2024年2月21日 更新

東進全国統一テストって何?「全国統一中学生テスト」の受験の仕方や難易度を紹介

東進全国統一テストとは、一体どういったテストでしょうか?息子が全国統一中学生テストを受験した経験から、受験の仕方や難易度などを詳しく紹介します。興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

東進の全国統一テストとは?

東進の全国統一テストは、大手進学塾の東進が行っている模擬試験です。年に2回行われており、小学生から高校生まで受けることができます。
東進の塾に通っている生徒はもちろん、塾に一度も通ったことがない子どもでも無料で受験可能です。全国の東進系列の塾で受験ができるため、家から最寄りの会場で気軽に試験を受けることができます。

東進全国統一テストの流れ

東進全国統一テストの流れは、どうなっているのでしょうか?テストの申込みからテスト結果の受け取り方法まで、「全国統一中学生テスト」の流れを例に詳しく紹介します。

申込み

申込みは、webから簡単に行うことができます。試験日は小学生・中学生・高校生でそれぞれ分かれているので、間違えないようにしましょう。

webで申し込むと、試験日近くに会場の担当者から電話がきます。電話で申込み会場の確認や、当日の集合時間などを教えてくれます。もしもわからないことがあれば、そこで担当の方に尋ねましょう。

当日の持ち物

当日は、筆記用具さえあれば試験を受けることができます。テストはマークシート式なので、細いシャーペンだと記入しにくいです。できれば鉛筆を何本か持っていくのがおすすめです。

中学生の統一テストでは、受験票が前もって送られてくることはありませんでした。ただ、東進全国統一テストのサイトを見ると、小学生は受験票が送られてくるようです。

受験票が送られてこない場合は、当日会場で渡されます。我が家では中学生の息子が受験したため、子ども1人で会場まで行かせました。子どもが大きい場合は、親がついていかなくても大丈夫です。
息子は筆記用具以外何も持っていきませんでしたが、他の子は参考書などで試験前に勉強していたようです。普段使っている参考書があれば、試験前用にもっていくと良いでしょう。

東進の全国統一中学生テストの所要時間

全国統一中学生テストの場合は3部門から選べます。東進の全国統一中学生テストの所要時間は、通常、全体を通して3時間半ほどかかります。

全学年統一部門:
ガイダンス(15分)、英語(60分)、数学(60分)、国語(60分)、資料配布・アンケート(10分)の合計205分

中2生部門:
ガイダンス(15分)、英語(60分)、数学(60分)、国語(60分)、資料配布・アンケート(10分)の合計205分

中1生部門:
ガイダンス(15分)、英語(60分)、数学(60分)、国語(60分)、資料配布・アンケート(10分)の合計205分

試験後

試験が終わると、子どもはその場で解散して家へ帰ります。試験用紙は持ち帰りができるので、マークした番号にチェックをしておくとすぐに見直しができます。

試験後は、東進のwebサイトですぐに回答が発表されます。持ち帰った試験用紙にマークがついていれば、自己採点することも可能です。

その後、数日するとテスト返却の連絡が電話できます。テスト結果は郵送ではなく手渡しとなるので、子どもが受験した試験会場まで赴く必要があります。電話で都合のいい日時を伝えましょう。

東進全国統一テストの難易度は?

東進全国統一テストの難易度は、かなり高いです。普通に学校で勉強しているだけでは、解けない問題がほとんどです。レベル的には、難関私立中や難関高校の入試レベルといえます。

試験後に市販の問題集を見たところ、偏差値が高い学校の入試問題を集めたハイレベル問題集に、似たような問題がたくさん出ていました。もしも試験前に対策をしたいのであれば、そういったハイレベル問題集などで練習するのもひとつの手です。

ただ、一通り見たところ、英語の難易度はそれほど高くないようでした。逆に数学は難しく、大人である筆者でも簡単には解けない問題が多数ありました。

勧誘はない?

進学塾が主催となって行うテストは、塾に通う生徒を増やすという目的もあります。そのため、入塾や夏期講習、冬期講習などに誘われることもあります。

しかし、東進の全国統一テストでは、直接的に勧誘されることはありませんでした。試験結果を受け取りに行ったときも、結果を渡されただけで関係ない会話は一切ありませんでした。

試験結果の中には夏期講習などの案内は入っていましたが、必要なければ無視すればいいだけのことです。試験を受けたからといって塾に入る必要はないので、安心して申し込みましょう。

ただ、小学生の全国統一テストでは、子どもがテストを受けている間に、「父母会」というものがあるようです。しかし、この父母会も強制ではなく、参加は任意なので出なくても大丈夫です。

父母会に参加したからといって、強引に勧誘されることもありません。父母会では受験に関する情報を得ることができるので、中学受験を考えているご家庭であれば参考になるでしょう。

東進全国統一テストは受けたほうが良い?

東進全国統一テストは、子どもが現在全国でどの程度の位置にいるかが一目でわかります。これから受験を控えているのであれば、一度受けてみて損はないでしょう。

受験とは関係なく、「なんとなく」で受けてみても大丈夫です。何の対策もしていないと問題の難易度の高さに驚くかもしれませんが、逆に全国レベルの問題がどのようなものかがわかります。

もしも、点数を気にして落ち込んでしまうようなお子さんの場合は、あらかじめ「難しいから点数が低くても大丈夫」ということを伝えておくと良いでしょう。向上心が高いお子さんであれば、東進全国統一テストが起爆剤になること間違いなしです。
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この記事のライター

うしゃ うしゃ

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