2020年5月5日 更新

“自分で考える子ども”が一番!「自立した人間」に育てる秘訣とは

ワーキングマザーとして息子2人を立派に育て上げ、2人とも東大に入れた子育てアドバイザーである入江のぶこさんの子育て術をちょっと学んでみましょう!

現在、都議会議員としても活躍している子育てアドバイザー入江のぶこさんは、夫を飛行機事故で亡くした後、バリバリ働きながらも息子2人を育て上げ、2人とも東大に入学させたすごいママ。

その子育ての大きなポイントが“自分で考える子ども”にすること。入江さんの新著書「自ら学ぶ子どもに育てる―息子2人が東大に現役合格した、ワーキングマザーの子育て術―」(あさ出版刊)から、その子育てのポイントをちょっとだけご紹介します。

自ら学ぶ子どもに育てる方法

1.日記を毎日書かせる

子どもに日記を毎日書かせることは、はじめのうちは大変ですが、その日あったことを自分の言葉で書くことで、考える力が養われるといいます。

よく書けた日記には、親が花丸をつけてよく褒めてあげることで、成功体験を与えられます。その小さな成功体験を積み重ねることは子どもの成長には欠かせないといいます。「日記を書く=嫌なこと」にならないように親のサポートが必要です。

日記は毎日のことなので、毎日、自分で考えて表現する力がしっかりと培われそうですね。

2.読み聞かせに「クイズ」をプラスする

入江さんは、遊びの中にも「考える」を織り交ぜることがポイントだといいます。絵本を読み聞かせするときも、ただ読むだけでなく、そこにクイズを織り交ぜます。

例えば桃太郎なら「じゃあ、きびだんごを3つ持って鬼退治に出かけた桃太郎が、途中で出会ったイヌ、 サル、キジに1個ずつではなく半分ずつあげたとしたら、最後にどれだけのきび だんごが残るでしょう?」などとクイズを出します。

子どもたちは自分なりに答えを出しますが、その答えに対して「そうそう、それも 正解だね。よく考えられたね。でも、こういう考え方もあるんじゃない?」と、さらに考える機会を与えるよう導いたといいます。

絵本をただ読み聞かせるのではなく、子どもたちが自分の頭で考える機会になっていますね。


3.年頭に家族みんなが決意表明する
入江さん家では、年初めに、家族みんなが一人一人、決意表明をするセレモニーを行うことにしているのだそう。

お正月に家族揃って年頭の挨拶をし、一人ひとり順番に一年の抱負を発表する。ただそれだけなのですが、そのねらいは、立派な抱負を立てさせることではなく、年に一度、「自分はどうやって生きていくつもりなのか。何を成し遂げたいと思っているのか」を自分の言葉で発表することで、自分の生き方を本人に自覚させるためだといいます。

ここでも自分で考え、それを言葉にする訓練になっていますね。

まとめ

入江のぶこさん直伝の、自分で考える子どもにする子育て術の一部をご紹介してきました。

まだまだノウハウや大事なことがこの本に書かれていますが、今回ご紹介したことだけでも、大いにヒントになりそうです。ぜひ実践してみましょう。

自ら学ぶ子どもに育てる - 息子2人が東大に現役合格した、ワーキングマザーの子育て術|入江のぶこ

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ワーキングマザーとして働きながら2人の子どもを育て、東大に現役合格させた著者。彼女の目標は東大合格ではなく、「自分で判断できる」「生き抜く力を持つ」子どもに育てること。その方法・秘訣とは?

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