実は、家庭で夏に最も電力を消費する家電のひとつがエアコンです。しかし、使い方を少し工夫するだけで、快適さはそのままに電気代を節約できることができるのです!
今回は、「冷房と除湿はどちらがお得?」「30分くらいの外出なら消した方がいい?」など、多くの人が気になる疑問に答えながら、今日から実践できるエアコンの節約・節電術をご紹介します。
夏の電気代が高くなる理由は?
だからこそ大切なのは、「エアコンを極力使わない」ことではなく「上手に使う」こと。無理に暑さを我慢するのではなく、効率よく運転して電気代を抑える工夫を取り入れていきましょう。
簡単エアコン節電術!どっちがお得?
Q1. 「冷房」と「除湿(ドライ)」はどっちがお得?
A. 基本的には『除湿』の方が節電!
「冷房」と「除湿」は似ているようで役割が異なります。
冷房は室温を下げることが目的ですが、除湿は空気中の湿気を取り除き、ジメジメした不快感を和らげる機能です。
エアコンは室温を下げるときに最も多くの電力を使うため、気温はそれほど高くなくても蒸し暑さが気になる日は、除湿運転の方が消費電力を抑えられる場合があります。
また、湿度が10%下がると体感温度は約1~2℃下がるともいわれています。同じ28℃でも湿度が低いだけで涼しく感じられるため、「なんとなく暑い」と感じる日は、まず除湿を試してみるのもおすすめです。
ただし「再熱除湿」は例外
ここで注意したいのが、「再熱除湿」という機能です。
再熱除湿は、一度冷やして除湿した空気を再び温めて室内に戻す仕組みのため、通常の除湿よりも電力を多く消費することがあります。
エアコンの種類によって電気代は異なるため、取扱説明書やメーカーのホームページで、お使いの機種の除湿機能を確認しておくと安心です。
Q. 30分外出するなら、エアコン「消す」or「つけたまま」どっちがお得?
A. 30分程度なら「つけっぱなし」の方がお得な場合が多いです
「少し出かけるだけだから、こまめに消した方が節電になる」と思いがちですが、実はそうとは限りません。
エアコンは運転を始める瞬間に最も多くの電力を使います。真夏の日中は室内の温度がすぐに上がるため、一度エアコンを止めると、再び設定温度まで冷やすために大きな電力が必要になります。
そのため、30分程度の買い物や子どもの送迎など短時間の外出なら、つけっぱなしの方が結果的に電気代を抑えられるケースも少なくありません。
一方で、数時間以上家を空ける場合は、エアコンを消した方が節電につながります。
「30分」が絶対的な目安というわけではありませんが、「短時間ならつけっぱなし、長時間なら消す」と覚えておくと判断しやすいでしょう。
Q. エアコンのルーバーの向きは「下向き」or「上向き」どっちがお得?
A. 冷房は「上向き」がおすすめです
冷たい空気は下へ、暖かい空気は上へたまる性質があります。
そのため、ルーバーを下向きにすると足元ばかりが冷え、天井付近には暖かい空気が残ってしまいます。するとエアコンは「まだ部屋が十分に冷えていない」と判断し、余計に運転を続けることになってしまいます。
ルーバーは水平からやや上向きに設定すると、冷たい空気が部屋全体にゆっくり広がり、効率よく室温を下げられます。
さらに、サーキュレーターや扇風機をエアコンに向かって回すと空気が循環し、冷房効率がアップ。設定温度を1℃高くしても快適に過ごしやすくなります。
Q. エアコン風量は「手動」or「自動」どっちがお得?
A. 「自動運転」がもっとも効率的です
「弱風にした方が電気代が安くなりそう」と思う方も多いですが、実は冷房時は自動運転がおすすめです。
エアコンは室温が設定温度に達するまでが最も電力を消費します。自動運転なら、運転開始直後は強い風で一気に部屋を冷やし、設定温度に近づくと自動で風量を弱めてくれるため、効率よく運転できます。
一方で、最初から弱風に設定すると部屋が冷えるまでに時間がかかり、その分エアコンが長く運転し続けることになります。
節電を意識するなら、風量はエアコンにおまかせするのが一番です。


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