2019年8月28日 更新

知っておきたい!妊娠後期の羊水トラブル

おなかの赤ちゃんを守るクッションのような役割がある「羊水」。知っておきたい“妊娠後期の羊水トラブル”についてまとめました。

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おなかの赤ちゃんを守るクッションのような役割がある「羊水」。知っておきたい“妊娠後期の羊水トラブル”についてまとめました。

羊水過多

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妊娠後期になると、羊水は通常500mlほどになりますが、800mlを超えた状態を「羊水過多」といいます。ママの妊娠糖尿病、赤ちゃんの消化管異常や羊水を飲めなくなるこなどが原因で、急激に子宮が大きくなる、おなかが張りやすくなる、動悸、呼吸困難、足のむくみなどの症状が表れます。とくに問題がないことが多いですが、子宮収縮が起こって早産や前期破水を引き起こすこともあります。

羊水過少

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妊娠後期の羊水の量が100ml以下の状態を「羊水過少」といい、胎動が強く感じられることがあります。胎盤機能の低下や赤ちゃんの尿路が詰まることなどが原因で、赤ちゃんの発育不良や血液量が減少することがあります。

超音波検査で羊水過少とわかったら、ママは胎動をチェックし、赤ちゃんが元気でいるかどうかを確かめましょう。赤ちゃんの安全を最優先にし、必要に応じて早めにお産を始めることもあります。

前期破水

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通常は陣痛が始まって子宮口が開いてから破水しますが、陣痛前に破水することを「前期破水」といいます。赤ちゃんを包む卵膜に細菌感染などが起こり、弱くなってしまうことが原因です。

37週以降で母子ともに状態がよければ、自然に陣痛が起こるのを待ちます。陣痛が始まらない場合は、陣痛促進剤を使って人工的に陣痛を起こす処置を行います。気づいたらナプキンを当て、すぐに病産院へ行きましょう。

まとめ

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羊水はおなかの赤ちゃんを守るために重要な働きをしています。万が一の場合に備えて、妊娠後期の羊水トラブルについて知っておきましょう。
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