子どもが順調に成長してくれてうれしいはずなのに、気付けば毎日怒鳴り散らしてる…なんてことはありませんか?
筆者も4歳の息子に日々怒りっぱなしです。こんなんじゃいけないと思っていても、つい怒ってしまいます。
優しく言い聞かせる?感情的になっちゃいけない?人として間違ったことをしていても?わからないからこそ教えるんでしょ?と、怒る自分を正当化しようとするのですが、気付けばモヤモヤしています。毎日自己嫌悪です。
そんな時に出会った本が、『今日からしつけをやめてみた』です。
筆者も4歳の息子に日々怒りっぱなしです。こんなんじゃいけないと思っていても、つい怒ってしまいます。
優しく言い聞かせる?感情的になっちゃいけない?人として間違ったことをしていても?わからないからこそ教えるんでしょ?と、怒る自分を正当化しようとするのですが、気付けばモヤモヤしています。毎日自己嫌悪です。
そんな時に出会った本が、『今日からしつけをやめてみた』です。
『今日からしつけをやめてみた』が教えてくれたこと
『今日からしつけをやめてみた』は、りんごの木子どもクラブ代表の保育者歴46年という、保育のスペシャリスト・柴田愛子先生監修のもと、出版された本です。育児情報のサイトではおなじみの、あらいぴろよさんのマンガで、わかりやすい解説がされています。
『今日からしつけをやめてみた』が、教えてくれたことや気付かせてくれたことはたくさんあります。一部ですが、ご紹介したいと思います。
『今日からしつけをやめてみた』が、教えてくれたことや気付かせてくれたことはたくさんあります。一部ですが、ご紹介したいと思います。
・すぐに手が出る乱暴な息子
4歳の男の子が登場する章です。小さいころから口よりも手が出てしまう男の子。「たたいちゃダメだよ」と言い聞かせていたはずが「たたいたら痛いよ!」「なんでそんなことするの!」「だめだって言ってるでしょ!」と声を荒げてしまうママのお悩みです。
実際に筆者も、息子がお友達に荒っぽいことばかりする時期に「同じように叩いたほうがいいんじゃないか」なんて思ったこともあります。
柴田先生は、幼児期の暴力はコミュニケーションだと言っています。言葉にできる段階ではないから、善悪の前に気持ちを代弁してあげてみては?といったことも書いています。
乱暴さが治らないうちの対処法や、ママの心構え、子どもには何が必要か、子どもが乱暴をしなくなるまでの発育に沿ったお話もわかりやすく書いてあります。何よりも、ママの気持ちも理解してもらえている安心感があります。
4歳の男の子が登場する章です。小さいころから口よりも手が出てしまう男の子。「たたいちゃダメだよ」と言い聞かせていたはずが「たたいたら痛いよ!」「なんでそんなことするの!」「だめだって言ってるでしょ!」と声を荒げてしまうママのお悩みです。
実際に筆者も、息子がお友達に荒っぽいことばかりする時期に「同じように叩いたほうがいいんじゃないか」なんて思ったこともあります。
柴田先生は、幼児期の暴力はコミュニケーションだと言っています。言葉にできる段階ではないから、善悪の前に気持ちを代弁してあげてみては?といったことも書いています。
乱暴さが治らないうちの対処法や、ママの心構え、子どもには何が必要か、子どもが乱暴をしなくなるまでの発育に沿ったお話もわかりやすく書いてあります。何よりも、ママの気持ちも理解してもらえている安心感があります。
・「思いやり」ってどうすれば育つの?
3歳の女の子が登場する章です。絶対におもちゃや遊具をお友達に譲らない女の子。「貸してあげようよ」「順番だよ」と優しく諭しても「いや!」「自分が使ってる!」の一点張りで、自分を曲げません。
ママが小さかったころも、お友達に譲ってあげることができなくて、友達が離れていったという過去から、思い悩むお話です。これもまた、息子が「今やってるのになんで僕が我慢しなきゃいけないの!」とわめいている姿が重なりました。
優しい子に育ってほしいというママの焦りを理解してくれた上で、子どもの思いやりについて触れています。子どもの思いやりは、教えて育つものではないことや、ママがどういった寄り添い方をしていけばいいのかを発達に沿って書いてくれているので、現実でのイメージもしやすいです。
3歳の女の子が登場する章です。絶対におもちゃや遊具をお友達に譲らない女の子。「貸してあげようよ」「順番だよ」と優しく諭しても「いや!」「自分が使ってる!」の一点張りで、自分を曲げません。
ママが小さかったころも、お友達に譲ってあげることができなくて、友達が離れていったという過去から、思い悩むお話です。これもまた、息子が「今やってるのになんで僕が我慢しなきゃいけないの!」とわめいている姿が重なりました。
優しい子に育ってほしいというママの焦りを理解してくれた上で、子どもの思いやりについて触れています。子どもの思いやりは、教えて育つものではないことや、ママがどういった寄り添い方をしていけばいいのかを発達に沿って書いてくれているので、現実でのイメージもしやすいです。
この2つの悩みの他にも、「あるある!」「これってうちのこと?」と思ってしまいそうなケースがいくつも載っています。世の中で頑張ってるママを思い出して「あのママもこんな悩みがあるんだろうな」と思い当たるので、子どもの自我の悩まされるママは、実際多いのでしょう。
子どもと母親が生きにくい社会
自分の悩みを言い当てられたな、と思うと同時に「子供が生きにくい社会」という問題もとても興味深いなと感じます。
少子化ですから、確かに今の時代、子どもが堂々と生きている光景は残念ながらみかけられません。私自身が子どもだったころに当たり前のようにしていたことは、息子には許されず、世間からの怒りを買うことも日常茶飯事です。
「すごく生きづらそうでかわいそう」と思ったことは、実際何度かあります。ママもそんな社会の目を気にして、びくびくしながら過ごしていませんか?
例えば電車に乗るにしても、「舌打ちされないかな」などと子どもがぐずらないように祈ったり、あれこれ奮闘したりしていませんか?子どももそうですが、ママも生きづらいですよね。
そんな悩みにも柴田先生は寄り添ってくれているので、きっと日々の鬱憤は「わかってもらえた」と発散できるはずです。
自分だって怒りたくないのに、手なんかあげたくないのに、と思うママの苦しみや危険信号にも気付いてくれる本なので、「少しでも出口が欲しい」というママは、是非この本を手にとってみてはいかがでしょうか。
しつけをやめることが、育児放棄につながるわけではないことが、よくわかりますよ。
少子化ですから、確かに今の時代、子どもが堂々と生きている光景は残念ながらみかけられません。私自身が子どもだったころに当たり前のようにしていたことは、息子には許されず、世間からの怒りを買うことも日常茶飯事です。
「すごく生きづらそうでかわいそう」と思ったことは、実際何度かあります。ママもそんな社会の目を気にして、びくびくしながら過ごしていませんか?
例えば電車に乗るにしても、「舌打ちされないかな」などと子どもがぐずらないように祈ったり、あれこれ奮闘したりしていませんか?子どももそうですが、ママも生きづらいですよね。
そんな悩みにも柴田先生は寄り添ってくれているので、きっと日々の鬱憤は「わかってもらえた」と発散できるはずです。
自分だって怒りたくないのに、手なんかあげたくないのに、と思うママの苦しみや危険信号にも気付いてくれる本なので、「少しでも出口が欲しい」というママは、是非この本を手にとってみてはいかがでしょうか。
しつけをやめることが、育児放棄につながるわけではないことが、よくわかりますよ。
via www.amazon.co.jp
マンガでわかる 今日からしつけをやめてみた | 柴田 愛子, あらい ぴろよ
¥1,296
子供の成長とともに見られる「困った場面」に行き詰まるママのための本。保育者としてスペシャリストでもある柴田愛子先生のメッセージが心をほぐしてくれます。漫画解説つきなので、時間も余裕もないママでも読めちゃいます!
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