集団生活をしているとお友達トラブルはつきもの。ですが、「そうはいっても、ウチの子はどうも苦労が多いように感じるな…。」と思うことはありませんか?
もしあるなら、お子さんに「ソーシャルスキルトレーニング(SST)」を受けさせてあげると良いかもしれません。SSTを学べる場や我が子の体験談について書きましたので、ぜひ読んで参考にしてください。
もしあるなら、お子さんに「ソーシャルスキルトレーニング(SST)」を受けさせてあげると良いかもしれません。SSTを学べる場や我が子の体験談について書きましたので、ぜひ読んで参考にしてください。
「ソーシャルスキルトレーニング」とは
「ソーシャルスキルトレーニング」(通称SST)とは、社会で人と円滑に関わるための訓練のことです。
筆者の子ども時代は「コミュニケーション能力というのは、わざわざ学ばなくても、人と関わって集団で揉まれていくうちに、子どもが勝手に身に付けていくもの」だと考えられる傾向にありました。
しかし近年、なんとなく集団で生活するだけでは人とうまく関われずに悩んでしまう・困ってしまう子ども達が増えているそうです。そして、その理由や対処が分からないまま過ごしてしまい、登園しぶりや不登校へと問題を発展させてしまうことも多々あると見受けられます。
しかし、しっかりとSSTをして力をつけさせてあげれば、お友達とうまく関われるようになりますし、社会に出て働く時にもきっと役に立つでしょう。
筆者の子ども時代は「コミュニケーション能力というのは、わざわざ学ばなくても、人と関わって集団で揉まれていくうちに、子どもが勝手に身に付けていくもの」だと考えられる傾向にありました。
しかし近年、なんとなく集団で生活するだけでは人とうまく関われずに悩んでしまう・困ってしまう子ども達が増えているそうです。そして、その理由や対処が分からないまま過ごしてしまい、登園しぶりや不登校へと問題を発展させてしまうことも多々あると見受けられます。
しかし、しっかりとSSTをして力をつけさせてあげれば、お友達とうまく関われるようになりますし、社会に出て働く時にもきっと役に立つでしょう。
ソーシャルスキルトレーニングを学べる場所
近年、SSTを学べる場所は増えてきています。お子さんが小学校・中学校に在籍しているのであれば、通級指導学級「特別支援教室」で学ぶのがオススメです。学校へ送りだしてしまえば、子どもが校内で学んできてくれますし、費用も教材費くらいしかかからないので、保護者の負担はかなり少ないでしょう。
通級指導学級「特別支援教室」については、こちらの記事を読んで参考にしてくださいね。
通級指導学級「特別支援教室」については、こちらの記事を読んで参考にしてくださいね。
みんなに知って欲しい!③通級指導「特別支援教室」で学んでいること|元気ママ応援プロジェクト
発達障害やチック・場面緘黙を持つお子さん向けの学びの場「特別支援教室」。「利用したいけど、どんな所かよく分からないから迷う…」というママのために、筆者の息子が利用した当時のリアルな体験談をご紹介します。
通級指導学級の他には、療育施設や放課後等デイサービスなどが挙げられます。通いやすさも大切ですので、お近くの施設を調べてみてくださいね。通所受給者証が使える所もありますので、費用の負担は抑えられると思います。
どの学びの場も、楽しみながら学べるように工夫されているので、きっとお子さんも充実した時間を過ごすことができるでしょう。
家庭でもソーシャルスキルトレーニングに取り組むことはできる
SSTの学びの場に通わせたくても、それが難しい場合もあるかもしれません。子どもの気が乗らなかったり、近くに利用できる場がなかったり、理由は様々あると思います。
筆者の息子も小3の頃に「特別支援教室」でSSTを学んでいましたが、その後不登校の子の通う「適応指導教室」を利用することになったため、退級しました。当時、適応指導教室の先生に「2つとも利用することはできない」と言われたためです。(地域によって異なると思いますので、よく調べてみてください。)
また、他に息子に合った学びの場を見つけることもできませんでした。そのため、筆者は家でSSTを学ぶことにしたのです。
筆者の息子も小3の頃に「特別支援教室」でSSTを学んでいましたが、その後不登校の子の通う「適応指導教室」を利用することになったため、退級しました。当時、適応指導教室の先生に「2つとも利用することはできない」と言われたためです。(地域によって異なると思いますので、よく調べてみてください。)
また、他に息子に合った学びの場を見つけることもできませんでした。そのため、筆者は家でSSTを学ぶことにしたのです。
SSTをする上で一番大切にしたことは、息子の話をよく聞くことです。息子はおしゃべりが好きな子なので、毎日適応指導教室であった出来事を話してくれました。お友達にからかわれてしまった時、「どう返していくか」や「どういう方向に自分の気持ちを持っていくか」、息子がお友達に伝える言葉のチョイスなど、数えきれないほどのアドバイスをしたことを覚えています。
その中で気を付けていたことは、その助言が押しつけがましいものにならないようにすることでした。「~すると良いかもね」とか「もしかすると、お友達はこんな気持ちだったかもしれないし、あんな気持ちだったかもしれないよ」など、断言は避けてあくまで「ママはこう思うなぁ」と話すようにしました。そして、その話はトレーニングに偏りすぎずに、楽しい日常の雑談の延長になるようにも心がけました。
教えたことがすぐに身に付くわけではありませんでしたが、1つ1つ積み重ねてきた学びは、大きな糧となったように感じます。小2の時には、女の子と話している所を「ラブラブ~!」とからかわれただけで夜眠れなくなっていた息子でしたが、今は「○○君って変態だよね」なんて言われても、「お前には負けるよ」なんて切り返せるようになったほどです。