子どもに伝えよう!プラスチック袋を減らす必要性とは?
以前、お買い物をする時に無料でもらっていた石油由来のプラスチック袋は、微生物や細菌の力で自然に返ることが出来ません。“自然に返らない”ということは、川や海に辿り着いた石油由来のプラスチック袋は、この先何十年、何百年と残ることになります。
そうなると問題なのが、川や海に辿り着いたプラスチック袋が断片して5mm以下のマイクロプラスチックとなり、マイクロプラスチックを川や海の生き物が餌と間違えて食べてしまう危険性があるということです。
川や海の生き物の体内では、食べてしまったマイクロプラスチックを分解することは出来ません。川や海の生き物が食べたマイクロプラスチックは、川や海の生き物を漁獲した私たちが食べることになり、私たちは身体に異物を入れることになってしまいます。
川や海の生き物の体内では、食べてしまったマイクロプラスチックを分解することは出来ません。川や海の生き物が食べたマイクロプラスチックは、川や海の生き物を漁獲した私たちが食べることになり、私たちは身体に異物を入れることになってしまいます。
このマイクロプラスチックは人の中でも分解が出来ず、人体に悪影響があるとされています。人体に悪影響とは、内分泌かく乱作用やアレルギーや肥満の原因になることです。大人でも人体に悪影響があるものを口にするのは怖いのに、成長途中の小さな子どもにマイクロプラスチックを食べさせてしまう可能性があると思ったら怖いですよね…。
マイバック持参はプラスチックゴミの削減に繋がってる?環境に優しい「プラスチック袋」とは
2020年7月にレジ袋が有料化され、マイバックを持参する機会が増えましたよね。雑誌の付録で可愛いマイバックが付いていたり、お店のノベルティとして貰えたり、デザインが豊富になったことからプレゼントにマイバックを渡す機会もあったりと、すごく身近な存在になりましたよね。
筆者がスーパーへ買い物に行っても、マイバックを持参している人の方が多いように感じています。実際、環境省の統計※でもレジ袋を使用していない人は、3割から7割に増えたそうですよ。
※http://plastics-smart.env.go.jp/rejibukuro-challenge/pdf/20201207-report.pdf
しかし、それでも買い物時にマイバックを忘れたり、想定以上に買い物の量が増えてしまった時には止むを得ず、レジ袋購入することもありますよね。そんな時、筆者も「プラスチック袋を買ってゴミを増やしてしまった…」と思ってしまうことがあります。
しかし、実は有料化対象外となっている
・プラスチックのフィルムの厚さが50マイクロメートル以上
・海洋生分解性プラスチック100%のレジ袋
・バイオマス素材の配合率が25%以上のレジ袋
・プラスチックのフィルムの厚さが50マイクロメートル以上
・海洋生分解性プラスチック100%のレジ袋
・バイオマス素材の配合率が25%以上のレジ袋
の規定を満たした環境に優しいプラスチック袋も、企業の判断で有料販売しているので、購入したプラスチック袋が環境に配慮したプラスチック袋であった、ということも結構あります。有料化対象外のプラスチック袋も有料化することで、プラスチック・ゴミの削減に企業が取り組んでいるそうです。
マイクロプラスチックによる水環境汚染の 生態・健康影響研究の必要性とプラスチックのガバナンス
マイクロプラスチックが海の生き物や人に対してどんな影響を与えるのか記載されています。
みんなで減らそうレジ袋チャレンジ
何故レジ袋を削減する必要があるのか?簡潔に掲載されているサイトです。小学校高学年以上のお子様位から自分で読んで理解出来ると思います。
経済産業省 レジ袋削減の協力について(有料化について)
有料化対象となる環境に優しいプラスチック袋と、そうでないレジ袋の基準が記載されています。有料化対象外のプラスチック袋がどんな風に環境に優しいのかを知ることが出来ます。