2020年7月12日 更新

よくある悩みをマナーコンサルタントが解決!ママ向けの在宅勤務のコツ

在宅勤務中のちょっとしたトラブルへの対応やマナーを、“マナー界のカリスマ”といわれるマナーコンサルタント の西出ひろ子先生に教えていただきました。

「在宅勤務のマナー」をマナーコンサルタントがアドバイス!

緊急事態宣言が出されてから、解かれた今に至っても、まだ在宅勤務が続いているママもいらっしゃるのではないでしょうか?在宅勤務時は、子育てや家事の合間に仕事をしたり、社外の人とWeb会議をしたりすることもありますよね。

今回は、そんな在宅勤務中のちょっとしたトラブルへの対応やマナーを、リモートワークのマナーにも詳しいマナーコンサルタントの西出ひろ子先生に教えていただきました。
マナーコンサルタント・西出ひろ子氏 プロフィール
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「マナーは互いのハッピーを生み出すもの」とし、企業の人財育成を中心に、社内の人間関係を円滑に、収益をあげるビジネスマナーを指導し結果を出すことに定評がある。心重視の「真心マナー®︎講師養成」にも注力し、マナー西出ひろ子に師事するマナー講師が世界中に存在するマナー界のカリスマ。NHK大河ドラマや映画、CMなどで一流俳優、女優、スポーツ選手などへのマナー指導も多数。

著書に「10歳までに身につけたい 一生困らない子どものマナー」(青春出版)、「さりげないのに品がある気くばり美人のきほん」(かんき出版)など国内外で90冊以上。著者累計100万部を超えるベストセラー作家でもある。オンライン、テレワーク、海外の子育てのマナーにも詳しいマナーズ博子としても活動中。

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「仕事モード」を家人に伝えるときのマナー

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子供やパパだけでなく、場合によっては両親や義両親と一緒に暮らしていることも。家で仕事に集中しなければならないとき、「仕事モード」を伝えるにはどんな風に伝えればいいのでしょう。
ママが自宅でお仕事をしていても、お子様はママにかまってもらいたいモード全開です。また、パートナーやご両親なども、ママが家にいるときは家事をしてくれるなどと思い込んでいる場合もありますね。

ママがお仕事で大変なのに、家族はそれをおかまいなしに、自分たちの要求をママに突きつけてくる可能性が。そうなると、お仕事に集中したいのにそれができずにイライラして、挙句の果てには『静かにして!』などとつい言ってしまうこともなきにしもあらず。

マナーは、お互いがハッピーになるための思いやりと優しさあるコミュニケーション。まず、ママが今からお仕事をする、ということを伝えましょう。このときに

a.『今から仕事するから、静かにしてね』
b.『○○ちゃん、ちょっといい?(と言って、お子様と向き合い)ママ、今からお仕事しなくちゃいけないから、静かにしてくれる?』

どちらを言えばいいでしょう。

マナー的観点からは、bをおすすめします。まず、相手の名前を呼ぶこと。名前を呼ばれることは、自分のことをきちんと認識してくれているというところから、社会的な報酬をいただけた、と感じるため、相手の心の扉を開きます。その上で、きちんと面と向き合います。

イギリスの子育て法は、このようにきちんとお子様と向き合い、互いに目を見ながらお願いをしたり、言いたいことを伝えたりします。これは、お子様を尊重し、対等な立場で会話をしているという気持ちの表れからくる言動です。上から目線的な強制的な言い方はしません。こうして、お子様や相手の都合や気持ちなどを把握した上で、目的となる内容を伝えます。

このときに、命令するような一方的な言い方をするのはマナー違反。相手の気持ちを伺う『?マーク』をつけた言い方をするとスムーズです。
子どもにはつい「静かにして!」と言ってしまいそうになることもありますよね。でも、子どもが機嫌を損ねてしまい、逆効果になることも。子どもを尊重することがポイントになりそう。子どもの都合や気持ちも考えてあげたいですね。

Web会議中に子どもが粗相(そそう)をしてしまったら?

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Web会議中には、子どもやペットがカメラに映り込んだり、子どもが「トイレ〜!」「かまってかまって」と言ってきてしまうことも。そんなときママは、どのように対応するべきなのでしょうか?
相手に『申し訳ございません』『申し訳ありません』とお詫びを伝えた上で、音声とビデオをミュートにし、席を外し、お子様やペットの粗相の対応をして再開します。

戻ってきたときにタイミングがよければ『失礼いたしました』と言えます。どなたかが話をしている最中であれば、黙って会議に入ります。そして、会話が途切れたときに「先ほどは失礼いたしました」とひとこと言えると安心ですね。

ビデオや音声がONになっているときに、お子様に対して『あっち行きなさい!』やペットに『うるさい!』などと言わないように気をつけてくださいね。

お子様やペットがママに抱っこして欲しくて、突然ひざの上にのってきたりするシーンもよく見かけます。このときは、まずは、会議中の相手に『申し訳ございません。失礼いたします』とひと言伝えてから、音声やビデオをミュートにして、お子様やペットへの対応へと移ることがポイントです
Web会議中は特に自分も緊張しており、完全にお仕事モードのなか、子どもが入ってくるとどぎまぎしてしまいますよね。そんなときの対応はなかなか教えてくれる人はいませんし、本にも書かれていないこと。ぜひ参考にしてみましょう!
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