2019年9月2日 更新

『東京都女性活躍推進白書』を策定。女性の活躍推進に向けた取り組みとは

女性がいきいきと活躍できるような環境が整うことを切に望みます。

東京都は、男性も女性もいきいきと豊かに暮らせるまち・東京の実現に向けて、女性の活躍の現状と課題について、総合的に取りまとめた自治体初の『東京都女性活躍促進白書』を策定しました。

データ・調査から見る東京の持つ強み、弱み

◼︎女性の大学進学率は71%で全国1位
文部科学省ホームページ (26460)

大学を卒業した女性の就職率は約8割。しかし、結婚や出産を機に女性は専業主婦になる割合も多く、平成22年では専業主婦世帯は減少しているものの東京の割合は全国7位。
◼︎全国1位で進み続ける晩婚化・晩産化
厚生労働省 (26462)

東京都、全国ともに、平均初婚年齢は全国的に昭和45年頃から一貫して上昇を続けていて、平成26年の女性の平均初婚年齢は東京都が全国1位の30.5歳。

第1子出産期の母親の平均年齢も東京都が第1位で32.2歳。
◼︎男女とも全国に比べて長時間労働者の割合が高い
総務省 (26465)

全国に比べて東京都では、雇用者全体においても、雇用者のうちの正規の職員・従業員においても、週60時間以上働く男女の割合が高い。
◼︎国際都市と比較して通勤時間が長い
国土交通省 (26467)

通勤時間が長いと帰宅時間も遅くなるため、必然と家事や育児の時間が少なくなる。
◼︎男女の約半数が「男性が家事・育児を行うことは当然」としながら、仕事中心の生活のため両立が困難
総務省 (26469)

男性(6歳未満の子供を持つ夫)の1日当たりの家事・育児関連時間は、全国平均に比べると東京都はやや長いが、国際的に比較すると最も短い。
◼︎60代女性の約7割が社会・地域活動に参加あるいは参加意欲あり
東京都生活文化局 (26471)

東京都の女性の4割は社会活動・地域活動に参加。また、「参加したいが、できていない」とする女性も3割近くいるため、合計すると7割の女性が社会活動・地域活動への参加意欲があることが分かる。

社会活動・地域活動に「参加したいが、できていない」理由として、仕事、家事や育児・介護などが忙しいからと回答した女性が多くいる一方、4人に1人(26.9%)が「参加方法がわからない、きっかけがないから」と回答している。
◼︎柔軟な勤務制度を導入している企業の従業員は、仕事の満足度が高い傾向
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