株式会社主婦の友社より、たくさんの方に愛され続けて100万部超の「はじめてママ&パパ」シリーズ最新刊『はじめてママ&パパの子どもの栄養』が、2021年7月19日(月)発売されました。
栄養って、必要?
そもそも栄養バランスを気にするのは、なぜでしょうか?日々の「コンディションをととのえる」ため、少し先まで考えると「ポテンシャルを伸ばす」ため、もっと将来まで考えると「生活習慣病にならない」ために必要です。
たとえば、骨量が大きく増えるのは小学生後半から中学生のころ。骨の成長に必要な栄養素をとり、身長を伸ばし、20歳くらいまでにコツコツ蓄えた骨量で、一生を生きていかなければならないのです。骨を丈夫にしようと思ってカルシウムをとるなら、その吸収を助けるためにビタミンDやマグネシウムが欠かせません。知っているのと知らないのとでは、大きな差が生まれてしまいます。
最近、食べた?食べてない?を意識する
毎日の食事作りでいちばん多い悩みは、「ワンパターン」「マンネリ化」です。1日3食365日となれば、作りやすいもの、子どもが食べてくれるものに、どうしても偏りがち。
そんなときは、たんぱく質の種類を変えて食べましょう。栄養素の特徴が異なる野菜を組み合わせましょう。まずは意識することが大事です。汁物に海藻を入れる、食後にフルーツを食べる……ちょっとした工夫でも、栄養はどんどん豊かになります。
朝食はギリギリOKのラインを目指す
身支度しながら用意する朝食も、できるだけ手早く簡単にしたいもの。1日を元気にスタートするには、①炭水化物がある、②たんぱく質がある、③野菜・果物を添えることをOKラインにしましょう。ミニトマトやキウイといった手間がかからない野菜・果物を添えるだけで、ビタミンCやカリウムなどが補えます。
子どもの不調に食事で寄り添う
子どもの体調が悪いときは、食べ物の栄養素が助けてくれることもあります。