2024年3月21日 更新

フランス流☆幼児と楽しむ子連れ移動手段!キックボードから3人乗り自転車まで

小さなお子様とのお出かけは本当に大変ですよね。今回は、フランスの最新情報と共に、バラエティ豊かなフランス流の子連れ移動手段について、フランスの現地からご紹介します!

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ここ数年、フランスでは子供と一緒に乗れる自転車が大きく進化しています。最初に街で見たときは驚きましたが、日々利用者が増え、どんどん定番化しています。

そんな最新情報を交えながら、フランスの子連れ移動手段について、現地在住の日本人ママがご紹介いたします♪

キックボードは玩具じゃない!?いまやフランスでは王道の移動手段になっています!

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フランスでは、12歳以下の子供だけでの外出は原則禁止なため、毎日の学校の送迎は親や祖父母(またはヌヌと呼ばれるベビーシッターさん)が行います。

徒歩、車、バス、メトロなど、さまざまな移動手段がありますが、トルチネット(キックボード)で通学する子供が圧倒的に多いです。トルチネットは歩道を走ることができるため、比較的安全で、スピードの調整や乗り降りも簡単というメリットがあります(電動トルチネットは車道を走ります)。

学校の前には自転車置き場ではなく、トルチネット置き場が設置されており、皆が乗ってきたトルチネットにチェーンの鍵を付けて停めています。一方、フランスでは自転車は車道を走らなければならないため、パリ近郊では子供が自分の自転車を移動手段として利用する機会はほとんどありません。

日本ではキックボードは玩具のように扱われていますが、フランスでは子供も大人も通勤通学に利用する王道の移動手段となっています。

最新!多様化する子連れ自転車☆

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日本では、子供1人の場合は大人用自転車の後ろにチャイルドシートを取り付けるのが一般的です。しかし、出生率が欧州トップのフランスでは、2人、3人子供がいる家庭が当たりまえ。

そこで数年前からセレブママを中心に人気なのが、大人用自転車の前に大きな籠がついた自転車です。この籠の中に幼稚園生から小学校低学年くらいなら3人くらい乗れてしまいます。

セレブママに人気の理由

この自転車がなぜセレブママに人気なのかというと、以下のような理由が挙げられます。

  • 幼稚園生から小学校低学年くらいなら3人くらい乗れる
  • 子供と荷物を一度に運べる
  • 毎日の送迎を考えると、3000ユーロ程度の価格はセレブにとっては安い
  • ※2024年2月時点で3000ユーロは約48万円

    庶民からすれば超高級自転車なのですが、子供と荷物を一度に運べるメリットと毎日の送迎を思えば、案外安いものなのかもしれませんね。

    また、ここ2、3年でフランスで人気急上昇しているのが、自転車の後ろに長い板とバーが付いた電動自転車です。

    こちらも、小学校高学年くらいの子供でも余裕で2人乗せられる上、カスタマイズ可能なので、子供の年齢に合わせて1席(あるいは2席)分のチャイルドシートを取り付けることもできます。

    こちらも高級自転車ですが、子供が大きくなるまで使用できますし、子供が乗らなくなった後でも荷物置きに変えられたりと、実用性の高い自転車です。

    まとめ

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    フランスではベビーカーを卒業したら、トルチネット(キックボード)や子供と乗れる自転車で移動するのが主流です。

    また、“Véligo”というお手頃価格で自転車を貸してくれる人気のお試しサービスもあります。

    子育て中の家庭は子供の成長に合わせて移動手段も都度見直していかなければならないので、こういったレンタルサービスや、長く使えるアイテムが日本でもどんどん普及すると嬉しいですね!

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    この記事のライター

    Momi Momi

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