2018年8月7日 更新

8月上旬は受験生のターニングポイント!~受験生の親としての心構えと、知っておくべき子どものホンネ~

夏の後半戦を乗り切るためのカギは親の“寄り添い” だった!?「親が親身になってするべきサポート」と「受験生の親としての心構え」とは

■まず親が無理をしない

初めて「受験生の親」になる方はもちろん、すでに上の子どもで大学受験を経験したことがある方でも、親としての不安や悩みの種は尽きないことでしょう。そのような中で「良い受験生の親にならなければ」と力みすぎてしまうのは危険です。無理をしている姿は子どもにも伝わるもの。それがかえって本人の負担となってしまう場合もあります。

もちろん、健康管理や進路相談など親ならではの役割がありますが、「受験生の親としてこうあらねば」という思いばかりにとらわれると、親の方が参ってしまいます。子どもに寄り添いつつも、まずは親自身が無理をしないことも大切です。

受験生の親としての心構えとは?

■夏の成果はすぐには出ないということを理解する

河合塾が過去の卒業生に向けて行った調査によると、夏休みの学習成果が出たと感じた時期は、実は夏休み中や夏休み直後ではなく、10月と回答する生徒が最も多いことがわかっています。

つまり、夏休みの間に子どもの成果が上がらないからといって攻めてしまうのはNG!夏のうちは時間をかけて実力をつける期間だと、親も理解しておくことが重要です。

■子供のホンネを知っておく

また、夏休みだけでなく、受験期全体を振り返って「親に感謝していること・うれしかったこと」「親に言われたくなかったこと・嫌だったこと」といった、子どものホンネについてもフリーコメントで意見を集めてみました。
ポジティブな面では、「やりたいように勉強をさせてもらえた」「いつも励ましてくれた」「生活リズムを自分にあわせてくれた」などの意見が多く、必要以上に干渉せずに、リラックスできる環境づくりや、子どもが前向きになれるようなコトバに対して感謝しているとわかります。
反対にネガティブな面では、「お金のことを言われた」「勉強しなさいと言われるのが嫌だった」「合格を信じてもらえなかった」などの意見が多く、親が自分に対して期待していない、応援してくれていないということに対する不満を持っていることがわかります。
親の立場としては、子どもの将来を心配するあまり、つい口うるさく言ってしまうことがあると思いますが、一番大事なのは子どもがしてほしいことを理解し、適切なタイミングでサポートすることです。

河合塾からのメッセージ

夏休みは受験の山場の一つといえます。夏休みにどれだけ学習できたかで秋以降の学力の伸びが大きく変わってきます。この「どれだけ学習できるか」と密接に関わってくるのが、「夏休みを規則正しく過ごせたか」ということです。生活のペースは学習習慣にも大きく影響します。

その一方で、夏休みは自由になる時間が多くなるため、生活のペースが崩れがちなのも事実です。夏に崩れた生活のペースを2学期になってから元に戻すために苦労している受験生が毎年たくさんいます。

夏休みの折り返し地点でもある8月上旬だからこそ、ぜひ保護者の皆さんには、子どもの起床・就寝時間まで確認していただきたいと思います。子どもが連日深夜まで勉強しているときには、早く寝るよう声をかけたり、やり残したことがあるようなら朝30分でも早く起こすなどしてサポートするとよいでしょう。

保護者にとって勉強内容に踏み込んでアドバイスしたり、子どもの学習状況を逐一確認することはなかなか難しいものですが、「規則正しく過ごせたか」については、子どもと協力して取り組みやすいのではないでしょうか。

自由な時間が増える夏休みだからこそ、その時間を有効に、そして規則正しく過ごせるようにぜひ生活面でのサポートをしていきましょう。





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