2020年2月14日 更新

広がる「家庭内個食」の実態を調査!~生活者のお悩み&アイディア集~

少子高齢化、共働き、介護…ライフスタイル多様化に伴う「家庭内個食」の現状と悩みの声とは

個食する際によく食べるもの

「個食する際によく食べる食事の内容」では、「自宅で作った家族と同じ料理」が60%、「スーパー・コンビニなどの持ち帰り総菜・お弁当」が29%、「レトルト・インスタント料理」が26%、「自宅で作った、家族とは別の料理」が26%、「冷凍食品・チルド食品」が19%、「自宅で作った、家族と同じ手料理を自分好みにアレンジしたもの」が13%と続きました。

家族と同じ食事を時間差で食べるばかりでなく、簡単に1人分が用意できる「調理済み食品」や「半調理済み食品」という選択肢が多様化していると見ています。
 (216284)

家族に合わせて食事を用意する側の悩みの声

同居する家族がいて「個食」をする場合、調理から時間が経って食べることも。時間を置いて食べることで美味しさが損なわれたり、作るメニューが限られてしまう、という悩みの声が目立ちました。また、一人分の食事を用意する手間や、個人の好みを優先して栄養が偏ることへの不安の声も出てきました。
①メニューに悩む。時間が経って美味しさ半減、メニューが限定されてしまう。
・基本的に同じものを時間差で食べるため、炒め物や焼き物は時間が経つとしなびてしまう。帰宅時間に合わせて再度用意するのが面倒。(愛知県・30代・女性)
・時間が経っても食べられるメニューを作らなくてはいけないので汁物などのメニューが作れないこと。(東京都・40代・女性)
・調理のタイミングが必要なもの(特に麺類)は困る。小さい子供がいて、一緒に寝てしまうことが多いため。(京都府・30代・女性)
・帰宅の遅い主人は一切料理が出来ないのでレンジで温めるだけで食べられる様に食事の支度をしておくので、レンジ加熱で味が落ちないメニューばかり考えるのがしんどい。(埼玉県・40代・女性)
・できあがり直後が一番美味しいと思う。せっかくつくっても、いちばんおいしいタイミングで食べてもらえない不満がある。(東京都・40代・女性)
・作り置きになるため、揚げ物や焼魚、麺類といった料理が作れないためメニューに困る。(東京都・40代・女性)


②一人分の食事を用意する煩わしさ、保存の手間。
・食材が余る。たくさん作ったら、冷凍保存しない限り毎日同じ料理になる。(兵庫県・40代・女性)
・基本的に同じものを時間差で食べるため、炒め物や焼き物は時間が経つとしなびてしまう。帰宅時間に合わせて再度用意するのが面倒。(愛知県・30代・女性)
・自分のためだけに料理を用意するのは面倒。(栃木県・30代・女性)
・温かいものを、と思いなるべく帰る時間に合わせて調理していたため、今さらやめられず。疲れている時など本当に嫌になる時がある。(神奈川県・40代・女性)
・少量なので作りにくい。ついつい簡単なものになる。冷凍食品やカップ麺など。(京都府・20代・女性)


③1人分だと適当に済ませがち、栄養の偏りへの不安。
・自分が食べるだけを作るのは面倒になって、栄養バランス等は考えずやっつけになりがち。(愛知県・40代・女性)
・自分用なら、ありあわせで、特に作らないので、栄養が偏ります。(沖縄県・60代・女性)
・夫は仕事上、どうしてもスーパーやコンビニの食事になってしまい、栄養バランスがで偏ること。(兵庫県・40代・女性)
・栄養の偏りが心配。カロリーはちょうどよくてもタンパク質や野菜がかなり不足していると感じる。(山梨県・20代・女性)

「個食」で1人分の食事を用意する際の工夫

自身や家族が「個食」をするとき、できれば美味しく食べたいし、食べてもらいたいもの。食べる時間が違っても美味しく食べる工夫や、一人分でも素早い調理で手間なく作りたてを味わう工夫がありました。
①冷めても温め直しても、美味しい料理を作り置き。
 (216299)

・温めてすぐ食べれるように食器に入れておくことや、温めなくても食べられる物も同時に用意している。(岩手県・30代・女性)
・この日は個食になりそうだという日は、シチューやおでんなど、温め直しでもおいしい煮物系にする。時間経過で味の落ちる揚げ物や野菜炒めはなるべく避ける。(愛知県・30代・女性)
・なるべく温めるだけで済む料理を前もって作り置きしておく。朝食のタイミングも合わないので、サラダやスープや茹で卵を朝食用として冷蔵庫に分かるように分けておく。(千葉県・30代・女性)
・やはり手作りのものが飽きがこなくて美味しいと感じるので、時間の余裕がある時に冷凍保存できるものを多めに作り、レンジでそのまま温めてすぐに食べれるように、オーブンペーパーで1人分ずつ包んで保存している。(東京都・50代・女性)



②途中まで調理しておき、仕上げは食べる直前に。作りたての美味しさを味わってほしいから。
 (216300)

・グラタンやドリアは途中まで作っておいて、食べる直前にチーズをのせてオーブンで焼く。(東京都・50代・女性)
・丼物が多いです。予め下準備をしておいて温かいご飯の上にサッと調理して乗せるだけにする物が、遅い時間に帰って食べる時には便利で、美味しくいただけると思います。(兵庫県・50代・女性)
・もやしの肉巻きを耐熱容器に作って置いて、レンジでチンして食べるようにする等、その場で簡単に調理ができて、作りたてを味わえるメニューにするのが良いと思います。(静岡県・40代・女性)
・朝のスープや味噌汁は、途中まで作って、最後の仕上げを旦那にやってもらいます。一緒に食べられないときも、一緒のものを食べられるように、焼くだけ、オーブンに入れるだけ、温めるだけにして、最後の仕上げをやってもらうようにしています。(東京都・30代・女性)
・炒め物などは、面倒でも、温め直しの時に追い野菜をする。(神奈川県・40代・女性)
・チキンライスをまとめて作り、オムレツだけ食べる直前に焼くオムライス。(愛知県・30代・女性)



③手間なく1人分を都度調理。食材の下処理や、既にある料理をアレンジ。
 (216301)

・作り置きや、前の日のあまりをリメイクして食べる。(愛媛県・50代・女性)
・なるべく同じ食材をつかって、味付けや調理方法を工夫し、和食洋食に分けて作る。(香川県・40代・女性)
・野菜も取り入れてほしくて、アレンジのきく作り置きをしておく。ブロッコリーを茹でておくとか、トマト煮込みを作っておいて翌日は挽肉を足してパスタにするなど。(東京都・40代・女性)
・自分の物は簡単に出来るように下処理した野菜などを冷凍しておく。(山口県・30代・女性)
35 件

この記事のライター

【PR】元気ママ公式 【PR】元気ママ公式

この記事のキーワード

元気ママが気に入ったら
「いいね!」をしよう♡

カテゴリー一覧