2021年6月20日 更新

知っておきたい!高校進学後の気になる費用②「高等学校等就学支援金」とは?

高校で必要となる費用の次は、利用できる支援金についても詳しく知っておきましょう。「高等学校等就学支援金」を使えば、公立高校で実質無償化、私立でもかなりの学費が補填されますよ。

通信制高校課程の支給金額

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通信制高校の場合、支援金は1単位ごとに支給されます。

【公立の通信制高校の場合】
・1単位336円まで支給される(※1単位あたりの学費は300円〜700円程度)
・実質無償

【私立の通信制高校の場合】
・世帯年収590万円未満:1単位最大1万2030円
            実質無償
 (※1単位あたりの費用が1万2030円以下なら、費用相当額が上限となる)
・世帯年収590万円~910万円未満:1単位最大4812円
                差額は自己負担

【支給期間と支給額(単位数)の上限】
・支給対象単位数の上限:卒業必須単位である74単位
・年間の支給対象単位数:30単位(※オーバー分の支援金は受け取れない)
・支給期間の上限:48ヶ月

1年間で30単位以上取得したり、4年間で74単位以上取得したりしてしまうとその分は自己負担となるので気を付けましょう。

また、支給期間の上限は48か月なので、途中で休学したい場合は就学支援金もストップする手続きをしておく必要があります。支援金の支給期間内に卒業できるよう、計画的に単位を取得していくことも大切です。

まとめ

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今回は、高校進学後の気になる費用「高等学校等就学支援金」についてご紹介しました。私立高校や私立の通信制高校に進学する場合にも、かなり支給してもらえると分かりました。それによって、進路の選択肢も広がったのではないでしょうか?

「高等学校等就学支援金」の申請については、高等学校入学時などに学校から案内があるそうです。学校からの指示に従って、手続きをすることを忘れないでください。オンライン申請に対応している学校の場合は、学校から申請に必要なIDとパスワードが配布されます。その場合には、「高等学校等就学支援金オンライン申請システム e-Shien」から申請が可能です。

次回は、もう1つの支援金である「高等学校等奨学給付金」についてご紹介します。
参照:通信制高校ナビ「【2020年度】高等学校等就学支援金で授業料が無料!? 所得制限や支給額、学費以外の費用に使える支援も」
https://www.tsuushinsei-navi.com/tsuushinsei/shienkin.php
文部科学省「高等学校等就学支援金手続きリーフレット(令和2年4~6月支給)」
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/mushouka/__icsFiles/afieldfile/2020/04/22/20200422_mxt_kouhou02_100014428_2.pdf
文部科学省「高校生等への修学支援」
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/mushouka/index.htm
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