イタリア北部に位置する都市ミラノ。「ファッションの都」と呼ばれオシャレなイメージを持つミラノですが、現地の子どもたちは、どんな風に週末を過ごしているのでしょうか。
3人の子どもを持つイタリア在住15年の筆者が、イタリア旅行で来たら子どもと一緒に行ってみて欲しい、ミラノのお出かけスポットをご紹介します!
【ミラノ市立水族館】Acquario e Stazione Idrobiologica di Milano
Benvenuti all' Acquario di Milano
まずご紹介したいのが、ミラノの中心地にある、こじんまりとした「ミラノ市立水族館」。イルカやサメなどの大きな生物はいませんが、淡水・海水あわせて100種類以上の水生生物が展示されています。
ここはわが家でもお気に入りで、何度も訪れています。30分もあれば回りきれるほどの規模で、少し物足りないかなとも感じますが、飽きっぽい子どもにはこれくらいがピッタリ。
ミラネーゼの憩いの場である「センピオーネ公園」内にあり、お散歩がてらに立ち寄れる穴場スポットです。
入館料は大人5ユーロ。18歳未満の子どもは無料なのも、おススメしたいポイントです!
【ミラノ市立自然史博物館】Museo di Storia Naturale di Milano
次にご紹介するのは、「自然史博物館」です。
「自然史博物館」と聞くと、小学生や幼稚園児には難しい印象があるかもしれません。ところが、実際に行ってみると、子どもたちは動物のはく製や昆虫標本、恐竜のレプリカなどに夢中!
わが家の3人の子どもたちも、次々に現れる動物のはく製に大はしゃぎで、館内を走り回っていました。(館内で走るべきではありませんが、子どもの行動を大目に見てくれるイタリアでは許容範囲です)
入館料は大人が5ユーロ、そして18歳未満の子どもは無料なので、気軽に入れます。
【プラネタリウム】Planetario di Milano
「自然史博物館」のすぐそばにあるのが、こちらの「プラネタリウム」。
バカンスシーズンや週末には子ども向けのプログラムがあります。先日初めて行ってみたのですが、子ども向けということもあり、とても賑やかで驚きました。プラネタリウムは静かに鑑賞するものだと思っていましたが、スタッフによるクイズ形式の説明で大盛り上がり! 家族全員で楽しめました。
説明はイタリア語なので、言葉が分からず理解できないかもしれませんが、満天の星空を眺めるだけでも楽しめると思います。
ちなみに、このプラネタリウムと自然史博物館があるのは、「インドロ・モンタネッリ公共庭園」。広々とした園内には子供の遊び場もあるので、週末はたくさんの子どもたちでにぎわっています。
【子ども美術館】MUBA(Museo dei Bambini Milano)
「MUBA」は、子どもが主役の体験型「子ども美術館」です。
館内は、常設イベントスペースと、定期的に内容が変わる展示スペースに分かれています。筆者は一度、4歳と1歳の子どもたちを連れて、常設イベントに参加したことがあります。
「REMIDA Milano」と呼ばれ、プラスチックやダンボール、木材など、さまざまな素材や形状の材料をもとに、自由な発想で遊ぶというもの。用意された材料は、いわゆる廃棄物。ペットボトルや木材の破片などを使い遊びを通して、リサイクルの概念を学ぶのが狙いのようです。
入館とイベント参加は、完全予約制となっているので、前もって確認しておきましょう。