パナソニックが教えるエアコンの節約術①「つけっぱなし運転」派 vs「こまめに消す運転」派どっちがお得?
いったん室内を適温にすればつけっぱなしでも少ない消費電力でキープできますが、外出の度に運転をオフにしていては室温が外気温からの熱を受けて高温になるため、帰宅してオンするたびに「強運転」となってしまい、消費電力が増えてしまいます。
冷房使用時において、住宅の断熱性、室内熱負荷などの環境によるものの、外気温が35℃以上の“猛暑日”のような場合は、室温が上昇しやすいため、「つけっぱなし」運転がお得ですが、30℃程度までであれば、室内温度がそこまで上がらないため「こまめに消す」運転の方が電気代の節約につながることが分かりました。
*パナソニック独自のアルゴリズムを用いて、同じ外出時間でも外気温条件によって帰宅時の運転の消費電力が異なることに着目したシミュレーションによるもの。
※今回のシュミレーション結果は断熱性の高い住宅を想定。実際の電気代は、住宅の断熱性能やエアコンの設置環境等の使用条件によって異なります。
フィルターにホコリがみっしり付いた状態で運転させるとモーターやコンプレッサーに負荷がかかってしまうため、「つけっぱなし」運転の場合でも24時間稼働は行わず、1日のうち数時間はエアコンを休ませて自動おそうじ機能や内部クリーンを活用するのがおすすめです。
パナソニックが教えるエアコンの節約術② エアコンの冷房効率の上げ方
エアコンの汚れは、能力の低下、消費電力の増加、本体の寿命を縮めることにつながります。実際にエアコンフィルターを1年間掃除しないとフィルターの目詰まりで、年間で約25%も電気料金が無駄になってしまうという実験結果もあります。
パナソニックの実験結果では、フィルター掃除をすることで年間約1万円以上電気代を節約できることが分かりました。ここでは自分で実践できるエアコンフィルターのお手入れ方法をご紹介します。
※パナソニック製品「CS-F401D2」を使用。電気代27円/kWhでの実験
▶自動お掃除機能が搭載されていない場合
久しぶりにパネルを開ける場合は、フィルターがひどく汚れていることもあるため、窓を開けてマスクをした状態でエアコンフィルターを取り外し、掃除機でほこりを取り除いてください。油汚れやたばこのヤニ汚れ、においが気になるときには柔らかい布やスポンジで軽くふくように水洗いし、汚れがひどいときは、薄めた中性洗剤でつけ置き洗いをしましょう。
洗った後は直射日光やドライヤーの温風に当てることは避け、広げた新聞紙の上にフィルターを立てかけて陰干しし、十分に乾かします。カビを発見した場合には、胞子をまき散らさないようにそっと浴室に運び、丁寧に洗い落としてください。
▶自動お掃除機能が搭載されている場合
自動お掃除機能付きのエアコンでも油汚れやたばこのヤニ汚れ、ペットの毛や長期使用でついたにおいは取れないため、フィルターを取り外して水洗いする必要があります。汚れがひどいときは、薄めた中性洗剤でつけ置き洗いし、直射日光やドライヤー乾燥を避けて十分に乾かしてください。
また、お掃除機能付きのエアコンでもフィルターから取り除いたホコリを本体内のダストボックスに溜めるタイプが主流なため、多くの場合自分でほこりを取り除く必要があります。
エアコンの風も上手に利用し、冷房効率を上げて節電に繋げましょう。まずは風向き。冷たい空気は低い場所にたまるため、一般的に冷房時は上向きで風を送ると広範囲を冷やせると言われています。扇風機やサーキュレーターを併用し、冷気のムラをなくすのもオススメです。
次に風量。冷房の温度を1度上げるだけで、約10%の節電になるともいわれますが、冷やすために使う電力よりも風量を上げるほうが使用量は少なくて済むので、設定温度を下げるよりも風量を上げた方が節電になります。冷房を1度上げ、風量を上げることで、年間約1200円以上※節約することができます。
※パナソニック製品「CS-F401D2」を使用。電気代27円/kWhでの実験
他にもある!冷房運転時に実践したい節約術
窓から入ってくる日光は意外にあなどれません。カーテンやブラインドを使うのはもちろん、窓の外にすだれや緑のカーテンなどを設置するのも有効。カーテンの場合は窓との間に空気の層ができるので、断熱効果もあります。