2019年8月21日 更新

DVによる事件が続出。「警察に言ったから大丈夫」なんて安心できない

たびたび起きるDVによる事件を未然に防ぐことはできないの?

北海道で起きたDV夫による殺人事件。無事に犯人は逮捕されましたが、元妻の母が亡くなるという痛ましい結末を迎えました。

たびたび起きるDVによる事件を未然に防ぐことはできないのでしょうか?

警察に相談していたにも関わらず...。

7日午後7時10分ごろ、札幌市豊平区福住2の10の住宅に住むアルバイト、大内由布子(ゆうこ)さん(23)から、「元夫が母を刺した」と近所の住人を通じて110番があった。由布子さんの母真弓さん(52)が胸など数カ所を刃物で刺されて1階居間で倒れており、8日午後に死亡が確認された。由布子さんも頭を殴られて全治数カ月の重傷を負い、元夫は逃走した。
「ストーカー」注意の直後
道警によると、由布子さんは昨年1月、「夫が離婚に応じない。過去にはDVを受けていた」と札幌豊平署に相談。その後、離婚が成立した。昨年6月には、白川容疑者が由布子さん宅に押しかける騒ぎがあり、由布子さんは「電話でもめたので、電話を無視していたら家に押しかけてきて大声を出した」と同署に説明した。

 そして今月5日、白川容疑者から「覚えてろよ」という内容のメールが由布子さんの携帯電話に届いた。この際に由布子さんは「子供のことにかこつけて電話がかかってきたので、電話もメールも無視していたら(メールが)届いた」と説明したという。同署は7日、白川容疑者に「これ以上やるとストーカーになる」と電話で注意。その時は応じる様子を見せていたというが、同日夜に事件は発生した。
しかし、警察からの注意は電話や口頭のみ。

「警察に言ったから大丈夫」なんて安心できないのが現実です。親にまで危害が及んだり、今回の北海道の事件では大切な子どもが元夫に連れ去られています。

では、このような配偶者から逃げる場合、何かできることはないのでしょうか?

気を付けなければいけないこと

・ 居場所を知られないようにするには
 (21139)

DV夫から逃げ、住民票を異動移動させても簡単に住所がバレてしまいます。しかし手当の受給といった公的支援を利用するには、住民票を異動させなければならないこともあります。

そんな時は役所に相談しましょう。DVやストーカーから逃げている方については、戸籍や住民票などの開示を制限できるようになっています。

ただし、弁護士による職務上の請求は閲覧拒否が出来ませんので、夫が弁護士に依頼した場合は閲覧できてしまいます。そのため、あえて住民票を移さずに放っておく人もいます。
・ 健康保険は自分で加入する
 (21142)

女性の場合、夫の扶養になっていることが多いと思います。この場合、どこの病院にいつかかったのかがレセプトとして送付されてしまい、居場所がバレる手がかりになってしまう恐れがあります。

そのため、健康保険は自分で加入しましょう。その時に、お子さんが夫の保険に加入していた場合などは夫しか手続きを行えません。その場合は、役所や配偶者暴力支援センターなどに相談し、特別な措置を検討してもらいましょう。

緊急避難施設「民間シェルター」

 (21145)

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