2019年8月28日 更新

妊娠初期から気をつけたいトラブル ~鉄欠乏性貧血~

妊娠中期に起きやすいトラブルは妊娠初期から注意しておくと安心です。【鉄欠乏性貧血】について症状や注意点をまとめました。

妊娠中期に起きやすいトラブルは、妊娠初期から注意しておくと安心です。今回は【鉄欠乏性貧血】について、症状や注意点などをまとめました。

鉄欠乏性貧血とは

妊娠すると、ママのからだは赤ちゃんの分も含めて血液を全身に送らなければなりません。赤ちゃんは、ママの血液から酸素や栄養などを得て成長しているので妊娠中は血液量が増加しますが、赤血球の増加が追いつかず、血液が薄まった状態になって貧血症状があらわれます。

妊娠中期以降は赤ちゃんもますます大きくなり、ママのからだは2人分の栄養を運ぶためにより多くの血液が必要になって、貧血になるママが多くなります。

主な症状

鉄欠乏性貧血の主な症状は、疲れやすい、頭痛、息切れ、めまいや立ちくらみなどです。重症になると、出産時の出血に耐えられなくなることもあります。

貧血を予防・改善する栄養素

貧血の症状が重傷でなければ大きな問題はありませんが、食事に十分な鉄が含まれていないと、貧血はどんどんひどくなってしまいます。できるだけ食事で補えるよう、鉄を多く含む食品を意識してとるようにしましょう。
<鉄>
ビタミンCやたんぱく質と一緒にとると吸収が良くなります。レバー、あさり、ひじき、納豆、小松菜などに多く含まれています。

<たんぱく質・ビタミンC>
鉄をとりたいときに一緒に食べると吸収を助けてくれます。たんぱく質は肉や魚介に、ビタミンCは野菜や果物に多く含まれます。

<ビタミンB6>
たんぱく質の合成を助け、ヘモグロビンを生成します。カツオ、赤ピーマン、鶏ひき肉のほか、豆類や乳製品などにも多く含まれます。

<ビタミンB12・葉酸>
ヘモグロビンの生成を助ける栄養素です。ビタミンB12はサンマ、あさりなどに、葉酸はほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれます。

まとめ

妊婦健診の際に貧血の指摘を受け、鉄剤を処方されることもあります。鉄剤を服用すると、胃がムカムカしたり、便秘や下痢になりやすくなるなどの副作用があることも。つらいときは、医師や助産師に相談しましょう。


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