2016年12月12日 更新

読書感想文にもおすすめ!親子で考えよう~平和について考える絵本~

夏になると、広島、長崎の原爆忌、終戦記念日などをきっかけに戦争と平和について考える機会が増えませんか?子供と一緒に平和って何?とお話しできるような絵本をご紹介します。

私が育った大阪府は、平和教育が盛んな土地柄なのか、たまたまなのか…小学校は広島、中学校は長崎、高校は沖縄へ修学旅行に行き、それぞれの土地で資料館を見学し、被爆者や元ひめゆり学徒隊の方のお話も伺う機会がありました。

平和な時代に生きているので実感がありませんでしたが、たくさんの悲劇がこの国で確かにおこっていたこと、今の平和の大切さを戦争体験者の皆さんから教わりました。

今年はオバマ大統領の広島訪問、相次ぐ悲しいテロ事件など、平和に対して関心が高まった年かと思います。

お子さんと一緒に平和を願う絵本を読んで、いろいろお話してみませんか?

へいわってすてきだね

安里有生/詩 長谷川義史/画

安里有生/詩 長谷川義史/画

2013年の「沖縄全戦没者追悼式」で与那国島に住む小学1年生、安里有生くんが朗読した詩「へいわってすてきだね」。

たくさんの人に感動をもたらしたその詩を、絵本作家の長谷川義史さんが、平和への願いと祈りをこめて絵本にされました。
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戦争の痛ましさが伝わってくる絵と…。
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有生くんたち子供たちがもたらしてくれる希望を表現した絵のコントラストが素晴らしいです。
戦争と平和を考える絵本を前から小学校で読み聞かせしたいと思っていたのですが、戦争の絵本はなかなかショッキングな内容の絵本も多いので、選書がなかなか難しかったんです。

そういう情報に免疫がないお子さんにもスッと受け入れてもらえる本を探していた時に、この本のことを、作者の長谷川義史さん(関西ではTV「ちちんぷいぷい」の「とびだせ!えほん」というコーナーに出演されています。)のフェイスブックで知りました。

今年、我が家の長男の学年が運動会でTHE BOOMの「島唄」に合わせて踊ったので、いい機会かな、と長男のクラス(四年生)でこの本を読み聞かせてました。

「島唄」が沖縄であった悲しい戦いについて歌った歌であること、この本はみんなと同級生の男の子が小学校1年生の時に書いた詩であることを説明してから読みました。みんな真剣にきいてくれていたと思います。

安里君の素直でまっすぐな平和への思いが、たくさんの方に届くといいなと思います。

文章も短く読みやすいので、幼稚園のお子さんからおすすめ。大人が読んでも、色々考えるきっかけになるいい絵本です。
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長谷川義史さんの作品では『ぼくがラーメンたべてるとき』も平和を考えるきっかけになるすごい絵本です。

ハッとさせられるラストシーンがとても印象的でした。

へいわってどんなこと?

浜田桂子/作

浜田桂子/作

へいわってどんなこと?

きっとね、へいわってこんなこと…。
世界中の子どもたちが登場しながら、「へいわってこういうことだよ」とやさしい言葉でつづられていく絵本『へいわってどんなこと?』。

2012年の課題図書だった本です。明るい絵柄と簡潔な文章はとても読みやすいです。
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この絵本の中で一番好きな絵です。

肌の色や宗教、文化の違い、色んな壁があるけれど、みんなで仲良く食卓を囲めるような世の中にしていきたいですよね…。

かわいそうな ぞう

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むっく むっく

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