食生活を中心とした正しい情報を発信し、効率的な骨作りを推進する「コツコツ骨ラボ」は、5月5日のこどもの日を前に子どもの骨の健康と食生活に関する意識調査を行いました。
近年、子どもの骨折やロコモティブシンドロームのリスクが高まっていることから、子どもの食生活や母親の栄養素に対する認知・理解などについて尋ねたところ、丈夫な骨を作る知識や栄養摂取が不十分な傾向にあることがわかりました。
【調査概要】
調査主体:コツコツ骨ラボ
調査期間:2018年3月30日(金)~4月2日(月)
調査方法:インターネット調査
調査対象:25歳~49歳 子育て中の母親1,000名(割付は下記の通り)
※アレルギーや体質の問題で食べない、食べなかったものは除外して回答
近年、子どもの骨折やロコモティブシンドロームのリスクが高まっていることから、子どもの食生活や母親の栄養素に対する認知・理解などについて尋ねたところ、丈夫な骨を作る知識や栄養摂取が不十分な傾向にあることがわかりました。
【調査概要】
調査主体:コツコツ骨ラボ
調査期間:2018年3月30日(金)~4月2日(月)
調査方法:インターネット調査
調査対象:25歳~49歳 子育て中の母親1,000名(割付は下記の通り)
※アレルギーや体質の問題で食べない、食べなかったものは除外して回答
TOP3は「思いやりのある子」「コミュニケーションが上手にできる子」「メンタルが強い子」
どんな子に育ってほしいかという問いに対しては、「骨や身体が丈夫な子」より「思いやり」や「コミュニケーション能力」などのメンタル面が重視されていることが明らかになりました。
子どもの健康・体作りにおいて重要なことを聞いたところ、「体力」の次に「免疫力」「ストレス耐性」があげられました。成長期における「骨」や「筋力」、「視力」など、体そのものを作ることよりも、体を守る「免疫」や心を守る「ストレス耐性」が重視され、現代社会を反映するような傾向が明らかになりました。
スポーツをやっている子の親は、体や骨を作る栄養素を含む食品を意識的に摂らせている
スポーツをやっている子の親は、やっていない子の親に比べ、成長期の子どもの体や骨を作る、魚、肉、ご飯、牛乳、納豆を意識して摂らせていることがわかりました。一方、緑黄色野菜以外の食品の積極摂取は、5割以下であることがわかりました。
子どもの成長に適切な食事や栄養の理解ができていないことを母親自身も痛感
子どもの食に関する悩みとして「子どもの成長に適切な食事や栄養を理解できている自信がない」母親が4人に1人以上と、母親自身も悩みを感じていることがわかりました。
一方、子どもの食事・食生活で工夫していることは、規則正しい食事、朝食を食べさせることなどがあげられ、悩みながらも工夫をしている母親の様子がうかがえます。
骨に関する正しい知識は不足
丈夫な骨を作るゴールデン・トライアングルの栄養素のうち、骨の材料となる「カルシウム」以外の認知率は低く、「カルシウム」を骨に吸収させやすくする「ビタミンD」は5割以下、「カルシウム」を骨に沈着させる「ビタミンK2」は2割以下しか認知がないことが明らかになりました。
骨に重要な栄養素が含まれている食品を「健康な骨をつくるため」に摂らせている母親は少なく、牛乳や乳製品以外はその割合が極端に低いことがわかりました。ビタミンDを含む「きのこ類」では13.9%、ビタミンK2を含む「納豆」は31.8%しか意識されていませんでした。
骨に関する知識の正答率は6割強で、特に「骨は成人(20歳)までを目安に作られる」、「筋肉を鍛えて強くすることはできても、骨は強くすることはできない」、「高齢になってからでは、努力しても骨を強くすることはできない」など、母親世代に知っておいてほしい知識に関しては、特に正答率が低い結果となりました。