小学生の親世代、成人式への出席率72.0%!女性は「レンタル振袖」派が最多で「購入振袖」派と僅差
まず、成人式に出席したかについて聞いてみたところ、7割以上が「はい(72.0%)」と回答しました。
出席した人に、出席して良かったと思ったことについて尋ねると、「久々に同級生と再会できた(78.3%)」に最も票が集まりました。学校を卒業し、疎遠になっていた旧友と再会できるタイミングとして成人式は大きな意味を持つようです。
次いで「人生に1度きりの経験を思い出に残せた(31.9%)」や「振袖や袴を着ることができた(31.4%)」という回答も多く、普段は経験できない貴重な思い出となっていることが分かりました。
<成人式の思い出エピソード>
「中学の部活のメンバー全員と写真が撮れたこと」(埼玉県・46歳・女性)
「天気が悪く、移動はタクシーのみとなってしまったが、写真を撮って思い出に残せた」(北海道・44歳・女性)
「母が成人式に着ていた着物を自分も着られたこと」(大阪府・35歳・女性)
「写真館で撮った写真を友だちに見せたら褒められた」(北海道・42歳・女性)
「高校時代に好きだった人が成人式に来ていた。遠くから見てるだけだったが、その頃の思い出が蘇った」(大阪府・39歳・女性)
「今の奥さんとの再会」(神奈川県・41歳・男性)
「小学生時代の同級生たちと再会して嬉しかった」(愛知県・51歳・男性)
「普段会えない友人と会って、成長したなあと思えたこと」(奈良県・51歳・男性)
「同級生たちと初めてお酒を飲んだこと」(神奈川県・34歳・男性)
「高校以来ずっと仲違いをしていた人と、お互い大人になって仲直りができた」(鹿児島県・34歳・男性)
成人式に出席して良かったことや、上記のエピソードでも挙がった、“晴れ着”。成人式と言えば、華やかな和装姿を連想しますが、小学生の親世代はどのような服装で参加したのでしょうか。
成人式の服装について聞いてみると、最も多かったのは「レンタル振袖(36.2%)」、僅差で「購入した振袖(34.4%)」と、意外にも購入する派がレンタル派に迫るほど多いことが分かりました。男性では「スーツ(86.3%)」が最も多い結果となりました。
6人に1人が成人式不参加を後悔。不参加の親6割以上が「子どもには出席してほしい」
これまで、成人式に出席した人に調査をしてきましたが、出席しなかった人は成人式に対してどのように考えているのでしょうか。まず、出席していない人に、その理由について尋ねてみました。すると、過半数が「都合があわなかったから(50.7%)」と回答しました。
また、成人式から10年以上経ち、出席しなかったことを後悔しているかについて聞くと、「そう思う(8.6%)」、「どちらかというとそう思う(8.6%)」を合わせて6人に1人は後悔していることが分かりました。後悔を感じた瞬間について尋ねたところ、様々なシチュエーションが寄せられました。
<成人式に出席すればよかった…不参加に後悔した瞬間>
「子どもの成人式を見た時」(沖縄県・42歳・女性)
「成人式の後日、友人たちと会った際に、成人式の話題についていけなかった」(千葉県・40歳・女性)
「成人式の思い出や写真がない」(兵庫県・41歳・女性)
「やはり着物を着たかった」(東京都・44歳・女性)
「中学卒業以来会えていない同級生がいるから」(東京都・51歳・男性)
「やはり一生に一度なので出たかった」(神奈川県・41歳・男性)
「大人になって同級生に会う機会が全く無いと気付いた時」(東京都・51歳・男性)
成人式に出席した人、出席しなかった人、それぞれの経験談がうかがえましたが、自身の子どもには成人式に出席してほしいと思う人はどれくらいいるのでしょうか。調査したところ、「そう思う(41.2%)」、「どちらかというとそう思う(44.2%)」と、8割以上が成人式に出席してほしいと思っていることが分かりました。
その中でも、自身が成人式に出席した人は、90%以上が「そう思う(50.8%)」、「どちらかというとそう思う(41.9%)」と回答。成人式に出席していない人でも、「そう思う(16.5%)」、「どちらかというとそう思う(50.0%)」と、6割以上が子どもに成人式に出席してほしいと考えていることが判明しました。自身の経験則や、我が子の20歳という節目として、子どもに成人式を経験させたい親が多いようです。