2020年3月7日 更新

3.11東日本大震災から9年を経て、人々の防災意識はどう変化したのか。震災後に家族が増えた方の現在の防災意識は…?

近年の日本を語る上で「自然災害」は外せないワードとなっていますが、“防災”という観点で人々の意識はどのような移り変わりがあったのでしょうか。

最後に、実際に被災された方と被災されていない方の災害時に重要だと感じるものの違いを調査しました。上記のグラフから、重要だと感じる項目の順番に違いは見られませんが、注目すべきはその割合でしょう。

『電気、水道、ガスなどのライフライン』『水や食料』などの項目は、実際に被災された方と被災されていない方で大きな違いはみられませんでした。ライフラインや水・食料が重要であることは共通認識としてあるようです。

しかし、『とっさの判断力』の項目に関しては、被災されていない方の割合に対して、意外にも実際に被災された方の方が少ないという結果になりました。いざ実際に自然災害に遭遇した際、とっさの判断をとることが難しいといったことが考えられます。
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多くの被災者を出した歴史的な自然災害が発生した3月11日は、毎年各地で慰霊のための式典が執り行われます。多くのメディアがその様子を報じ、その日だけは日本の空気全体がどこか重く感じるという方も多いのではないでしょうか。

しかしながら、こうした式典を行うことで自然災害の恐ろしさを風化させることなく、人々が“危機意識”をしっかりと持つきっかけになっていることもまた事実です。

震災発生当時から9年、自分を取り巻く環境に変化があった方は多いでしょう。​今回の調査でも、守るべき家族が増えた方を中心に意識の変化がはっきりと表れました。

東日本大震災から「もう9年」という方、「まだ9年」という方、様々な感じ方があるかと思います。ただ一つ変わらないことは、過去に起きた大災害は例外や想定外ではなく、現状考えられる実際に起きた最悪の事態ということです。

こうした事態に対応すべく、個人だけでなく地域社会全体で危機管理を徹底すべきではないでしょうか。

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