2019年3月22日 更新

これって大丈夫?気になる子供のいろんな癖

我が子のこの癖って変わってるの?よくあるものなの?そんなママの疑問を一緒に考えてみます。

まず初めに、子供の癖と言うものは、成長過程でごく自然に見られるものです。大体の場合は、経過観察であったり、気付いたらもうしなくなっていた…と言うものがほとんどです。

ですが、親としては心配になってしまう癖もあるものです。それが周囲の理解を得られないものであれば、尚更ですよね。誰にも相談出来なくなる、なんてこともありますし、その癖の原因はママにあるなんて言われた日には、どうしたらいいのか、途方に暮れてしまう事もあると思います。

子供によく見られる癖を、いくつか挙げてみます。そして、原因や対策についても学んでみましょう。

指をしゃぶる

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子供の指しゃぶりは、ママのお腹の中にいる時から始まっています。人間の自然な行為でもあり、安心を得られる行為でもあります。しかし何歳になっても、指をしゃぶっている様であれば、親としては心配でもありますよね。

指しゃぶりの主な原因は、2歳前後までは退屈な時や眠い時と言われています。3歳以降になってもやめられない子供は、不安や緊張を感じた時に、心を落ち着かせるためにしゃぶる事が多い様です。

この指しゃぶりは、無理にやめさせなくてもいいと言う声もあります。ですが、長時間の指しゃぶりが、歯並びや顎の発達に影響を及ぼす恐れもあると聞いた事もあります。長い間指をしゃぶるとタコも出来ますし、ふやけた指が戻らない場合も。

結局どうしたらいいのだろうと考えた時は“子供が小さいうちは無理にやめさせようとしない事”です。やめさせたいと思う場合は、「赤ちゃんじゃないんだから!」と怒って、余計に緊張を与えない様に気を付けましょう。余計にやめられなくなります。

優しく手を握ってあげたり、いつもしゃぶる指を揉んであげるなどすると、指を口に入れなくても安心感を得られます。また、事情があって早急にやめさせたい場合、指しゃぶりをやめた時の目的となるおもちゃを用意したり、口に入れても無害な、爪の保護剤を用意するのもいいでしょう。

そして就学頃になってもやめられない場合は、今度は精神的問題を抱えている場合もあります。ストレスや不安を抱えている可能性もあるので、一度かかりつけの、小児科の先生に相談してみて、アドバイスをいただきましょう。

爪を噛む

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実は、爪を噛む癖は子供だけでなく、大人にもよく見られる癖の一つなのです。癖は大体無意識な行為ですが、この爪を噛む癖は特に、深爪になって痛くなってから気付いたり、人に指摘されてやっと気付くと言う人も多いものです。

大体が5歳~10歳くらいまでの子供に多くみられるもので、考え事をしている時などに爪を噛んでしまいます。爪を噛む=ストレスがあると思われがちですが、それは自律神経が発達しきった大人に対してのもので、子供の場合は大抵集中している時です。身体を思い切り動かすことを覚えたり、趣味を見つけて考え込む以外の事が出来れば、自然とやめられる事も出来るでしょう。

こちらも基本的には、無理にやめさせようとする必要はありません。しかし深爪までになってしまうと、ただただ痛みが増すだけですし、将来手を隠して生活すると言った心配もあります。思春期を前にしてもやめられなかったり、まだ小さいけど既に深爪になっていると言う場合、先にご紹介した爪の保護剤を頼ったり、かかりつけの小児科医師に相談したりしてみましょう。

鼻をほじる(鼻くそを食べる)

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気付くと鼻をほじっている、そしてその鼻くそを口に運んでいる。そんな光景を目にしたママは多いことかと思います。基本的に子供が鼻をほじるきっかけとしては、鼻の中に異物感があるとか、気持ちがリラックスしている状態であるとか、これもやはり無意識に手が先に動いている事が多いようです。

そして、その鼻いじりが習慣化する原因としては、一度鼻をほじった際に「鼻くそがとれてすっきりした」と言う爽快感を、身を持って知ってしまうので、例え鼻くそがなくても、ついいじってしまいます。鼻くそを食べる理由として、これと言った限定的な理由はありません、動物的本能とも言われる事もあります(ゴリラなども鼻くそを食べます)。鼻くそに含まれる塩分が、身体が求めている絶妙な度合いで美味しいと感じるとか、海外では、鼻くそに含まれる細菌が身体の免疫力を高める、なんて説もあります。

鼻いじり自体は、過剰に反応する必要はないのですが、この癖はエチケットや社会的マナーから考えても、小さいうちからやめさせる事をおすすめします。子供に鼻いじりをやめさせる場合、頭ごなしに「汚い!」「やめなさいって言ったでしょ!」と怒る必要はありません。「鼻血が出るよー」「鼻くそよりおいしいごはん食べられないよー」など、鼻をいじる・鼻くそを食べるデメリットを伝えましょう。

性器をさわる・自慰行為

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テレビを見たり、寝る前に、性器をさわったり、足を突っ張って顔を赤らめて自慰行為をする子供は少なくはありません。床でこすったり、家具の角に当てる子もいるのではないでしょうか。こういった癖は、ママもなかなか外に相談出来なかったりする癖ですよね。

ですが子供のうちのこう言った行為は、思春期の自慰行為とは違い、性的な快楽を得るためではありません。身体と心が成長する上で自然な行為ですし、心理学面では、自我の形成に重要な行為とも言われます。もともとは興味本位や、痒みや痛みを感じていて触り始める子供が多いです。

もちろん、成長とともに、「気持ちいい」と感じる事はありますが、ママの心配する性的な意味ではありません。ですが、寝ている間もずっと触っているようなら、痒みや痛みを感じている場合があるので、皮膚科への受診をオススメします。

子供のそういった行為を初めて見た時は、ぎょっとするママもいるかと思います。そしてそれが癖づいているとなると「気持ち悪い」と思うママも実際にはいるのです。しかしそこに、「性的」な意味がないことは頭においてくださいね。そして、その癖をやめさせたいと思った時、やはり「何してんの!」「気持ち悪い!」など感情の高ぶった責め方はやめましょう。

「さわっていると痛くなるよ」「ばい菌が入りやすくなるからね」とその癖そのものではなく、間接的にどんなデメリットがあるか伝えます。「子供のくせに」と性への偏見や罪悪感を植え付けてしまうと、子供の間違った性教育にもなりかねないので、気を付けましょう。

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K K

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