソード、恋人同士・夫婦間の甘い話、ほっこりするようなエピソードなどを聞いた時に、使うと良いフレーズです。

■素晴らしいね・最高だね
・That's great.
・That's amazing.
・That's fantastic.
・That's awesome.
・That's wonderful.
・That's perfect.

《スラング編》
・That's epic.
⇒"epic"の本来の意味は、「叙事詩の・壮大な・大規模な」で、スラングでは「すごい・最高・素晴らしい」などの意味になります。

【例】
A : I wrote this song! / この曲、私が作ったの!
B : That's epic! / すごいじゃん!

■カッコイイね・イケてるね・すごいね
・That's cool.

《スラング編》
・That's tight.
⇒"tight"は、日本語でも「タイトスケジュール」「タイトスカート」などで使われている単語です。本来「堅い・きつい」などの意味ですが、スラングでは「良いね・イケてる」などのポジティブな意味で使われます。

【例】
A : My friend from America is going to visit me next month! / アメリカ人の友人が、来月会いに来てくれるの!
B : That's tight! / 良いね!

・That's lit.
⇒"light / 灯をつける・明るくなる・輝く"の過去形である"lit"。スラングでは「すごい・最高じゃん」といった意味になります。この"lit"は、特にコンサートやパーティー、スポーツの試合などのイベント事について話をする時に使われます。

【例】
A : We're going to Hawaii for our 1st wedding anniversary! / 結婚1周年記念で、ハワイに行くの!
B : That's lit! /すごいじゃん!

・That's dope.
⇒"dope"は、本来「麻薬」「(人に対して)マヌケ・バカ」という意味で使われますが、スラングではポジティブな意味合いになり、「ヤバイ・最高」といった感じで使われます。

【例】
A : I bought a brand new car! / 新しく車買ったの!
B : That's dope! / めっちゃ良いじゃん!

・That's sick.
⇒ 「病気の・吐きそう・嫌気がさす」などの意味で、普段使われる"sick "ですが、スラングでは"That's awesome!"と同じ感覚で使うことができます。ただし、話の内容によっては、本来の単語の意味通り、ネガティブな意味「気持ち悪い」という意味でも使われます。

【例】
A : Look at my new watch! / 新しい時計見てよ!
B : That's sick!/ すごくカッコいいね!

・That's legit.
⇒"legit"は、"legitimate / 合法の・適法の・正当な"という単語の略語で、「(質が良く)本物の」という意味です。スラングでは「カッコいい・良い感じ」という意味や、「マジモン・ガチ」のニュアンスでも使われます。

【例】
A : Is that a new bracelet? / それ、新しいブレスレット?
B : Yeah. My husband bought it for me as a birthday present! / うん。主人が誕生日プレゼントとして買ってくれたの!
A : That's legit! / すごく素敵!

『残念』な気持ちの表現

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・I'm sorry (to hear that).
⇒"I'm sorry"と聞くと、とっさに「ごめんなさい」という意味が頭に浮かぶ人が多いかもしれませんが、"I'm sorry"はシチュエーションによって、「お気の毒に」「残念でしたね」「ご愁傷様です」といった意味になります。

カジュアル・フォーマル、どちらの場面でも使うことができるこのフレーズは、万能フレーズと言えます。

■それは残念だね
・That's too bad.

・That's a shame.
⇒"shame=恥"と訳してしまいがちですが、「残念」という意味を表現する単語でもあります。

・That's a bummer.
⇒「嫌なこと・不愉快こと・残念なこと」といったような意味を持つ "bummer" 。「残念」という意味以外にも、スラングでは「ガッカリだね」「最悪だね」といったニュアンスでも使われます。

■それは悲しいね
・That's sad.

■それは最悪だね
・That's terrible.
・That's awful.

・That sucks.
⇒本来「吸う・しゃぶる」という意味の"suck"ですが、スラングでは「最悪だね・最低だね」という意味で頻繁に使われます。

『驚き』の表現

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