2023年6月8日 更新

子どもの“生まれ持つ個性”って知っていますか?

子どもには、生まれながらに持っている個性があります。生まれ持つ個性を知ることで、お母さんの育児に関する悩みや子どもへのイライラが解消される可能性があります。

子どもの生まれ持つ個性は、生まれた直後の赤ちゃんの様子から感じることができます。お母さんによっては「胎動の様子も違う!」とおっしゃられる方もいるほど。

産婦人科の新生児室では、子どもの生まれ持つ個性を観察することができます。大きな声で泣く子もいれば、静かに泣く子もいます。少し成長した幼児期などでは、誰にでも話しかけて天真爛漫な子もいれば、人見知りでお出かけの時はお母さんから離れられない子もいます。

子育てに悩むお母さんの中には「私の育て方が悪いのかな?」と悩む方も多いのが現状です。小さな子ほど生まれ持つ個性の影響が大きく表れます。お母さんの育て方が悪かったり、しつけがなされていない訳ではありません。

お母さんを困らせるような問題行動も、生まれ持つ個性を知ることで解決できることが多くあるのです。

子どもの生まれ持つ個性には5つのタイプがある

気質=ヒトが生まれながらに持っている個性 です。

気質心理学に基づいて、キッズコーチングでは5つのタイプに分類してお伝えしています。この5つのタイプに、優劣はありません。それぞれに素晴らしい生まれ持った才能とお母さんを困らせてしまう行動を持っています。

タイプによって、お母さんを困らせる行動も、その行動が見られる時期も異なります。
【気質の5つのタイプ】
※タイプの特徴をわかりやすい言葉で表現しています。

★エンジェルタイプ…いつもにこにこ穏やか・誰とでも仲良くできる・考えるのが苦手

★テキストタイプ …規則的な生活リズム・言葉の発達が早い・緊張しやすい

★アクティブタイプ…活発で運動神経が良い・自我が強い・睡眠時間が短い

★デリケートタイプ…人見知り。観察力がある。優しくて繊細

★ネガティブタイプ…こだわりが強い。イヤイヤ期が激しい。コツコツ努力できる
さて、あなたのお子さんは何タイプだと思いましたか?
各タイプについては、今後詳しい記事を書いていくのでまた見ていただけると嬉しいです。

気質を知って、子どもの得意なことを伸ばせるお母さんに!

子どもの気質を知ることにより、子どもの得意なことを知ることができます。また“こころ”の特徴も知ることができるので、今まで「?」と感じていた子どもの行動への疑問にも対応することができるのです。

お母さんの多くは「ちゃんと育てなきゃ!」と子どもへの愛情から注意したり叱ったり、時に感情的に怒鳴ってしまった経験があります。もちろん、必要な時もあります。しかし、あまりにも多すぎると子どもは自分のことを「ダメな子」と思い込み、自信のない子に育ってしまいかねません。

子どもの生まれ持つ個性を認め、得意なことも苦手なことも受け入れること。それが元々持っている才能を伸ばし、社会生活の中で個性を発揮できる豊かな心を育てることに繋がるのです。

気質を知る利点は子どもだけではなく、大人にもある!

先ほども申し上げましたが、生まれながらに持っている気質は、産まれたばかりの赤ちゃんの頃に一番強く性格に現れます。性格は、気質と環境の両方の影響を受けて形成されていきます。気質の影響が性格に色濃く出るのは、6歳頃まで。6歳以降は、環境の影響が強くなります。

しかし、気質に素直に生きる方が無理せず生活ができると言われています。

子どもだけではなく、ご本人(お母さん)の“気質を知りたい”という方が気質のカウンセリングを申し込まれます。そんな時「子どもの気質を知れてよかった」という声と同時に多いのは「自分の気質を知ってよかった」というお母さんも多いことです。

時に、強い個性は人から注意を受けることがあります。例えば、活動的なタイプの人は「落ち着きがない」と言われたり。また、細かいことを気にしないタイプの人は「ちゃんと考えなさい」と言われたり。逆に、細かすぎる神経質なタイプの人は「考えすぎだ」と言われたり。

そんな積み重ねにより、大人には生まれ持った気質を抑えている人が多くいます。自分の持って生まれた個性を素敵なところと受け入れることで日常生活を無理なく過ごせるようになり、子どもへの余裕も増えたというお母さんも多くいらっしゃいます。

子どものためにも自分のためにも、ぜひこの記事が「気質」について知っていただくきっかけになれば幸いです。
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ヒマワリちかちゃん ヒマワリちかちゃん

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