【経験談】こうやって乗り切る!我が家の病院受診のコツ
自閉スペクトラム症の筆者の娘は、4歳検診以降、若干の柔軟性を垣間見ることができるようになってきましたが、それでもまだまだ…。が、これまでは、人見知り・場所見知りはもちろん、診察では医師や看護師が、何を言っているのか全く聞き取れないレベルで終始泣き叫んだ上に暴れ、診察は極めて困難でした。
このため、可能であれば主人と2人態勢で病院へ行き、どちらかが娘の相手をし、どちらかが医師と話をする(娘の叫び声があまりに酷過ぎて、診察室の外で話をしたこともあります)など、役割分担をして、病院受診をするのが最善策と言えます。
とは言ったものの、主人の仕事の都合が付かなかったり、コロナ禍でここ1年は(病院によって)付き添いが保護者1人という制限もあるため、実際にこれまで夫婦2人で連れて行くことができたのは2割程度。
これまでに1度だけ、主人が娘を病院へ連れて行ってくれたことがありますが、一般的なママ同様、病院へ連れて行くのは母親である筆者の担当。乳幼児健診や他の検診で、予め予約を取って行く場合、予約の数日前から筆者はドキドキ、ハラハラ。予約の前夜には、既にストレスを抱えているというのが本音です。
それでは、娘の病院受診の際に気を付けていることや、実践していることを紹介していきます。
このため、可能であれば主人と2人態勢で病院へ行き、どちらかが娘の相手をし、どちらかが医師と話をする(娘の叫び声があまりに酷過ぎて、診察室の外で話をしたこともあります)など、役割分担をして、病院受診をするのが最善策と言えます。
とは言ったものの、主人の仕事の都合が付かなかったり、コロナ禍でここ1年は(病院によって)付き添いが保護者1人という制限もあるため、実際にこれまで夫婦2人で連れて行くことができたのは2割程度。
これまでに1度だけ、主人が娘を病院へ連れて行ってくれたことがありますが、一般的なママ同様、病院へ連れて行くのは母親である筆者の担当。乳幼児健診や他の検診で、予め予約を取って行く場合、予約の数日前から筆者はドキドキ、ハラハラ。予約の前夜には、既にストレスを抱えているというのが本音です。
それでは、娘の病院受診の際に気を付けていることや、実践していることを紹介していきます。
理解してくれる病院を探す
筆者の住んでいるアメリカでは、日本より発達障害に理解のある病院がかなり多いと言えますが、それでも当たりはずれはやはりあります。病院が発達障害に理解を示しているかどうかは、子供の病院受診の成功を左右する大きなポイントのひとつです。
そのため、初めて受診する病院の場合、予め電話で子供の発達障害について話をし、病院側が対応してくれるかどうかを確認します。ここでポイントになるのは、医師はもちろん、看護師や受付の人も含め、病院全体が発達障害に理解を示していることです。
また、普段の生活では、ほぼ人見知りを克服した娘ですが、病院では男性に対して未だにかなり警戒している部分があるため、男性人見知りによる不安・ストレスを軽減するため、救急病院を受診する際は、可能であれば男性医師・看護師ではなく、女性医師・看護師をお願いするようにしています。
少し余談になりますが、娘がまだ柔軟性を見せる以前に救急病院を受診した際、たまたま救急救命士の訓練生2人が実習の一環でその場に居合わせたのですが、この訓練生たちが男性で、娘は男性人見知りを大発揮。実習のお役に立てれば…と思ったものの、娘がそれを許さず。申し訳なかったのですが、彼らには事情を説明して席を外してもらいました。
そのため、初めて受診する病院の場合、予め電話で子供の発達障害について話をし、病院側が対応してくれるかどうかを確認します。ここでポイントになるのは、医師はもちろん、看護師や受付の人も含め、病院全体が発達障害に理解を示していることです。
また、普段の生活では、ほぼ人見知りを克服した娘ですが、病院では男性に対して未だにかなり警戒している部分があるため、男性人見知りによる不安・ストレスを軽減するため、救急病院を受診する際は、可能であれば男性医師・看護師ではなく、女性医師・看護師をお願いするようにしています。
少し余談になりますが、娘がまだ柔軟性を見せる以前に救急病院を受診した際、たまたま救急救命士の訓練生2人が実習の一環でその場に居合わせたのですが、この訓練生たちが男性で、娘は男性人見知りを大発揮。実習のお役に立てれば…と思ったものの、娘がそれを許さず。申し訳なかったのですが、彼らには事情を説明して席を外してもらいました。
待ち時間対策
病院での待ち時間対策は、娘が3歳までは絶対に抱っこ紐かストローラーに乗せ、歩かせて病院内に行くことをそもそもしませんでした。歩かせると大変なことになるのが分かっていたので、最初からその選択肢を取らず、自閉症の特徴を活かして病院には抱っこ紐かストローラーで行くものという「お決まりパターン」を作ったのです。そのため、「降ろして!歩きたい!」とダダをこねたことは一度もありませんでした。
また、人見知り対策の一環として、待合室では人が少ない所を選んで座ったり、混んでいる時は敢えて座らず、少し人から離れた所で待つようにし、その上で、タブレットやスマートフォンで好きなアニメを見たり、ゲームをして待ち時間を過ごすようにしていました。
また、乳幼児健診時の問診票が結構な枚数で、娘の相手をしながらの記入だと、少なくとも予約時間30~40分前には着いていないと記入し終わらない…ということが何度か続いたため、病院側に事情を説明し、検診に必要な問診票を検診日の数日前に予め取りに行き、家で記入してから病院に出向くことで、病院での滞在時間を減らすように工夫しました。
抱っこ紐とストローラーを使わなくなってからは、やはり待合室で暴走の可能性が非常に高いため、待ち時間が長くなるようであれば車で待機し、自分たちの順番がきたら電話で知らせてもらい、再び病院内へ行くようにしています。これは、もちろん病院側の理解と協力があってこそです。
また、人見知り対策の一環として、待合室では人が少ない所を選んで座ったり、混んでいる時は敢えて座らず、少し人から離れた所で待つようにし、その上で、タブレットやスマートフォンで好きなアニメを見たり、ゲームをして待ち時間を過ごすようにしていました。
また、乳幼児健診時の問診票が結構な枚数で、娘の相手をしながらの記入だと、少なくとも予約時間30~40分前には着いていないと記入し終わらない…ということが何度か続いたため、病院側に事情を説明し、検診に必要な問診票を検診日の数日前に予め取りに行き、家で記入してから病院に出向くことで、病院での滞在時間を減らすように工夫しました。
抱っこ紐とストローラーを使わなくなってからは、やはり待合室で暴走の可能性が非常に高いため、待ち時間が長くなるようであれば車で待機し、自分たちの順番がきたら電話で知らせてもらい、再び病院内へ行くようにしています。これは、もちろん病院側の理解と協力があってこそです。
しっかり説明&気を紛らわす
これは、ある程度物事が理解できるようになってきた年齢(娘の場合3歳以降)からですが、どんな理由で病院に行くのかを説明します。まだ全てを理解できるワケではありませんが、「これから病院に行くんだ」ということだけはしっかり認識できるようになり、意外にもルンルンで病院へ行ってくれます。以前は、病院での恐怖心がインプットされており、病院の建物を見るだけで泣き出していた娘を考えると、これはかなりの進歩と言えます。
診察内容や検査内容に関しては、医師や看護師が丁寧に説明してくれるのはもちろんですが、可能な範囲で、検査器具などを実際に娘の手に握らせ、少しでも恐怖心を取り除こうとしてくれたりと、時間を掛けて娘に対応してもらえるのはとてもありがたいです。それでも不安を抱えて少しパニックを起こし出した時に、どう気を紛らわすかも重要になってきます。
こういった状況下で娘が一番落ち着くのは、主人の存在。とは言ったものの、病院へ連れて来ているのは8割方筆者のため、主人が通話可能な状況であれば、ビデオ通話や電話で娘と会話をしてもらいます。これは、アメリカの病院が、日本ほど病院内での携帯電話の使用マナーが厳しくないため可能なことと言えますが(少なくとも娘がこれまで利用してきた病院では)、診察室で通話が許されているのにはかなり助けられています。
診察内容や検査内容に関しては、医師や看護師が丁寧に説明してくれるのはもちろんですが、可能な範囲で、検査器具などを実際に娘の手に握らせ、少しでも恐怖心を取り除こうとしてくれたりと、時間を掛けて娘に対応してもらえるのはとてもありがたいです。それでも不安を抱えて少しパニックを起こし出した時に、どう気を紛らわすかも重要になってきます。
こういった状況下で娘が一番落ち着くのは、主人の存在。とは言ったものの、病院へ連れて来ているのは8割方筆者のため、主人が通話可能な状況であれば、ビデオ通話や電話で娘と会話をしてもらいます。これは、アメリカの病院が、日本ほど病院内での携帯電話の使用マナーが厳しくないため可能なことと言えますが(少なくとも娘がこれまで利用してきた病院では)、診察室で通話が許されているのにはかなり助けられています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?怪我や病気、検診など受診の理由は様々ですが、子育てをしていて避けられないことのひとつが、病院受診。発達障害は個人差が大きく、お子さんによって苦手なことも様々ですが、その苦手な部分を少しでも軽減することができると、病院受診は格段に楽になります。
親子間でできる工夫、そして病院側の理解と協力を得ることが発達障害児の病院受診のコツと言えます。今回の記事が、同じく発達障害を抱える親御さんの参考に少しでもなれば幸いです。
親子間でできる工夫、そして病院側の理解と協力を得ることが発達障害児の病院受診のコツと言えます。今回の記事が、同じく発達障害を抱える親御さんの参考に少しでもなれば幸いです。