先日の転倒事故から学び「赤ちゃんに起こりやすい事故」を特集。前回は「誤飲」の対応について書きました。今回は誤飲の中でも乳幼児が「気道に異物を詰まらせたとき」の症状や異物除去法について書いてみます。最後に異例もあります。
どんなものが詰まるでしょうか
0~3歳では、主にピーナッツや節分の豆などのナッツや豆類などの食物です。その他、あめ玉(グミ、キャンディー)、果物や野菜(りんご、ぶどう、ミニトマト、たくあん)、お菓子(団子、カップゼリー)など、口に入るサイズのものは何でも事故の原因になります。
4歳以降では、歯の詰め物や小さいおもちゃ(例:ビー玉やプラモデルの部品)などの食物以外が多くなります。
実は筆者の子どもたちも異物を気道に詰まらせたことがあります…
■飴玉
■割りばしの袋
普通に食事をしていても、0歳と3歳の娘たちは、ときどき嗚咽しています…。咀嚼力や飲み込む力が弱いからか、飲み込みきれず詰まらせるケースがあります。長女が2歳のときは食べ物を噛んでも飲み込めず、口から出してしまう期間もありました。
■飴玉
■割りばしの袋
普通に食事をしていても、0歳と3歳の娘たちは、ときどき嗚咽しています…。咀嚼力や飲み込む力が弱いからか、飲み込みきれず詰まらせるケースがあります。長女が2歳のときは食べ物を噛んでも飲み込めず、口から出してしまう期間もありました。
気道に異物を詰まらせたときの症状
●突然もがき苦しみ、声が出せない
●異常音がする(狭くなった気道を空気が通ろうとするため生じる音)
●胸に激しい呼吸運動が見られる
●顔、首、手などにチアノーゼが出てくる
●意識が次第に鈍る
●人口呼吸を行ったときに抵抗が大きく空気が入らない
※異物が気管支の一部に固定してしまうと、症状が軽くなることがある。
●異常音がする(狭くなった気道を空気が通ろうとするため生じる音)
●胸に激しい呼吸運動が見られる
●顔、首、手などにチアノーゼが出てくる
●意識が次第に鈍る
●人口呼吸を行ったときに抵抗が大きく空気が入らない
※異物が気管支の一部に固定してしまうと、症状が軽くなることがある。
気道異物除去の方法
【乳児の場合】
乳児の場合、「胸部突き上げ法」と「背部叩打法」の2種類があるようです。異物が取れない場合や意識がない場合は119番通報し、救急隊と交替するまで心肺蘇生を行います。
乳児の場合、背中を叩打するときの力加減に注意が必要です。これは心配蘇生の際にも同じことが言えます。あまり強い力で行うと、乳児の骨は折れてしまうからです。
乳児の場合、背中を叩打するときの力加減に注意が必要です。これは心配蘇生の際にも同じことが言えます。あまり強い力で行うと、乳児の骨は折れてしまうからです。
【幼児の場合】
via jspp1969.umin.jp
幼児の場合は、胸部突き上げ法(ハイムリック法)があります。息子が飴玉を詰まらせたときは、この方法で除去できました。意識はありましたので、すぐさま抱え上げ胸部を圧迫、さらに背中を叩きました。喉からポンと飴が飛び出てきたときはホッとしたのを覚えています。
異物が除去できない場合と、意識が無い場合はすぐさま119番通報です!万が一、除去できたとしても、念のため医療機関で受診しましょう。