子どもが親に対して“イヤ!”つまり、“「NO!」の気持ち”を伝えてきた時に、親がその気持ちを受け入れることで、より良い親子関係を築くことができます。
この記事では、その具体的な方法をご紹介します。
この記事では、その具体的な方法をご紹介します。
子どもの“「NO!」の気持ち”をどれくらい受け入れていますか?
親は子どもに対して、“イヤ!”という気持ち、つまり、“「NO!」の気持ち”を伝えた時に、子どもは否応なしに従わなければならない状況に置かれます。
例えば、子どもが突然、「ゲーム機を買って欲しい」と言ってきたとします。
例えば、子どもが突然、「ゲーム機を買って欲しい」と言ってきたとします。
子ども:「ねー、このゲーム機、前から欲しかったから買ってよ〜」
親:「ゲーム機はクリスマスプレゼントなら買うけど、今日はダメよ!」
子ども:「わかったよ・・・。」
(買ってもらうのを諦める)
親:「ゲーム機はクリスマスプレゼントなら買うけど、今日はダメよ!」
子ども:「わかったよ・・・。」
(買ってもらうのを諦める)
といった具合です。この例のように、子どもはゲーム機を買う程のお金を持っていない場合、親の「NO!」に従わなければなりません。しかし、子どもが親に対して、“「NO!」の気持ち”を伝えた時に、親はその気持ちを無視してしまいがちです。
例えば、子どもが嫌いな食べ物を「食べたくない!」と言ってきたとします。
親はバランスよく食べて欲しいので、何とかして食べさせようとし、子どもの“「NO!」の気持ち”を無視してしまいがちです。"その食べ物を今、絶対食べなければいけないのか"?と考えると、“絶対にYES!”と思う方は少ないのではないでしょうか。
子どもの頃を振り返ってみて、嫌いだった食べ物を、気が付いたらいつかは食べれるようになったという経験はありませんか?もしかしたら、そのまま食べられない方もいらっしゃるとは思いますが、ある程度の年齢になれば何とか我慢して食べるのではないでしょうか。
大人は、食べたい物を選んで買ったり、作ったりすることができます。その時に、嫌いなものではなく、なるべく好きなものを選びませんか?そう考えると子どもも、“嫌いなものではなく、好きなものを食べたい”と言う気持ちは、大人と同じです。
ですので、子どもが“「NO!」の気持ち”を伝えてきた時に、親はその気持ちを受け入れることが大切です。
例えば、子どもが嫌いな食べ物を「食べたくない!」と言ってきたとします。
親はバランスよく食べて欲しいので、何とかして食べさせようとし、子どもの“「NO!」の気持ち”を無視してしまいがちです。"その食べ物を今、絶対食べなければいけないのか"?と考えると、“絶対にYES!”と思う方は少ないのではないでしょうか。
子どもの頃を振り返ってみて、嫌いだった食べ物を、気が付いたらいつかは食べれるようになったという経験はありませんか?もしかしたら、そのまま食べられない方もいらっしゃるとは思いますが、ある程度の年齢になれば何とか我慢して食べるのではないでしょうか。
大人は、食べたい物を選んで買ったり、作ったりすることができます。その時に、嫌いなものではなく、なるべく好きなものを選びませんか?そう考えると子どもも、“嫌いなものではなく、好きなものを食べたい”と言う気持ちは、大人と同じです。
ですので、子どもが“「NO!」の気持ち”を伝えてきた時に、親はその気持ちを受け入れることが大切です。
よく耳にする親子の会話
外食をした時に、よく耳にする親子の会話を例に考えてみたいと思います。
<親が子どもの“「NO!」の気持ち”を無視しているパターン>
子ども:「これ嫌いだから食べたくな〜い」
親:「それぐらい食べなさい。」
子ども:「いやだー!」
親:「じゃあ、もう、おもちゃを買ってあげないよ!」
子ども:「えー!?そんなのいやだー!」
親:「なら、食べなさい!」
子ども:「わかったよ・・・。」
(渋々食べる)
子ども:「これ嫌いだから食べたくな〜い」
親:「それぐらい食べなさい。」
子ども:「いやだー!」
親:「じゃあ、もう、おもちゃを買ってあげないよ!」
子ども:「えー!?そんなのいやだー!」
親:「なら、食べなさい!」
子ども:「わかったよ・・・。」
(渋々食べる)
この場合、子どもの“「NO!」の気持ち”を無視するだけではなく、“食べなければおもちゃを買わない”と脅しています。
<親が子どもの“「NO!」の気持ち”をそのまま受け入れているパターン>
子ども:「これ嫌いだから食べたくな〜い」
親:「そうなのね。じゃあ、どうしたいの?」
子ども:「ママに食べて欲しい」
親:「いいよ!」
子ども:「これ嫌いだから食べたくな〜い」
親:「そうなのね。じゃあ、どうしたいの?」
子ども:「ママに食べて欲しい」
親:「いいよ!」
この場合、子どもの“「NO!」の気持ち”を親がそのまま受け入れているので、子どもは嬉しいと思います。親も、無理して食べさせなくていいので、会話のバトルを繰り広げる必要はありません。
もし、このパターンが“子どもを甘やかしすぎているのでは!?”と感じる方は、次のパターンがおすすめです。
子どもに「NO!」が通用しない場合の対処法とは!?
親から見て、子どもがしなくてはいけないことを「NO!」と伝えてきた時は次のように対処します。
①「そうなのね」と子どもの気持ちを受け止める
②「でもね」の言葉の次に、しなければいけないことを伝える
③しなければいけないことをした時は褒める
以上のような手順です。もし、しなければいけないことを、親が手助けできることであれば手助けをします。そうすれば、子どもは1人でやるより簡単に取り組むことができるので、何かをすることに対するハードルが下がると思います。
いつかは1人で出来るようになるので、時には親が手助けすることも必要です。
この場合、子どもは、自分の“「NO!」の気持ち”を親から否定されるのではなく、受け入れてもらえています。なので、子どもも安心して親の要求を受け入れやすくなります。
いつかは1人で出来るようになるので、時には親が手助けすることも必要です。
<親が、子どもの“「NO!」の気持ち”を受け入れた後、自分の要望を子どもに伝えるパターン>
子ども:「これ嫌いだから食べたくな〜い」
親:「そうなのね。食べたくないのね。でもね、ひと口だけ食べるのはどうかな?」
子ども:「う〜ん、なら、ひと口なら頑張って食べる!」
親:「良かった!その気持ちが嬉しいからお手伝いしようか?」
子ども:「うん!」
(親が手助けして、子どもがひと口食べる)
親:「おぉ!頑張って食べて、偉いね!」
子ども:「これ嫌いだから食べたくな〜い」
親:「そうなのね。食べたくないのね。でもね、ひと口だけ食べるのはどうかな?」
子ども:「う〜ん、なら、ひと口なら頑張って食べる!」
親:「良かった!その気持ちが嬉しいからお手伝いしようか?」
子ども:「うん!」
(親が手助けして、子どもがひと口食べる)
親:「おぉ!頑張って食べて、偉いね!」
この場合、子どもは、自分の“「NO!」の気持ち”を親から否定されるのではなく、受け入れてもらえています。なので、子どもも安心して親の要求を受け入れやすくなります。