2022年3月13日 更新

【自閉スペクトラム症】5歳児(女児)の行動・特徴の一例

我が子は、自閉スペクトラム症児。5歳になった娘の1年間の成長の様子、行動や特性についてお話します。同じ自閉症児でも、その子によってタイプは様々。この記事を通して、自閉症児の一例を知ってもらえたらと思います。

就学相談(発達・知能検査)を受ける

gettyimages (293912)

娘は、2019年8月(2歳8ヶ月)に『中度の自閉スペクトラム症』、2019年11月(2歳11ヶ月)に『高機能自閉症*』と診断され、2021年1月(4歳1ヶ月)にも再評価を受けています。
*高機能自閉症とは、「1. 言葉の遅れあり」「2. 知的障害なし」「3. コミュニケーション困難あり」「4. こだわりあり」が特徴とされています。
2021年はじめに再評価を受けた際、学校で学力面の発達検査を受けることを勧められていました。それが実現したのが、2021年10月(4歳10ヶ月)。現在住んでいる学区内の小学校で、スペシャルニーズ(特別支援級)の先生、コーディネーターの2人によって、2回に分けて検査が行われました。

ちなみに、本来幼稚園の年中さんに通う年齢ですが、娘は幼稚園には通っていません。我が家が住むアメリカでは、年長さんからが義務教育になっていることと(※州によって違うこともあります)、我が家では娘をホームスクールすると決めたこともあり、そのことに関しても、この検査で教育者の意見を聞く良い機会となりました。

予想外の検査結果!

検査結果は、発達検査をしてくれた先生・コーディネーターをはじめ、発達検査を受けた小学校の校長先生・教頭先生・心理学者・市の教育委員会職員の計6人が、検査結果をもとに、それぞれの見識を述べる形となり、2時間半に及びました。

■言語能力について

現在、医療観点から見たスピーチセラピー(言語療法)を受けている娘ですが、特別支援級では教育的観点から見たスピーチセラピー(※詳しい内容までは分からないのですが、医療観点とは全く違うアプローチだそうです)のサービスも必要に応じて提供しているとのこと。

しかし、娘には「必要ナシ」という診断。確かに、同じ年齢の子供と比べると、言葉の遅れがあるのは明らかではあるものの、娘の「環境」を考慮したとき、この遅れは納得のいくものであるとのこと。この「環境」のひとつは、バイリンガル環境であること。そして、もうひとつは、家族(筆者と主人)以外と基本接触する機会がないというものです。

■知能検査

総体的評価で、娘は同年代の子供より知能指数が高い(年齢より2学年上)という評価を受けました。数字や文字、地形など、特に記憶することに力を発揮しているようです。

これは、元々娘が記憶することが比較的得意であったことと、3歳7ヶ月からものは試しで始めた、学習タイムが功を奏したのでは…と、思っています。学習内容に関しては、後ほど詳しくお話しようと思います。

■行動観察

集中力を発揮する一方で、興味がよそに行ってしまうと、他のことを忘れてしまう傾向が強いとのこと。別の言い方をすると、ひとつのことにしか集中できないということでもあります。

じっと座っていることができない(直ぐに椅子から立とうとする・座っていても体のどこかを常に動かしているなど)、動き回るなどの多動性が非常に強い。

■アスペルガー症候群の可能性の示唆

医学的に高機能自閉症の診断を受けている娘ですが、今回の検査を通して、教育のプロの見解では「アスペルガー症候群」の可能性が非常に高いと示唆されました。

アスペルガー症候群は、一般的に自閉スペクトラム症の特徴・特性を持つものの、「言葉の遅れがない」というのが、高機能自閉症との大きな違い。

娘は、この言葉の発達に遅れがあるのは事実で、この見解は意外なものでしたが、先にお話した「環境」を考慮したと考えると、「なるほど…」とも思える見解でした。

■ホームスクールが向いている

ホームスクールが子供の教育の選択肢として認められているアメリカですが、教育に携わる立場の人から言わせると、やはり学校が提供する教育に勝るものはない…という考えが多くあるのもまた事実です。

そんな中、6人全員が異論ナシで「娘さんは、学校という場での勉強には向いていません。ホームスクールが、彼女にとって最高で最適の環境です!」と断言。

しかし、娘に欠けているソーシャルスキルを少しでも身に付けるためには、ホームスクールのコミュニティの中で、同じくホームスクールの子供たちのための課外活動に参加し、そこで少しでも同年代の子供と触れ合う…ということを勧められました。

■特別支援を受けられない!

全ての結果を総体的に診断した結果、現段階では娘は「スペシャルニーズのプログラム(特別支援)」を受ける必要がない(受けるに値しない)という判断でした。これが意味することは、仮に娘をホームスクールではなく、学校に通わせるとなるとき、「普通級」に通わせるということです。

この診断に、筆者夫婦はかなり驚いたというのが本音です。私たちは、娘自身が「他の子みたいに、学校に通いたい!」と言えば、そのときはホームスクールを辞め、学校へ通わせるつもりですが、「普通級しかチョイスがない」というのは、果たしてどうなのかな…とも、思っています。

発達障害児が特別支援級、普通級どちらに通うか。これはどちらの場合でもメリット・デメリットがあると思うので。とはいえ、娘の発達状況は日々変化しますし、その日(学校に通いたい日)が来るかも今はまだ分からないので、この点については、臨機応変に対応したいと思っています。

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このまとめのキュレーター

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