2019年8月27日 更新

日本の子どもは世界一寝ていない?!成長期の「夜更かし」「スマホ育児」は危険!

睡眠が子どもの脳を発達させる!子どもが夜更かしする主な原因は「スマホ育児」?!

世界的に「短眠大国」で知られる日本。それも、大人だけでなく子どもも世界一寝ていないと知っていましたか?
イスラエルの睡眠研究者の調査によると、3歳以下の日本人の睡眠時間は、11時間37分。調査国内で最長のニュージーランドと比べると、100分も短いという結果があります。

脳は時差ボケ状態?!

夜更かしや睡眠不足が続くと、脳の疲れが蓄積され、やがて体内時計のリズムがくるってきます。すると、日中は上がって夜には下がるはずの体温がうまく上下しなくなり、脳が時差ボケの状態になってしまうそうです。
その結果、元気に体を動かすことができなくなるように…。

また、睡眠時間が短い子どもは、十分眠っている子どもと比べ、脳の「海馬」という記憶や空間認知を司る重要な部分が小さいという研究結果も出ています。
その体積が小さいと、脳の働きに影響するだけでなく、将来のアルツハイマー病やうつ病の発症にも関係するといわれています。

睡眠は脳の機能を保つため

昔からよく「寝る子は育つ」といわれますよね。子どもは十分な睡眠をとることで健やかに育ち、疲れもとれると考えられていたのではないでしょうか。
ですが、睡眠の本当の役割は、体を成長させたり疲れをとったりすることではなく、睡眠のいちばんの役割は、「脳を休め、その働きを守ること」と科学的にも証明されています。

そこで、子どもにとっての睡眠の大きな役割は、脳を休めてメンテナンスすると同時に、脳を発達させること。子どもの脳が発達するのは、スヤスヤと眠っている時なのだそうです。

成長ホルモンは夜10時〜午前2時頃に最も分泌される

体の成長を促す「成長ホルモン」は、夜10時から午前2時頃にかけて最もよく分泌されるといわれています。
この時間帯にぐっすり眠ると、たくさんの成長ホルモンが分泌されるので、全身の細胞がリフレッシュ!骨、筋肉、血管などの細胞も増えるので、健康な体をつくることができます。

スマホ育児に危険信号!

暗くなると、脳から「メラトニン」というホルモンが分泌され、体の状態が覚醒から睡眠へと切り替えられます。ところが、LEDディスプレイなどからのブルーライトを見ていると、メラトニンの分泌が抑えられ、体内時計のリズムがくるって寝つきが悪くなるといわれています。
「スマホをいじっている時はおとなしいから」そんなスマホ育児に頼っているママに危険信号!
質の良い睡眠には、ストレスと興奮が大敵です。夜になってもまぶしい映像を見ていたり、さわがしい音に囲まれていたりすると、脳は興奮状態になったり、不安やストレスを感じてしまいます。
すると、眠いのになかなか寝付けなくなるなど、不機嫌の元になり悪循環になるのです。

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みっちー みっちー

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