アレルギーを正しく理解しましょう
離乳食とは切っても切れないアレルギー。赤ちゃんに初めての食材をあげるときは不安ですよね。
だからといってアレルギー反応がでる可能性のある食材を自身の判断で除去して与えないことはNGです。
アレルギーを正しく理解して、不安になりすぎず離乳食を進めいきましょう。もし赤ちゃんにアレルギーがあると判断されても、成長過程で改善されていくものも多いといわれています。
だからこそ、ゆっくりと焦らずに付き合っていきましょう♪
食物アレルギーってなに?
食べ物を摂取した際に、体がそれを異物(抗原)と認識すると、追い出そうすることで抗体が作られます。
次に同じ抗原が入ってきたときに排除しようと、免疫システムが過剰な反応を起こし人体に有害な症状となることを「アレルギー」といいます。
つまり食物アレルギーとは、本来は体を守るために働く免疫システムが、間違って正常な食べ物を抗原とみなして攻撃してしまう現象なのです。
【アレルギーの種類】
乳幼児に多いという特徴があり、主に卵・乳・小麦が原因で約2時間以内に症状がでます。
症状のひとつとしてアナフィラキシーショックがあります。
呼吸困難や意識障害を引き起こすため、注意が必要です。
存在するアレルギーのなかで一番発症の早いアレルギーです。
ミルクや母乳に含まれるタンパク質によって嘔吐・血便・下痢などの症状が現れます。
乳児期に多い特徴があります。
必ずしも食物が原因とは限りません。
「即時性アレルギー」に移行することもあります。
主に果物・野菜・ナッツなどが原因で口腔粘膜(口・唇・喉)のみにアレルギー症状が誘発されます。
原因食品摂取後すぐに症状がでます。
アレルギー28品目
【アレルギー表示対象品目(義務)8品目】
卵・乳・小麦・落花生・えび・かに・そば・くるみ※
中でも卵、牛乳、小麦が赤ちゃんに多いアレルギーTOP3になっています。卵に挑戦するときは慎重に進めていきましょう。
【アレルギー表示対象品目(推奨)20品目】
いくら・キウイフルーツ・大豆・バナナ・やまいも・カシューナッツ・もも・ごま・さば・さけ・いか・鶏肉・りんご・まつたけ・あわび・オレンジ・牛肉・ゼラチン・豚肉・アーモンド
いかがでしょう?
意外と知らなかったアレルギー表示対象品目があったのではないでしょうか?
フルーツなどはご存じの方も多いとは思いますが、ごまやゼラチン、肉類が含まれているのは意外に感じる方もいると思います。
特に「ごま」は離乳食初期のすりつぶしの際、すり鉢に付着している可能性もあるので注意してあげてくださいね。
※「くるみ」は令和5年3月9日よりアレルギー表示が、推奨から義務へ変更となりました。令和5年4月以降表示が義務付けられます。
美容や健康のためにナッツの消費量が増加したことが義務付けられた要因と考えられます。