年末も近づき、今年も大掃除の時期がやってきました。キッチンやお風呂場など、家中を念入りに大掃除しますが、忘れがちなのが「家電製品のお掃除」。今年は例年に比べ、ステイホームの影響で家電を使う機会が多くなったご家庭もいらっしゃるのではないでしょうか。
家電製品の掃除を怠ると、余計な電気代や故障の原因になることも。そこで今年は家電製品も、大掃除してみてはいかがでしょうか。今回は、延長保証サービスを提供するテックマークジャパン株式会社の家電スペシャリスト(総合家電エンジニア)が、家電の種類別に徹底お掃除術を伝授します!
【家電のプロ】総合家電エンジニア資格取得者/本多 宏行(ほんだ ひろゆき)氏
1972年生まれ 神奈川県出身 業務部 クレームチーム チーフ
大手自動車ディーラーでメカニックを経験した後、1999年にテックマークへ入社し延長保証サービスに伴なう修理精査を担当。自動車の修理精査から始め、2000年頃から家電やPC、ガス製品(ガス給湯器、ガスコンロなど)、住宅設備(電気温水器、換気扇、浴室乾燥機、温水洗浄便座など)に係る精査業務を行う。幅広い家電製品の専門知識が必要となる「総合家電エンジニア(正式資格名称:家電製品総合エンジニア)」資格を取得し、現在も活躍中。
大手自動車ディーラーでメカニックを経験した後、1999年にテックマークへ入社し延長保証サービスに伴なう修理精査を担当。自動車の修理精査から始め、2000年頃から家電やPC、ガス製品(ガス給湯器、ガスコンロなど)、住宅設備(電気温水器、換気扇、浴室乾燥機、温水洗浄便座など)に係る精査業務を行う。幅広い家電製品の専門知識が必要となる「総合家電エンジニア(正式資格名称:家電製品総合エンジニア)」資格を取得し、現在も活躍中。
【エアコン編】こまめなフィルター掃除に加えて室外機周りもお掃除を!
フィルターを自動で掃除する機能が搭載されているエアコンをお使いの場合、ほとんど掃除をしていない方も多いのではないかと思います。特にエアコンの使用頻度が増える夏と冬の時期は、2週間に一度を目安としてフィルターの掃除を念入りに行うことが重要です。消費電力の削減にも貢献できます。
フィルター自動掃除機能が搭載されたエアコンであっても、フル稼働する時期であれば2週間に1度を目安に掃除機でホコリを吸い取ったり、水洗い可能なタイプであれば水洗いをするなど、取扱説明書を熟読して正しくお手入れしましょう。
また、室内の空気に含まれる熱を奪った冷媒ガスは配管を通じて室外機に運ばれ外気を大量に吸い込みながら熱交換器で冷却されます。
室外機は周りから大量の外気を必要としますので、風通しの良い場所に設置されていますが、その周辺に自転車や花壇などの遮蔽物を置いてしまうと、正しく外気を吸い込むことができなくなり、余計な電力を必要としてしまうため、室外機の周辺の整理整頓やお掃除もこのタイミングでやっても良いかもしれません。
フィルター自動掃除機能が搭載されたエアコンであっても、フル稼働する時期であれば2週間に1度を目安に掃除機でホコリを吸い取ったり、水洗い可能なタイプであれば水洗いをするなど、取扱説明書を熟読して正しくお手入れしましょう。
また、室内の空気に含まれる熱を奪った冷媒ガスは配管を通じて室外機に運ばれ外気を大量に吸い込みながら熱交換器で冷却されます。
室外機は周りから大量の外気を必要としますので、風通しの良い場所に設置されていますが、その周辺に自転車や花壇などの遮蔽物を置いてしまうと、正しく外気を吸い込むことができなくなり、余計な電力を必要としてしまうため、室外機の周辺の整理整頓やお掃除もこのタイミングでやっても良いかもしれません。
【冷蔵庫編】汚れたらすぐに拭き取ることが鉄則!
外装や内装に限らず、汚れたらすぐに拭き取ることが鉄則です。特に、冷蔵庫内の汚れは冷気によって固まってしまうと厄介です。
食用の油汚れは合成樹脂部品(プラスチック部品)のヒビ割れを誘発し、オレンジやレモンなどの柑橘類の汚れは変色を誘発します。柔らかい布に水道水を含ませて、しっかり絞ってから拭き取ってあげましょう。水分が多すぎると汚れが一緒に残ってしまい錆などの原因となりますので、充分注意してください。
汚れが落ちにくい場合は中性の台所用洗剤を希釈して使います。仕上げに水拭きすることもお忘れなく。給水タンクは週1回、トレイや棚などの外せるものは3ヶ月に1回を目安としてお手入れすると良いでしょう。
また、年末の大掃除は冷蔵庫背面部のお手入れをしてあげましょう。コンセントや冷蔵庫の背面部は空気が対流してホコリも溜まりやすく、床や壁などが黒くなっていることも多いと思います。年末大掃除のタイミングで行いましょう。
食用の油汚れは合成樹脂部品(プラスチック部品)のヒビ割れを誘発し、オレンジやレモンなどの柑橘類の汚れは変色を誘発します。柔らかい布に水道水を含ませて、しっかり絞ってから拭き取ってあげましょう。水分が多すぎると汚れが一緒に残ってしまい錆などの原因となりますので、充分注意してください。
汚れが落ちにくい場合は中性の台所用洗剤を希釈して使います。仕上げに水拭きすることもお忘れなく。給水タンクは週1回、トレイや棚などの外せるものは3ヶ月に1回を目安としてお手入れすると良いでしょう。
また、年末の大掃除は冷蔵庫背面部のお手入れをしてあげましょう。コンセントや冷蔵庫の背面部は空気が対流してホコリも溜まりやすく、床や壁などが黒くなっていることも多いと思います。年末大掃除のタイミングで行いましょう。
【電子レンジ編】電子レンジの庫内のお掃除は「自動洗浄機能」がカギ
ガスと電気を問わず、電子レンジの庫内は汚れをしっかり清掃しておきましょう。食材のカスなどが付着していると電波が乱れて余分な電力を使う原因となります。また、食材カスは炭化して最終的に破裂するか発火するなど故障の原因になりますので充分注意してください。
柔らかい布で水拭きするか、汚れが落ちにくい場合は中性の台所用洗剤を希釈して使いましょう。付属しているグリル皿は使用の度に中性の台所用洗剤で洗うことが大事です。食材や調味料が付着しているとコーティング剤を傷つける原因となります。コーティング剤を傷つけないためにも研磨剤を含んだ洗剤や金属たわしなどは使わないでください。
流行りのスチームレンジには、庫内を蒸気で洗浄してくれる「自動洗浄機能」が備わっている機種が多いと思います。取扱説明書を熟読して正しく活用してみましょう。メーカーによっては、お手入れの時期が近づくとお知らせしてくれる機能がついた製品もあります。
柔らかい布で水拭きするか、汚れが落ちにくい場合は中性の台所用洗剤を希釈して使いましょう。付属しているグリル皿は使用の度に中性の台所用洗剤で洗うことが大事です。食材や調味料が付着しているとコーティング剤を傷つける原因となります。コーティング剤を傷つけないためにも研磨剤を含んだ洗剤や金属たわしなどは使わないでください。
流行りのスチームレンジには、庫内を蒸気で洗浄してくれる「自動洗浄機能」が備わっている機種が多いと思います。取扱説明書を熟読して正しく活用してみましょう。メーカーによっては、お手入れの時期が近づくとお知らせしてくれる機能がついた製品もあります。