2019年4月6日 更新

みんないつまで飲ませてる?ママと子供の特別な卒乳式

ママと赤ちゃんの特別な授乳の時間も、様々な事情でいつかは卒乳や断乳を迎えるときがやって来ます。今回はパターンに合った卒乳・断乳方法をお教えします。

授乳はママと赤ちゃんの特別な時間

最初の授乳は、ママも赤ちゃんも大苦戦。なかなか出ないおっぱいに、必死に口を開けて応えようとする赤ちゃん。吸い口が浅く、思わず「痛い」と叫んでしまうほどです。

ママも、おっぱいも、ボロボロになりながら一生懸命授乳した日々。上手に飲んでくれるようになるまで、何度も泣きました。出の悪いおっぱいに、母親失格だと泣いた夜。終わりの見えない授乳サイクルに、不安で押し潰されそうになった毎日。

けれども、おっぱいを飲む赤ちゃんと目が合うと、不思議とそんな苦痛や不安も吹き飛んでしまいます。それは、おっぱいを飲む赤ちゃんを見て、「可愛いな」と感じる瞬間に答えがあります。

ママが「可愛い」と思った瞬間、“幸福ホルモン”と呼ばれるオキトキシンが脳から分泌されるからです。このオキトキシンは、幸せな気分にさせてくれるだけではなく、脳や心が癒されストレスが緩和されます。他にも不安や恐怖心が減少し、互いにより強い絆を結んでくれる効果があります。なんとも神秘的な力です。

授乳はママと赤ちゃんとの絆を深めるための特別な時間と言えるのです。

おっぱいは何歳まで飲ませて良いの?

WHO(世界保健機関)では、最低でも生後6ヵ月までは望ましく、2歳までの母乳育児を推奨しています。厚生労働省には母乳育児に関する明確なガイドラインはないものの、日本では1歳前後を目安に皆さん卒乳を考える傾向にあります。

世界の卒乳の平均年齢は、4歳2ヵ月です。日本の1歳を考えると、日本の卒乳時期が早いことは一目瞭然です。産院や病院によって異なりますが、1歳までを目処に母乳育児を推奨しているところが多くあります。それ以降は、本人が飲みたいだけ飲ませても構わない。と言うのが答えです。

授乳中こそ歯のケアはしっかりと

母乳に含まれる糖は虫歯になりにくいとされていました。しかし、赤ちゃんの口腔内に虫歯の原因菌であるミュータンス菌がいれば、母乳の糖がエサとなり虫歯を進行させる可能性があります。前歯が4本生え揃う時期は、特に要注意です。

パッと見ただけでは、おっぱいの虫歯は見つけにくいです。おっぱいの虫歯には特徴があります。
爪先で前歯の裏を優しくカリカリとこすります。すると歯石のような物が取れます。それが虫歯で削れた歯なのです。

子供の歯は大人の歯よりも柔らかく、虫歯の進行がとても早いです。授乳中こそ、歯のケアはしっかりとしましょう。

サヨナラおっぱい。卒乳式

卒乳時期は誰もが悩むことです。本来であれば、赤ちゃんがおっぱいを自然と必要としなくなる時期がタイミングです。しかし、家庭の事情や仕事への復帰、次の子の妊娠など様々な理由があります。どういったタイミングで行うべきなのか、卒乳の方法を見ていきます。


離乳も完了した精神安定剤のおっぱい
離乳食も完了し、ご飯も水分も大人と同じものでも良い場合、赤ちゃんにとっておっぱいは精神安定剤になっている事が多くあります。何となく寂しいから、眠くて心細いから、ずっとママといたいから…このように、栄養面での役割を終えたおっぱいは、いつからか心の拠り所へと変わるのです。

その際には適度にスキンシップをはかり、赤ちゃんの心を充分に満たしてあげましょう。心が満たされた赤ちゃんは、自然とおっぱいへの興味が無くなっていきます。

おっぱいを隠す

まだまだ離乳が終わらない子や、なかなか離れない子には、おっぱい(乳首)を隠す方法が効果的です。乳首を絆創膏などで完全に見えなくなるように隠します。他にも、おっぱいにキャラクターの顔を描く方法もあります。

赤ちゃんもおっぱいが無いことを何度も確認しにくるので、その度に「もう、おっぱいバイバイだよ」と伝えてあげます。最初は受け入れられませんが、日に日に確認する回数も減り、確認する間隔も開いてきます。それを繰り返すうちに、おっぱいを忘れ、自然と卒乳することができます。
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この記事のライター

よっしぃ よっしぃ

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